クラスの卒業文集印刷＆製本は
オンデマンド印刷がおすすめ！その理由は？

卒業シーズンが近づいています。卒業文集の制作担当者の方は、どのように卒業文集を作るか悩んでいることでしょう。卒業文集をきれいに印刷・製本するにはオンデマンド印刷の利用がおすすめです。

今回は、クラスの卒業文集の印刷と製本にオンデマンド印刷の利用をおすすめする理由や、卒業文集作成の手順をご紹介します。

オンデマンド印刷をおすすめする3つの理由

卒業文集の印刷と製本にオンデマンド印刷の利用をおすすめする理由は下記の通りです。

【1】オフセット印刷に比べて短納期で作成可能

オンデマンド印刷は、印刷の際に「版」を作る必要のない印刷方法です。オフセット印刷に用いられる版は、品質の安定した大量印刷を行うために必要なものです。スタンプのようなものだと考えると良いでしょう。

オンデマンド印刷は、家庭用のプリンターを想像するとわかりやすいと思います。スタンプ（版）を使用せずに、紙にインキを吹き付けて印刷します。このため、オフセット印刷よりも短納期での作成が可能なのです。

【2】1部単位の発注も可能

先ほどご紹介した通り、オンデマンド印刷は版不要の印刷方法です。直接印刷データから印刷するため、1部単位の発注が可能です。

また、1部ごとに内容の異なる印刷を行うこともできます。

【3】オフセット印刷に比べて印刷費用が安い

こちらも版が関わってきます。版を作らなくても良いオンデマンド印刷は製版代がかかりません。また、工数もオフセット印刷に比べて少ないことからオフセット印刷より安価です。

卒業文集を印刷＆製本する手順

卒業文集の印刷と製本にオンデマンド印刷の利用をおすすめする理由を確認したところで、次は卒業文集を印刷・製本する場合の一般的な手順をご紹介します。

【1】原稿を作る

マイクロソフトのワードやエクセル、専門のソフトなどで電子媒体の原稿を作りましょう。もしくは、手書きの原稿や写真、紙文書の切り貼りで紙媒体の原稿を作ります。

【2】製本方法を決める

卒業文集の代表的な製本方法としては、くるみ製本、中とじ製本、テープ製本の3つがあります。それぞれの特徴を簡単に確認しましょう。

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くるみ製本

・本の中身を糸で綴じ、厚めの表紙でくるむ方法

・表紙を工夫することで高級感が出る

・長期保存向き

・本文のページ数が多い場合も対応可能

中とじ製本

・用紙を二つ折りしてホチキスで止める方法

・ページ数の少ない文集向き

テープ製本

・テープを使って本の背を綴じる方法

・収納時にかさばらない

【3】​綴じ方向を決める

​基本的に、縦書きの場合は右綴じ、横書きの場合は左綴じになります。

【4】用紙を決める

​表紙、背表紙、本文用紙を決めましょう。第一印象は表紙で決まるため、特に表紙は重要です。また、表紙印刷をカラーにするかモノクロにするか、両面印刷（表2表3にも印刷）か片面印刷（表1表4印刷のみ）かも決めましょう。

卒業文集では、表紙は厚手の色上質紙やレザックがよく見られ、印刷はモノクロの片面印刷が一般的です。

【5】​仕上がりサイズを決める

卒業文集の一般的なサイズはB5サイズ（学習ノートのサイズ）ですが、必ずこのサイズと決まっているわけではありません。さまざまなサイズの中から自由に選びましょう。

【6】​その他の加工方法を決める

表紙の加工方法や、見返しや扉の紙の色を変えるかなど、細かい体裁を変更したいときは印刷会社に相談してみましょう。

おわりに

卒業文集を作成する際に一番のネックとなる点は印刷費用かもしれません。卒業文集であれば印刷部数が限られているため、オンデマンド印刷が向いています。また、修正を加えるたびに印刷・製本し、内容を確認するという利用法ができるのはオンデマンド印刷だけです。

オンデマンド印刷を最大限に活用し、素敵な卒業文集を作成しましょう。