
We are Kinko's ~顧客の「想い」を形にするデザイン力~

キンコーズだからできるクリエイティブ10年間の歩み
キンコーズのデザインや企画を担当する部門、クリエイティブデザインセンターが誕生して10年。
デジタル化の波やコロナ禍など、大きな変化の時代をどう乗り越えてきたのか?
その歩みや、今の役割について、キンコーズのクリエイティブを担う中心メンバーの皆さんにお話を伺いました!

韮沢さん

中村さん

松井さん

坂本さん


いろいろな働き方、それぞれのキンコーズ
韮沢:私はデザイン専任チーム設立メンバーの一人で、配属後、組織の名前は変わりながらも、ずっとクリエイティブを担当する組織にいます。以前は出版社でデザイナーや、母校の美大で非常勤講師をしていました。現在はクリエイティブデザインセンター(CDC)でアートディレクターをやっています。今年の4月でCDCと一緒にちょうど10年目になりました。
中村:私は産休を挟みながら入社12年目です。でも、韮沢さんのようにずっとデザインの仕事をしていたわけではなく、最初は法人営業として勤務していました。産休から復帰後にCDCに移り、今はデジタルコンテンツのディレクションや、バックオフィス的な仕事も担当しています。
松井:私は入社8年目です。店舗スタッフからスタートして、その後印刷データの処理を専門的に行うDTPセンターを経て、CDCに配属されました。前職ではヘルスケア系企業のインハウスデザイナーをやっていたので、その経験も生かしながら、いろいろな案件のデザインをしています。副業でイラストレーターの活動もしていて、二足のわらじをはいて活動しています。
坂本:私は7年目になります。最初の3年間はショーウィンドーの装飾や大型広告に携わる営業でした。その後、企画チームに移って、商業施設の装飾提案やディレクションを担当した後、2023年4月にCDCに加わりました。今は展示会のディレクションを中心に担当しています。
変化の時代を乗り越えて
韮沢:コピーサービスや印刷、製本などを主な仕事としていたキンコーズが、デザインの力で顧客の一助になりたいと、CDCの前身であるデザイン室を立ち上げたのが2015年。当時は東 京・虎ノ門の小さな部屋で、8人ほどが働いていました。それから半年ごとに人員が増え、気がつけば部屋がいっぱいになるほど部署が大きくなったことで、新しいオフィスへ移ることになりました。
松井:店舗に勤めている当時、デザイン室はどこか謎めいている存在でした。DTPセンターに異動してからは、だんだんと全容が見えてきて「なんだか、かっこいいな」とますます憧れるように。キンコーズでは異質の、精鋭ぞろいのクリエイティブ集団──。そんな印象がありました。

韮沢:オフィスでは、印刷しては机に広げ、ああでもない、こうでもないと皆で議論する。全員が一つの目標に向かって邁進し、優れたデザインをつくり出してきました。ところが、コロナ禍を機に、状況がガラッと変わりました。ソーシャルディスタンスの確保などの理由から、デザインセンターではリモートワークに切り替えることに。
最初は不安もありましたが、会社のサポートにより自宅でも問題無く作業ができ、もともと連携がしっかり取れたチームだったので、コミュニケーションの部分でもスムーズに適応できました。今ではこれが当たり前の働き方になっていますが、振り返るとやっぱり大変な時期でしたね。
中村:私がCDCに配属されたのは、まさにコロナ禍の真っ最中。紙媒体がどんどんなくなり、それに合わせてデジタルコンテンツが台頭していったのが印象的でした。でも、もともとパワーポイントのデザインや動画制作にも取り組んでいたおかげで、スムーズにシフトできたと思います。印刷を行っているキンコーズではありながら、今ではデザイン売上の約3分の1がデジタルデータでの納品になっています。純粋に、デザインを評価いただけているというのは嬉しいですね。
坂本:私の担当している展示会やディスプレイ装飾の現場でも、デジタルコンテンツをどう活用するかが重要なポイントになっています。最新のLEDビジョンを使ったり、新しい映像表現ができたりするよう、パートナー企業と連携しながら試行錯誤しているところです。
松井:AI(人工知能)の進化もすごいですよね。業務の効率化が進むのは良いことですが、すべてをAIに任せるわけにはいきません。どうやってうまく活用していくかが、今後の課題ですね。実際に、使い方についてチームでディスカッションを行ったりもしています。
デザインの本質を大切に

韮沢:CDCの強みは、幅広い対応力ですね。お客さんの幅が広いことから、一つに特化したデザインを行うのではなく、パンフレットや店舗装飾、ロゴ、動画制作など、幅広く対応できること。そして、いろいろな業者をまたがずにデザインから印刷、そして時には施工までをワンストップで提供できることだと思います。
坂本:お客様からも「デザインとブースの制作を別々に発注しなくていいから楽だし、情報共有もスムーズだ」という声をよくいただきます。さらに「キンコーズのデザインはクオリティが高い!」と言われることも多いですね。お客様の希望をしっかり聞いて、それをカタチにする。そこが私たちの強みだと思います。
中村:WordやPowerPointのデザインも得意としているのも、CDCならでは。キャラクター、季節の装飾、挿絵、図表イラストなど、幅広いデザインを手掛けています。特に「Office」ソフトに対応できるデザイン会社って意外と少ないんです。
通常、デザイン会社は広報部やマーケティング部とのやりとりが多いと思いますが、キンコーズでは総務部や経営企画部などからも依頼を受けることがよくあります。「実務向けの資料を、視覚的に分かりやすく伝わる資料にしたい!」というニーズに応えられるのが私たちの強みですね。
韮沢:気がつけば10年。創設からメンバーが順調に増え、組織の成長に伴って、それだけ大事な役割を担っていると感じます。印刷に付随しない、デザイン単独のご依頼が増えていることも、一つの組織として大きな力をつけてきたと思います!
中村:そうですね。昔は少人数だったデザイン室が、今では30人近い組織に成長しました。分業して効率を上げる部分と、協力して相乗効果を生む部分をバランスよく組み合わせて、より良い組織にしていけたらと思います。
松井:そのためには、一人ひとりのデザイナーのスキルアップも大事ですよね。いろいろな引き出しを増やして、多様な依頼に対応できるようになれば、組織としての力ももっと強くなるはず。

坂本:コロナをきっかけにデザインの幅が広がったように、私もコーディネーターとしてもっとできることがあるはず。時代が進んでも、社内のクリエイティブチームや印刷チームが一緒になって良いものを作ってくれることを武器に、お客様としっかり対話していく姿勢を大事にしていきたいです。
韮沢:デザインは、キンコーズのサービスすべてに関われる力を持っています。
これからもお客様の「こうしたい!」を、さらにひと工夫して、満足のさらにもう一歩先を形にしていきたいですね。10年はあっという間でしたが、CDCはこれからも時代やお客様のニーズをしっかりと汲み取り、キンコーズの誇れるサービスの一つとして進化していきます!

※記載されている内容は、2025年4月時点の情報です。ご覧いただいた時点で、情報が変更されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。
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