We are Kinko's ~ショッピングモールを彩る~

“印刷以前”のニーズをくみ取り、形にするお手伝い。

「制作・印刷・広報・宣伝までの一切を、キンコーズへ一括発注したい」
そんなクライアントが増えているのは、ショッピングモールのバックヤードで、
販促支援サービスを丁寧に行って築いてきた、長年の信頼関係の成果。
空間演出まで手掛ける、営業グループの業務とは?

安田さん
(ラウンダー担当)
板橋さん
(営業担当)

さまざまな形でクライアントへ寄り添う

安田:MS*推進チームのメイン顧客は、全国に展開する大型ショッピングモール。私たちはその内約170店舗のバックヤードでMSを運営しています。MSとは、各テナントの方々がパソコンや複合機、ラミネート機などを使って店内用の掲示物を作ったり、ポスターやチラシをコピーしたりできる、キンコーズの店舗と同じようなスペース。基本的には無人ですが、週に数回はサポートスタッフがお手伝いをする店舗もありますし、電話やオンラインでのサポートは常時行い、クリスマスやバレンタインなど季節のフリー素材も提供しています。

テナント各社には基本的には本部からポスターやチラシが支給されていますが、急遽足りなくなったり、店舗独自のメニューやPOPを作りたいこともありますよね。そんな時に、低価格で利用できるMSがお役に立ちます。他にも、アルバイトスタッフのシフト表の作成やマニュアルの印刷など、さまざまな形でご利用いただいています。

私はラウンダーと呼ばれる役割で、各店舗を巡回して設備の管理やメンテナンスをしたり、毎月開催されるテナントの店長会に参加してMSの活用例などを説明するなど、さまざまな利用促進活動を行っています。
*MS:略語名称

横浜ワールドポーターズ様(神奈川県・クリスマス演出)

板橋:私は東日本エリアのショッピングモールを担当する営業職で、モール全体への集客を広告戦略の面から企画・提案しています。最近の事例では、埼玉県で大規模モールの新規オープンがあった際に、オープニング戦略のすべてを任せていただけました。まずは、地域の方々に親しみを感じていただけるように、地域の名物を取り入れたキー・ビジュアルを製作。この基本デザインを、エントランス装飾やサイネージのビジュアル、ホームページのバナーデザインなどへ展開して印象付けをしていくことを提案。社内のデザイナーとともに取り組み、大きな評価を得ることができました。おかげさまで信頼をいただき、その後もクリスマスやバレンタイン、スプリングやサマーなどのキャンペーンも継続してお任せいただいています。

店舗を訪問すると、たくさんのお客様がメインビジュアルの前で楽しそうに写真を撮っていたりします。自分が頑張った仕事が誰かの思い出の一部となっていく様子を見ると、とても嬉しく、充実した気持ちを味わえます。

安田:板橋さんが担当する営業業務と、私が担当するMSとでは、モール様へのサポート範囲が異なります。しかしラウンダーは日常的に全国のモールを訪問しているので、さまざまな情報収集ができる。そこで、板橋さんが訪問できない店舗のイベントスペースを写真や動画に撮ったり、壁面の計測をしたり、競合となる近隣の店舗の様子を伝えたりしています。キンコーズがまだ店内装飾などを契約できていない店舗へは、私たちがパンフレットなどをお渡しして営業活動の一端を担うこともあります。

印刷以前の潜在ニーズをヒアリングし、具体的な形に。

板橋:私の担当は東日本全域なので、頻繁に訪問はできません。ですからラウンダーからの情報によって知識が広がり、新しいアイデアを得ることも多いです。私たちが主に提案するのはモール全体の空間演出ですが、イベントの企画やゲストのキャスティングまで任される店舗もあるので、日々最新情報をキャッチするよう心がけています。

安田:MSはもともと、グループ企業のコニカミノルタ・ジャパンが長年運営していたコピールームが発祥です。そこへキンコーズのノウハウが加わったことでMSの業務領域が広がり、やがてモール全体の空間演出や広告戦略もご依頼いただけるようになりました。今では大規模な広告代理店のような役割を果たしていますが、そのベースはやはり、MSのラウンダーが地道に築く信頼関係にあるんです。

板橋:広告宣伝に関わることなら網羅的に手掛け、自分がすべての窓口になっているので、今では自分が何屋だが分からないくらい(笑)。だからスケジュール管理も大変です。デザイナーだけでなく、制作部門や印刷関連、設置工事をする業者さんや搬入する店舗側のスケジュールなど、さまざまな工程を逆算して期日に合わせなくてはいけません。

昨年は複数の広告制作会社が参加するコンペに勝ち、関東の大規模ショッピングエリアのクリスマス装飾を受注。数千万円規模の売り上げとなりました。外部エリア全体のイルミネーション、館内装飾、テナント用のPOPツール、交通広告、さらにドローンを使って宣伝用の動画撮影も行いました。

安田:世間的には、キンコーズは印刷をする会社、という印象がありますよね。しかし、実は印刷以前の潜在ニーズを丁寧にヒアリングし、企画して形にしてあげる部分から担っているんです。

モノだけではなくコトを売る、クリエイティブな仕事。

板橋:この仕事の面白さは、モノだけではなくコトを売る、という点ですね。コトを売るためには店舗を訪れるお客様目線で物事を考え、その意識を持ってクライアントと話をすることが大事。そしてクライアント側の悩みや課題を引き出し、課題を解決するためのご提案をしていくのです。

安田:ラウンダーとしてモールを訪問した際には、ボードに貼り出されている『お客様の声』に目を通します。その中にキンコーズのサービスで解決できることがないかを探し、提案するようにしています。

コロナ禍では、MSに飛沫防止のアクリルや抗ウイルスシートなどを設置しました。これがMSの安全対策になったと同時に、キンコーズの抗ウィルス製品の展示にもなり、一石二鳥の効果を得ることができました。

先日は、福島県のあるテナントの方に「違う方法でもPOPの印刷ができますよ」とお教えしたら喜ばれ、すぐに全国のスタッフに共有されたと聞き、嬉しかったです。今後も「MSに相談すれば、作りたいものを形にできる」と思っていただけるよう、各種サービスの紹介をしていきたいです。

板橋:私も、クライアントに悩みや課題が発生したときには、まず「キンコーズに相談しよう」と思っていただきたいですね。欲を言えば「キンコーズの板橋さん」を思い出していただけるように、頑張りたいです(笑)。

イオンタウンふじみ野様(埼玉県・OPEN装飾)
イオンモール水戸内原様(茨城県・ウィンター装飾)

バックヤードでの丁寧なサポートも、大規模な広告戦略やイベント企画も、
あらゆる形でクライアントに集客効果をもたらすための、プロの仕事。
全国のショッピングモールの成功事例を知るプロフェッショナルとして、
これからも期待にお応えし、お客様の良きパートナーになれるよう
提案をしていきます。


※記載されている内容は、2022年2月時点の情報です。ご覧いただいた時点で、情報が変更されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。