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ホーム お役立ちコラム 【ZINEの作り方】表紙デザインや構成、製本方法選びのポイント

公開日:2017.06.08

【ZINEの作り方】表紙デザインや構成、
製本方法選びのポイント

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おしゃれな自作小冊子のZINEは、自分のこだわりや好きなものをたくさん詰め込むことができる、自由度の高い印刷物です。初心者でも気軽にチャレンジできる魅力があります。

そこで今回は、ZINEの作り方をご紹介します。表紙デザインや構成、製本方法選びのポイントに注目しながら、出来上がるまでの工程を確認しましょう。

ZINEとは

「ZINE(ジン)」とは手作りの小冊子のことで、「magazine(雑誌)」が語源とされます。

ZINEを作る上での決まりは一切ありません。アート作品をまとめた作品集、自分の好きな写真をまとめた写真集、自作イラストをまとめたイラスト本など、ZINEのアイデアは無限大です。

形式も特に決められていません。紙に穴をあけて糸でつづったり中綴じ冊子にしたりするなど、作り手は思い思いのスタイルで自分を表現することができます。

ZINEは1960年代にアメリカで生まれ、1990年代に西海岸で流行したといわれています。スケーターたちがお気に入りの写真やイラスト、詩などを書いたものをホチキスで留めて小冊子として配布したことで広まっていきました。

ZINEは日本でもブームとなり、有名アーティストが制作したZINEが書店に並び、通販などで購入できるようにもなっています。

【ZINE作りのポイント1】最初にコンセプトを決める

コンセプトを決める

制作作業に取り掛かる前に、自分がZINEでどのようなことを表現したいのか決めましょう。そして、写真集にするのであればお気に入りの写真をピックアップする、新聞風に記事をまとめるのであれば取材を進めるというように、コンセプトに合わせてZINEの素材を集めていきます。

【ZINE作りのポイント2】全体の構成を練る

コンセプトを決めたら、どのように内容を進めていくのかという全体の構成を1つ1つ考えていきましょう。

写真やイラストの作品集にするのか、自作の小説作品集にするのか、それとも誰かにインタビューした記事を掲載するのかなど、構成はコンセプトや掲載する内容によっても異なります。

他の人のZINEや市販の書籍、新聞などを参考にし、掲載内容が映えるような構成を考えましょう。

もちろん制作過程で変更することは自由ですが、最初にしっかりと構成を練ることで、楽に作業を進めることができます。

【ZINE作りのポイント3】表紙デザイン、装丁を考える

表紙デザインと用紙

目的に合わせた表紙デザイン

ZINE制作において、表紙デザインは大変重要です。表紙で中身を読むかどうか判断されることもあるため、インパクトのある表紙デザインを心掛けましょう。

また、表紙と本文の用紙を別にするか同じにするかによっても印象は変わってきます。例えば、きらびきのようにきらきらと光る特殊紙を表紙にすると目を引きやすくなります。しかし、表紙と本文を同じ用紙、例えば普通紙にしたから目を引きにくくなるかといえばそうではありません。用紙は普通のものであっても、インパクトのあるデザインであれば十分目を引くことはできます。デザインをあえてシンプルにし、本文を引き立たせる工夫も効果的です。

冊子のサイズ

例えば冊子のサイズを考える場合、A4サイズにするとサイズが大きい分写真やイラストが映えます。しかし、バッグに入らないからとせっかく作ったZINEを折り曲げられてしまう可能性も考えられます。手に取る人の持ち運びやすさを考えると大きすぎるかもしれません。

逆にA6サイズのように小さめにすると、持ち運びやすいという良さはあるものの、写真やイラストが小さくなってしまいます。また、1ページに入れられる文章も少なくなってしまうでしょう。しかし、1ページを丸々使って写真やイラストを掲載するなど、工夫次第で読みやすいZINEを作ることは十分可能です。

綴じ方

最も簡単な方法は自宅のプリンターで印刷し、ホチキスや糸などで綴じるという製本方法です。高級感や特別感を出したい場合は、印刷会社を利用して製本するのがおすすめです。

印刷会社を利用する場合、一般的には中綴じや無線綴じを利用することができます。中綴じは用紙の真ん中をホチキスで綴じる方法、無線綴じはホチキスではなく糊を使って綴じる方法です。中綴じはページ数が多い場合利用することができないため注意しましょう。

また、右からページをめくる右綴じにするのか、逆に左綴じにするのか、綴じる部分を長辺にするか短辺にするかといった選択もあります。印刷会社に依頼する場合は相談してみましょう。

おわりに

今回は、ZINEを作る際のポイントをご紹介しました。ZINEは冊子作り初心者の方でも簡単に作ることができ、しかも自分を最大限に表現することができるクリエイティブなツールです。ZINEに興味がある方は制作を考えてみてはいかがでしょうか。

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