
We are Kinko's ~渋谷サクラステージ店が担う、キンコーズの新たな一歩~

「多種多様」が入り混じる街で。キンコーズがめざす新たな役割
新たな文化を生み出す街・渋谷に「新しいキンコーズ」ができました。
「新しいキンコーズ」とは?店長をはじめ、オープンに関わったメンバーに話を聞くと、その全体像が見えてきます。
JR渋谷駅直通、商業施設” Shibuya Sakura Stage”にオープンした、キンコーズの新たな役割を聞きました。

渋谷サクラステージ店 店長

ソリューションパートナー推進チーム

BtoBマーケティングチーム

ITサービスグループ



7年ぶりの新店 様々な部署のメンバーが作り出す場所
小林一行(以下、一行):以前は東京・新宿地域の店舗に勤務していました。昨年10月に渋谷店に席を移し、12月からこちらの渋谷サクラステージ店で店長を務めています。
武田:パソコン機材やネットワーク関連など、店のインフラを整備する仕事を担当して約4年。キンコーズ歴としては、20年ほどになりました。
小林泉(以下、小林):私は2019年に新卒で入社しました。現在はウェブページの作成やメルマガの配信など、店舗のお客様向けのマーケティング全般を担当しています。
阿部:今年で勤続11年目を迎えました。長年勤めていていた当社の印刷工場・SPC(セキュアードプロダクションセンター)を離れて今年度、生産管理部・チームソリューションパートナー推進チームに配属。店舗運営のための備品を調達するなどの仕事に携わっています。
一行:渋谷サクラステージ店は、弊社としては実に約7年ぶりの新店です。出店の背景にあるのは、絶え間なく変化を遂げている渋谷という都市が持つ可能性。数々の複合施設やオフィスビルなどが建ち、新たな企業や人々が流入するこの街で、新しくオープンした渋谷サクラステージは、従来とはまた違った新しいキンコーズの姿を、お見せできる場所として生まれました。今回、様々な部署のメンバーが知恵を出し合い、魅力的な店舗に仕上がったと感じています。
ガラッと変わった新しいイメージは、お客様との関係を変える新たな一歩
阿部:今回の新店では、多種多様な人々が交差する街に合わせ、内装も従来の事務的な店舗とガラッと変わっています。ライトやソファなどには随所に弊社のコンセプトカラーの青を取り入れ、また、植物を多く配置するなど、まるでカフェのような落ち着いた空間づくりを心がけました。
一行:サービスのエリアが固定される従来店舗と違い、イベントやワークショップが開けるよう可動式の区切りを採用しているのも特徴の一つで、こうした工夫も店舗では初の試みです。オープン記念には、人気アニメとのコラボキャンペーンも開催し、店舗全体がアニメ一色に染まっていました。大勢のお客様にご来店いただき、新たな顧客層に知ってもらう機会となりました。
武田:見た目やデザインに徹底してこだわるからこそ、無骨な機材などを表に出さず、どううまくまとめ上げるか──。いつもと違うインフラ整備は正直、骨が折れました(笑)。
通常の店舗なら壁面のところがこの店の場合、ガラス張りです。できるだけ床下にもっていく、机の下に隠すなど、配線をお客さまに見えないよう配置するのはなかなかの一苦労でした。「まるでキンコーズらしくない」。来店する方々に、いい意味でそう思ってもらえるように尽力したつもりです。
一行:初めてといえば、店舗設備も新しいものばかりです。初導入の大判のUVプリンターは、通常のCMYKインク(シアン、マゼンタ、イエロー、キープレート)に加えて、レッドとオレンジインクが入ったことで、今までのポスター印刷にはない高発色なプリントが可能になっています。
ポスターに限らず、様々な素材への印刷が可能で、夜間に鮮やかに光る電飾フィルムや、アクリル看板や窓ガラスに貼ることができる透明シール、シート状のキャンバス素材に印刷して再剥離(はくり)も可能なキャンバスシール、見る角度によって変化する美しいホログラム仕様のポスターがつくれるなど、幅広い対応ができるので、既に好評頂いています!
小林:こういった高品質なサービスは通常、大型工場にて制作を行っているため、お渡しまでしばらくのお時間をいただいています。ですが、当店ならその日のうちに完成品を受け取ることができる。これはお客様との関係性を変える大きな一歩だと思います!
たとえば、こだわりをお持ちのお客様がお店にご来店いただいて、その場で出力した印刷の出来をソファに座ってああでもない、こうでもないと議論し、場合によっては店舗スタッフに相談し、その場で修正して「これをあと10枚お願いします」と注文する、そんなシーンが見えてきますね。
いままでのようにカウンターで相対して事務的なやり取りに終始するのではなく、このように「クリエイティブのための第二の事務所」として、交流の場として使っていただければうれしいです。居心地のいい空間をめざしたのは、そうした狙いもあります。





印刷を通した、新たな価値の創造を
武田:これまでキンコーズの店舗に来店するのは、いわゆる企業の方々がやはり多くて、もっと一般の消費者にも気軽に使ってほしい、そんな思いから、スマートフォンから直接データを複合機に送り、印刷できる仕組みも取り入れました。
スマホで撮影したデータをデジタル保管するでは無く、あえてプリントするトレンドがありますが、これなら面倒な手続きを飛ばして気軽に利用できる。スムーズに起動させる方法を確立するのは手間でしたが、実現すればデジタルに対して親密度が高い若い方々もキンコーズをより身近に感じてくれるはず。そんな思いで頑張りました。ぜひ利用いただいて、お手軽さを実感してもらいたいですね。
一行:いろいろな層のお客様で言うと、お絵描きしたイラストをその場でTシャツやトートバッグに印刷する、子ども向けのワークショップも店内で開きました。渋谷サクラステージ店の上階には保育所があり、そこに通う親子の皆さんがたくさん来てくださいました!こうしたイベントを接点に、いろいろな層の方に、来るたびに新しいことが発見できるような企画を今後も行っていきたいです。
店舗の前は広場になっていて、イベントスペースとしても利用できるため、他企業のイベントに参加することもあります。実際、春に開催されるパン祭りのイベントには、キンコーズからも印刷技術を生かして、協力することになりました。キンコーズが商業施設に入るのも、イベントスペースの目の前なのも初めてのことで、新たな挑戦の場にもしていきたいです。
小林:「キンコーズに勤めている」と言うと、多くの方々が「ああ、あの印刷の」と反応がある、そうした認知が高い企業ですが、このサクラステージ店に足を踏み入れると、ただ印刷をして渡すだけではない、印刷を通して新たな価値を生み出せる場所になったと感じています。
阿部:文化の発信地である渋谷は、年齢や国籍も多様な人たちがやってくる場所。そんな人たちがビジネスはもちろんのこと、さまざまな目的で訪れて、表現方法見つけていける店舗になってほしいですね。
一行:新たに誕生した渋谷サクラステージ店は、キンコーズの”新しい”が詰まった、訪れる人が発見に出会える場所です。これまでの経験値を生かしながらも、新しいキンコーズの挑戦にお客様も楽しんで頂きたいです。

今回はキンコーズの新店、「キンコーズ・渋谷サクラステージ店」のオープンに携わった4名の方にインタビューさせていただきました。
それぞれの部署がアイデアを出し合い、より居心地のいい空間、便利な機材、楽しめるイベントが用意されていました。
新しいキンコーズが、街に合わせて、人に合わせて多様に変化をしてく様が、これからも楽しみですね。
※記載されている内容は、2025年3月時点の情報です。ご覧いただいた時点で、情報が変更されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。
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