We are kinko's
~ツクル・ワークを舞台にしたイベント支援~

作家の思いに寄り添うキンコーズのサポートのカタチ

「これまで多くのクリエイターたちをサポートしてきた『ツクル・ワーク』。
創作活動だけでなく、グッズへの展開、販売まで、
新たなクリエイターの発掘の場となり、作家のさまざまな思いを叶えてきました。
その背景には、それぞれの得意性を生かしサポートするスタッフの頑張りがありました。」

 
森本さん
(ツクル・ワーク 店長)

安部さん
(EC推進チーム チーム長)

 

ツクル・ワークとECサイトの新たなチャレンジ

森本:ツクル・ワークは今から3年ほど前、印刷が中心だったキンコーズのサービスに、もっと違った側面からビジネスとプライベートに関われないか、という思いから立ち上がった新しいブランドです。ワーク(ビジネス向け)、ラボ(クリエイター向け)、ホビー(趣味・創作活動向け)の3つをコンセプトに始動。まずはワークに着目してコワーキングスペースの運営からスタートしました。このツクル・ワークがある新宿センタービル店の周りにはデザイン系の学校も多く、学生やクリエイターも利用しています。お客様のお話を聞いていると、コロナ禍で創作活動の発表の場を失っていると感じました。それならばワークスペースの一角を展示場所として貸し出してみよう、今後展開予定であるラボやホビーといったツクルのコンセプトにも合致するなと思いました。実際に、展示会を通してどういったものが求められているか知ることができる良い機会でした。

安部:私は、EC推進チームに所属していて、ECの強化を図っています。現在、Kinko’s Giftという楽天ショップを運営しているのですが、それまではお客様がこういうのを作れますか?と課題を持ち込んでくださっていたものを、キンコーズ側から「こんなものも作れるよ」とプロダクトに近い形で提案し、それをギフト商品として展開するサービスです。そこへ森本さんから「クリエイターの展示会のグッズを作って、それをECでも展開したいので協力して欲しい」と連絡いただいたのが最初でした。

森本:単なる作品の展示だけでは面白くないなと思ったんです。美術館などで作家の作品をグッズ販売しているのを見て、こういったことがキンコーズ商材でできないかなと考えていた時、Kinko’s Giftの商材ならハマると感じました。
作家さんと話をしていると、自分でグッズを制作しているものの結構費用がかかってしまう、という問題を抱えていました。だったらキンコーズは1個からグッズが作れるので、費用負担なく制作活動にも専念できる。さらに販売から流通までサポートできるかも、と思いました。

安部:森本さんからお話をもらった時は、わりとすんなりいいですよ!と返事してましたね。作家さんによっては全国にファンがいる方もいらっしゃる。コロナ禍で展示会には来れなくてもSNSで情報発信をして、ECでグッズを販売すればうまくいくかも、と素直におもしろそうだなと感じました。

作品に込められた、たくさんの思いを大切にしたい

森本:最初に作ったのは、色彩が豊かできれいなイラスト作品を作られる作家さんだったので、透き通るような商材がいいと思いアクリルをおすすめしました。また新商材でもあるレイヤー箔やコロナ禍で需要が高まっているマスクケースなども提案しました。グッズ制作は、どういったものを作りたいか作家さんにヒアリングして、こちらから提案する場合もあれば、事前に商材を見せて作家さんにイメージを膨らませてもらう場合もあります。ファンの方が求めているものなどを聞いて、何を作るか一緒に決めています。

安部:森本さんが、作家さんにしっかり寄り添ってくださるので、私はどうやって販売の波を作るかなどを、日頃から大事にしているマーケティング視点で意見交換しました。例えばこういったケースは、スタートから2日間くらいが活発に動きます。途中で第2弾として絵柄を変えたものを販売したり、有名な作品共有・販売サイトで作品を発表している方だったので、ファンの方のいいね数をチェックして、多いものを第2弾の絵柄としてセレクトさせてもらったり。EC担当者として、森本さんとは違った視点からのサポートを心がけました。

森本:キンコーズのアイテムの豊富さもそうですが、安部さんがいろいろなところから情報を集めてウェブサイトを作り込んでくれます。作家さんは自分の作品がグッズになり、それがウェブで販売されるのを見て、「ここまでやってくれるんですね!」とすごく感動してくれます。

安部:Kinko’s Giftで大切にしているのは買ってくださった方はもちろん、その先の贈られた方も喜んでくれるまでが一つのサイクルだということ。特に、こうした作家さんの作品は、ファンの方が買ってくださることも多く、その人たちの印象を崩さないように、というのは気をつけています。グッズ制作には物理的な制約がどうしても出てしまいますけど、作品には背景や細かなオブジェクト、全体の余白も含めて一つの作品としてのこだわりがあるだろうと思っていますので、そういったところにはできるだけ手を加えずに商品に落とし込めるように気を使っていますね。

森本:私は日頃より、作家さんのプランや思いなどをできるだけ組み込み、どうしたらスムーズに形にできるか、そして、作家さんが思っている以上のものを提供できないか、というのを大切にしています。やっぱり作家さんの想像を超える、驚きと感動を与えたいので、悩んだ時は安部さんに相談しています(笑)。安部さんは商材の知見も豊富で、他社にない新しいものなども提案してくれるので、本当に感謝しています。

キンコーズの仲間とパートナーになり新たなキンコーズファンを生み出す

森本:ツクル・ワークでの展示会は、いろいろなところでも取り上げていただき、個人の作家さんだけでなく、昨年は音楽レーベルとのコラボ企画の展示会も開催しました。今後も体験型の企画展や新たなコラボ企画も立ち上がる予定です。他にも作家のインタビュー動画のYouTube配信など新たなチャレンジも行っています。これまでのお客様の作りたいという思いを形にする、というサービスや対応力にキンコーズファンの方はついてきてくださっていると思うので、そこは大切にしながら、新たなエッセンスをプラスしたサービスにチャレンジしていきたいと思っています。

安部:今回の企画はEC推進チームとツクル・ワークがパートナーになり実現しました。これをきっかけに他部署や店舗からお問い合わせや相談もくるようになりました。実際にキンコーズのサービスにECがプラスされることで、さらにパワーアップできることも増える思います。今後、社内のさまざまな部門とオンラインを掛け合わせて、新たなサービスを展開していきたい。それが実現できれば、叶えられる思いもどんどん広がっていくはずです。そこには何がベストなのか、これからも模索しながら頑張っていこうと思います。


 

「お客様の思いを叶える」この言葉を実現するためには、
社員一人ひとりが真剣に向き合い、考え、形にするという
プロセスが必要です。 お客様に寄り添い、想像を超える驚きと
感動を与えたい、そうした熱い思いが新たなキンコーズの
サービスを作り出しています。


※記載されている内容は、2022年2月時点の情報です。ご覧いただいた時点で、情報が変更されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。

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