ホーム お役立ちコラム プラスチックのメンバーズカードを印刷しよう!デザイン制作のコツ
公開日:2017.06.08
プラスチックのメンバーズカードを印刷しよう!
デザイン制作のコツ
IDカードやクレジットカードなど、ビジネスや日常生活のシーンで活用する機会が多いプラスチックカード。小売店や飲食店のメンバーズカードにもプラスチックが使用されていることを目にすることもあるでしょう。
企業や店舗のブランディングのためにプラスチックのメンバーズカードを制作するケースは珍しくありません。しかし、プラスチックのメンバーズカードを制作したくとも、デザイン制作のコツが分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、プラスチックのメンバーズカードにおけるデザイン制作のコツをご紹介します。
【1】カードの目的・用途・記載情報を整理する
デザインは見た目の美しさも重要ですが、カード制作の目的、カードの用途を無視したデザインであっては意味がありません。目的と用途に合ったデザインを心掛けましょう。
メンバーズカードのデザインを考える際には、まずメンバーズカードにどのような役割を持たせるかを考える必要があります。ポイントカードとしての機能をつけるのか、顧客管理のために作るのかなどを決めましょう。
メンバーズカードの役割を決定後、カードに記載する情報を整理します。カードに記載する情報は、例えば企業・店舗の情報、そして会員番号や住所氏名、顔写真やバーコード、有効期限などが挙げられます。
【2】テーマカラーを決めよう
カードの目的や用途、記載情報が決定した後は、カードのテーマカラーを決めましょう。
顧客の年齢層や性別、または今後訴求したい年齢層や性別が決まっている場合はテーマカラーも決めやすいはずです。例えば、顧客に20代の女性が多い場合は明るいピンクや水色に代表されるようなマカロンカラーを、顧客に50代の男性が多い場合はシックなイメージのあるモノトーンやブラウンをおすすめします。
もしコーポレートカラーがある場合は、コーポレートカラーをそのままテーマカラーにしても良いでしょう。コーポレートカラーと顧客のイメージにズレがあるのであれば、コーポレートカラーの使用を一部のみに限定してはいかがでしょうか。
【3】フォントを使い分ける
プラスチックカード印刷を利用できる印刷会社の多くは、使用できるフォントを限定しています。フォントは商用・フリー問わず無数に存在するため、ある程度限定しないと対応が難しいのです。企業名や店舗名に公式フォントがあるものの、そのフォントが印刷会社で使用が制限されているフォントだった場合は、画像データに変換して入稿すると良いでしょう。
「フォントなんてどれでも同じだろう」と考えている方もいるかと思いますが、フォントはカードのイメージや発行する企業・店舗のイメージを左右する重要な要素の1つです。例えば一般的なフォントには明朝体とゴシック体がありますが、線に筆で書いたような強弱がついている明朝体は、落ち着きがあり品格を感じさせます。一方ゴシック体は線の強弱がないため、明朝体に比べて親しみやすさを感じさせます。他にも、丸ゴシック体のように角が丸くなっているフォントであれば、柔らかくかわいらしい印象を与えることができます。
印刷会社で使用できるフォントの中から、作りたいメンバーズカードのイメージに合ったフォントを選択しましょう。
【4】装飾は控えめに
メンバーズカードは印刷できる範囲が小さいため、記載必須の情報を配置しただけで余白が埋まってしまうことも多々あります。しかし、カードの文字を並べただけのメンバーズカードはデザイン性が高いとはいえません。限られたスペースであっても、企業名・店舗名を目立たせ、記載情報を読みやすくできるよう適切な装飾を施しましょう。
装飾には、文字や写真を囲うフレームや、企業・店舗のイメージキャラクター、テクスチャやライン装飾が挙げられます。企業や店舗、ユーザーのイメージに合った装飾を心掛けると良いでしょう。
おわりに
企業・店舗、またサービスや製品のリピート率アップや長期利用のために重要な役割を果たすメンバーズカードは、耐久性と高級感に優れたプラスチックカードがおすすめです。
しかし、メンバーズカードの効果は素材だけでなくカードの役割や記載情報、デザインにも左右されます。プラスチックのメンバーズカードを制作するなら、カードの役割、記載情報、デザインという3つの要素すべてに気を配りましょう。
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