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ホーム お役立ちコラム 印刷物掲載用の人物写真をきれいに撮影!ポートレートの撮り方のコツ

公開日:2017.10.05

印刷物掲載用の人物写真をきれいに撮影!
ポートレートの撮り方のコツ

  • #デザインからお願いしたい

ポートレートの撮り方

企業や店舗が発行する冊子は、見やすい構成と目を引く美しい写真がポイントになります。印刷物に載せる写真を自分できちんと撮影できれば、冊子がきれいに仕上がるだけでなく、プロのカメラマンに依頼しないで済むためコストダウンにもつなげられるでしょう。

今回は、お店や会社の印刷物に掲載する人物の写真(ポートレート)をきれいに撮影する基本的なコツについて、ご紹介します。

印刷物用の撮影ならデジタルカメラを使おう

デジタルカメラ

現代ではスマートフォンなどのデジタル端末のカメラ機能が充実しており、気軽に撮影できますが、印刷物に使用する写真は、やはりデジタルカメラで撮影するのが理想的です。可能なら、一眼レフカメラを使うと良いでしょう。

スマートフォンには、一眼レフ風に撮影画像を加工できるアプリがあります。しかし、デジタルカメラとスマートフォンのカメラ機能は、内部のレンズやイメージセンサー、画像エンジンの性能レベルが異なるため、一眼レフの方が美しく撮れるのです。

なお、一眼レフで人物撮影を行うときのレンズは、50mm以上が適していると言われています。

背景&ピント&ホワイトバランスを調整する

背景&ピント&ホワイトバランス

被写体となる人物を最もはっきりと美しく見えるように撮ることが、ポートレート撮影には求められています。被写体以外のものも同時に見せたい場合を除いては、被写体にピントを合わせて背景はぼかしましょう。写真の中で何が「主役」なのかが、わかりやすくなるからです。背景をぼかして撮るには、レンズの「絞り」を開き気味に調整しておきます。

また、撮影場所の光源が、意外と盲点となってしまうことも。例えば、蛍光灯の光の下で撮るときは、実際に目で見た色や光の当たり具合と撮影画像とでは、印象が大きく異なることが多々あります。カメラに付いているホワイトバランスの調節機能を利用しましょう。

ホワイトバランスとは、白いものが白く写るように色の補正を行う機能です。ホワイトバランスはオートモードで調節することが多いですが、「蛍光灯」「電球」「晴天」「曇り」など、撮影者が選択できるモードもあります。できれば、自身でその場のシチュエーションにあったモードを選んで調整しておくと、写真の見栄えがベストになります。

ポートレートの構図は「3分の1の法則」を基本に

ポートレートを撮るときは、「3分の1の法則」に基づいて撮影することをおすすめします。写真スクールなどでポートレートの撮り方を学ぶときに、真っ先に教わるテクニックの1つです。

「3分の1の法則」とは、写真を撮るときのフレーム(画面の枠全体)を、縦横に3つの線を引き、均等に9分割して被写体などの位置決めをする方法です。例えば、人物の顔写真を撮る場合は、被写体の目・口・顔面の中央ラインが、縦横3本ずつの線のどこかに乗っていると、写真のバランスが良くなると言われています。写真を見る人の視線も、まずはその線の位置に向かうことが多いため、顔の中心が真っ先に目に入ることで見やすく感じるというわけです。

もちろん、全てのポートレートが「3分の1の法則」に即する、というわけではありませんが、フレームを頭の中で9分割にして考えながら被写体の位置を決めて撮影すると、センスの良い写真に仕上がる可能性が高まります。

おわりに

今回は、お店や会社の印刷物に用いるポートレート(人物写真)の撮り方のコツについて、基本的なポイントをご紹介しました。

自分で撮った写真が印刷物を美しく飾ればうれしいものですし、プロのカメラマンを依頼すればかかる撮影代が節約できます。まずはたくさん撮影して、撮る人と被写体の両方が撮影に慣れることから始めましょう。また、職場の中に写真に詳しい方がいれば、その方にアドバイスしてもらうのも良い方法です。

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