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SPC(Secured Production Center)は 生産拠点の名称
川野:法人営業担当の仕事もいろいろありますが、私が担当するお客様は年間通して、催事のディスプレイやイベントの装飾といった、大型パネルの製作などの案件を多く担当させていただいています。印刷の仕事でも、お客様の希望に合わせて一から作り上げることはありますが、サインやディスプレイの場合は、素材など仕様の指定がある場合の方が少なく、お客様のご要望をヒアリングして、素材、形状をご提案していきます。お客様の予算の中で、どういった仕様や加工が良いか、施工にかかる日数、必要な職人の人数など、印刷とはまた違う部分の調整が必要なので、まずはしっかりとお客様へヒアリングをして、施工管理チームや東京SPC*のS&D(サイン&ディスプレイ)チームへ相談します。
鈴木:決まったものを作るというより、お客様のあんなことやこんなことをやりたい、という要望にいかに近づけられるかが求められます。仕様や素材などの知識も持ち合わせていないといけないので、経験などは重要になってきますね。例えば、イベントなどのように数日間から1ヶ月など短期間設置する装飾もあれば、半永久的に常設される装飾もある。そういった場合は、作業の緻密さや耐久性などが大きく変わってきます。案件ごとに、お客様が何を一番に優先されるのかをきちんと理解した提案が求められますね。
川野:難しい案件が発生した場合はすぐに鈴木さんのところへ相談に行くことが多いですね。(笑) そこである程度の仕様などを決めて、実際に製作や納期が可能かどうかをSPCへ相談し、お客様へご提案するという流れですね。それぞれの部署の方がプロの立場からベストなものを提案してくれるのでとても助かっています。
陣駒:SPCは、毎日いろいろな案件に対応しているため、素材に関する知識やお客様の要望を形にする経験も豊富です。お客様から指定のあったものより、より良い仕様で安価にできるもの、納期も早くできるものなどがあれば積極的にご提案するように心がけています。これは、さまざまなものに対応しているキンコーズのノウハウであり、強みでもあると思っています。
川野:例えばイベントのお仕事だと、ブースの設営や装飾といった大型のものから、キンコーズが得意とするパンフレットやチケット、カードといった小型の印刷物まで、キンコーズでは全て対応可能です。一度ご発注いただくだけで、それらをワンストップで納品することができるため、担当者様の手間も省け業務もスムーズになるはずです。さらにクオリティといった面にもこだわっていますので、必ず納得していただけるものができると自信を持っています。
*東京SPC(Secured Production Center)は、キンコーズの生産拠点の名称。
顧客のご要望を叶えるため、個々の 専門分野での知恵と経験で最適解を探すという。
現場においては、顧客が優先していることを 見出す力が必要。
色の再現性への挑戦が、顧客の想いを通じ 街に彩りを与えていく。
陣駒:SPCが担当する案件は、アパレルや代理店といったクオリティに関して高度なものを要求されることが多いのも特徴の一つです。キンコーズとして実績がない場合は事前にサンプルを作ってみることもありますし、アパレルなどの色の再現がシビアのものは、実際の洋服を見ながら調整することもあります。作る側も良いものを作りたいという想いがあるので、あとは納期との戦い等になってきますね。
川野:お客様のこだわりは、それだけ自分たちの想いが詰まっているということだと思うんです。だからこそ、ご要望を叶えるための努力は惜しまずにいたいと思っています。妥協という形で安易に終わらせるのは簡単なことですが、そうではなく、お客様にとってどうすることがベストなのか、ということをしっかりと汲み取っていくことでお客様との信頼関係も強固なものになってくると思っています。
鈴木:川野さんのように熱い想いがあると、お客様の想いが私たちにもきちんと伝わってきますので、こちらもなんとかしないといけないなという思いになります。(笑)
川野:以前お客様に「価格が安かったので他社へ発注した案件が後でトラブルになってしまった。今後は金額ではなく品質と対応力のあるキンコーズにお願いしたい」と言っていただいたことは忘れられないですね。信頼される会社になれたこと、一番に頼っていただける会社になれたことが、本当にうれしかったし、無理な要望にも対応してくれる製造の皆さんのおかげだと思いました。
陣駒:お客様の要望を叶えるために、キンコーズもデジタル部門などいろいろなサービスにチャレンジしていると思います。私たちも、もっとたくさんの経験を重ね、こんなものを作りたいという想いを形にできるよう、SPCの知識とキャパシティを増やし仕事の幅を広げていくのが目標です。そして、私たちが作ったサインやディスプレイで街に彩りを与えられたらいいなと思っています。
鈴木:仕上がりに対するクオリティ、都心部に24時間体制の大きな工場があるというスピード感とフットワークの良さなど、他社にはない強みがキンコーズにはたくさんあります。それらを生かし、施工という部分でしっかりとキンコーズクオリティを維持しながらお客様に満足していただけるよう、これからも営業とSPCと連携していきたいと思います。
川野:キンコーズとしてお客様の希望を叶えるためには、社内の連携が必要不可欠です。だからこそ、お客様の想いだけでなく、みんなで作り上げたものがどのように活用されているか、お客様がどのように喜ばれ、感謝されていたかなどを携わってくれたスタッフにはできる限り伝えていきたいと思っています。それが、強いチームワークを築き、みんなのやりがいに繋がっていけばいいなと思っています。
※記載されている内容は、2020年11月時点の情報です。ご覧いただいた時点で、情報が変更されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。
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