ホーム お役立ちコラム 【テンプレートあり】心をつかむ!サンキューレターの書き方と成功の秘訣
公開日:2025.09.08
商品やサービスを購入してくださった顧客へ感謝を伝える方法として注目されているのが「サンキューレター」です。単なるお礼状にとどまらず、顧客との信頼関係を深め、リピート購入やファン化につなげる重要なコミュニケーション手段のひとつです。
メールやSNSが主流となった今だからこそ、一通の手紙やカードが持つ温もりや特別感は強い印象を残し、顧客の心を動かします。この記事では、サンキューレターの効果や基本の書き方、さらに成功の秘訣までを分かりやすくご紹介します。
サンキューレターとは
サンキューレターとは、商品やサービスを購入・利用してくれた顧客に対し、感謝の気持ちを伝えるために送る手紙やメッセージのことです。近年は、顧客との関係構築やリピーター獲得の重要性が高まり、その役割がより注目されています。
サンキューレターは、単なるお礼にとどまらず、「顧客に寄り添う姿勢」を伝えることで、信頼関係を深める大切なツールの一つです。特にメールやSNSでのやりとりが当たり前になった現在だからこそ、あえて手紙やカードといった形で感謝を届けることで、丁寧さや温かみを感じてもらいやすく、印象に残りやすくなります。
サンキューレターで得られる3つの効果
サンキューレターは、顧客との長期的な関係を築き、ビジネスを成長させるために多くの効果をもたらします。ここでは、3つの効果について解説します。
①企業や店舗のイメージアップにつながる
丁寧で心のこもったサンキューレターは、顧客に「自分が大切にされている」という特別感を与え、企業や店舗への好印象を強めます。定型的な対応では伝わらない、温かみのあるコミュニケーションは、ホスピタリティや誠実さを示す絶好の機会です。
さらに、手書きのひと言を添えたり、ブランドに合ったデザインを施したりすることで、オリジナリティを演出できます。結果として顧客の信頼を獲得し、ポジティブな口コミや紹介につながる可能性も高まります。
②顧客の記憶に残りやすい
現代は広告や情報があふれ、顧客の記憶に留めてもらうことが難しい時代です。そんな中で、手紙やカードといった「形に残る」メッセージは、メールやDMよりも手元に残りやすく、強く印象を残します。
とくに、商品購入から間もないタイミングで届くサンキューレターは、顧客に「買ってよかった」という気持ちを再確認させます。その体験はポジティブな印象として心に刻まれ、次の購入を検討する際の大きな後押しとなるでしょう。
③リピート購入につながる
サンキューレターは、単なるお礼状ではなく、顧客の再来店や再購入を促すための有効なツールのひとつです。たとえば、商品やサービスのアフターフォローに関する情報を添えたり、次回利用できるクーポンや特典を同封したりすることで、自然に「また利用したい」というきっかけを提供できます。
さらに、顧客の名前や購入内容に合わせたパーソナルなメッセージを加えることで、より親密な関係が築かれます。その結果、「このお店だからこそ選びたい」という心理が生まれ、リピート購入率の向上に直結します。
(テンプレートあり)サンキューレターの書き方のポイント4つ
サンキューレターを書く際には、顧客の心に響き、効果を最大限に引き出すポイントがあります。これから紹介する4つのポイントを押さえることで、感謝の気持ちがより深く伝わります。
①感謝の言葉を伝える
サンキューレターの冒頭では、まずはっきりと感謝の気持ちを伝えることが大切です。
たとえば、「この度は当ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。」といった一文を添えるだけで、顧客は「丁寧に対応してもらえた」と感じ、安心感を覚えます。
さらに、「数あるお店の中から当店をお選びいただき、心より感謝申し上げます。」のように、“選んでいただいたこと” への感謝を加えると、より丁寧で温かみのある印象を与えられます。
(例文1)基本・フォーマル
この度は当ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
(例文2)選んでいただいたことを強調
数あるお店の中から当店をお選びいただき、厚く御礼申し上げます。今後もご満足いただける商品・サービスをお届けできるよう努めてまいります。
(例文3)ややカジュアル・親しみやすい
この度はご購入いただき、本当にありがとうございます。〇〇様にお選びいただけたことを、大変うれしく思っております。
②パーソナルなメッセージを添える
汎用的なあいさつ文だけでなく、顧客ごとに合わせたパーソナルな一言を加えることで、特別感を演出できます。たとえば、購入した商品の名前に触れたり、その商品を選んだ背景に共感したり、以前のやり取りを思い出して書き添えるのがおすすめです。
「自分のことを覚えてくれている」と顧客が感じれば、自然と親近感や信頼感が生まれます。短い一文でも手書きで添えると、より心が伝わりやすくなります。
(例文1)購入商品に触れる
この度は「〇〇(商品名)」をご購入いただきありがとうございます。
ぜひ日常の中で長くご活用いただければ幸いです。
(例文2)会話や背景に触れる
先日「お仕事でご利用される」とお伺いしましたが、大切な商談の場で当社の商品が〇〇様のお役に立てること、大変うれしく思っております。
(例文3)手書きで添えるワンフレーズ
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛くださいませ。次回も〇〇様に合った商品をご提案できれば幸いです。
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③商品やサービスの補足説明を加える
購入した商品やサービスを、より活用してもらうための補足情報を添えるのも効果的です。たとえば、商品の正しい使い方やメンテナンス(お手入れ)方法などを具体的に記載すれば、顧客の満足度を高められます。
ちょっとした一言があるだけでも、「購入後もきちんとフォローしてくれる」という安心感を与えられ、顧客との信頼関係を強めるきっかけになります。
(例文1)商品のお手入れ方法を添える
この度は「〇〇(商品名)」をご購入いただきありがとうございます。
長くご愛用いただくために、使用後は軽く乾拭きしていただくと、より美しい状態を保つことができます。
(例文2)使い方のアドバイスを添える
ご購入いただいた「〇〇」は、〇〇と一緒にお使いいただくと、さらに快適にご利用いただけます。
日常の中でぜひご活用くださいませ。
(例文3)アフターフォローを強調
ご不明点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
アフターサポートもしっかり対応させていただきますので安心してお使いいただければ幸いです。
④再会や再購入を促す結びの言葉で締める
サンキューレターの最後は、今後も関係が続くことを期待させる、前向きな言葉で締めくくるのが効果的です。「またのご利用を心よりお待ちしております」といった定型文だけでなく、「新商品が入荷予定ですので、ぜひまたお立ち寄りください」といった具体的な再訪理由を提示すると、より実際の行動につながりやすくなります。
また、「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」といった丁寧な表現で結ぶと、ビジネスとしての信頼感を一層高められます。
(例文1)再訪の理由を提示
来月には新作商品が入荷予定ですので、ぜひお時間のある際にお立ち寄りください。
〇〇様がお好みのシックな印象のアイテムをご紹介できれば幸いです。
(例文2)継続関係を強調
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
〇〇は定期的に新ラインナップを追加しておりますので、リピートしてご利用いただくたびに新しい魅力を感じていただけます。ぜひ次回もお気軽にお試しください。
失敗しない!サンキューレター3つの成功の秘訣

サンキューレターの効果を最大限に引き出すためには、「何を書くか」だけでなく「どう届けるか」にも工夫が必要です。ここでは、サンキューレターをより効果的に活用するための3つのコツをご紹介します。
①顧客名や購入品を記載し特別感を演出する
サンキューレターを送る際には、宛名の中に顧客の“名前”をしっかり書き入れることが基本です。たとえば、冒頭で「〇〇様」と名前を添えるだけで、「自分に向けて送ってくれた」という特別感を感じてもらえます。
さらに、購入した商品名に触れることで、顧客との接点が明確になり、メッセージが一層パーソナルなものとして伝わります。こうした小さな配慮が、印象に残るサンキューレターの第一歩です。
②売り込みのセールス文は記載しない
サンキューレターの目的は、あくまで顧客への感謝を伝えることです。次回の購入やサービスの利用を露骨に売り込むような文章を加えてしまうと、「結局は営業目的だったのか」と受け取られ、かえって悪印象を与える恐れがあります。
その代わりに、アフターフォローの案内や購入商品の使い方・お手入れ方法など、顧客にとって役立つ情報を添えると効果的です。売り込みを控え、感謝の気持ちを丁寧に伝えることで、信頼関係が深まり、その結果として自然にリピート購入へとつながっていきます。
③購入日から3日以内に送る
サンキューレターは、送るタイミングがとても重要です。購入から時間が経ってしまうと顧客の記憶が薄れ、感謝の気持ちが十分に伝わらなくなる可能性があります。
理想は購入から3日以内、遅くとも1週間以内に手元へ届くよう送付することです。購入直後の高揚感が残っているうちにメッセージを届けることで、「買ってよかった」というポジティブな気持ちを再確認してもらえ、企業や店舗への好印象を強く定着させられます。
サンキューレターでよくある2つの質問
サンキューレターについて、よくある質問をご紹介します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問① サンキューレターを送るために必要な費用は?
サンキューレターの費用は、手書きか印刷か、自作か外注か によって大きく変わります。
>お試し検証プランなら3万円台(300枚)からDM配布可能
- 手書き・自作の場合
便箋やカード、封筒、切手といった実費のみで済むため、比較的安価に抑えられます。 - 印刷サービスを利用する場合
デザイン印刷のみなら、たとえば100部で1,500円前後から対応している業者もあります。 - 代筆サービスを利用する場合
内容を一通一通手書きしてもらう場合は、1通あたり数十円~数百円が相場です。 - DM代行サービスを利用する場合
宛名印刷や封入・発送までまとめて依頼できるため手間は大幅に減りますが、その分コストは上乗せされます。
質問② ネットショップでもサンキューレターは効果的ですか?
対面で直接コミュニケーションが取りにくいネットショップだからこそ、サンキューレターは「人の温かさ」を伝える有効な手段です。
注文確認メールや発送通知メールとは別に、商品に手書きのメッセージカードや印刷したサンキューレターを同梱することで、顧客体験を大きく向上させられます。
さらに、商品の使い方や関連情報、次回購入を促すクーポンを記載すれば、実店舗と同様にリピーター獲得に繋げることが可能です。
まとめ
この記事では、サンキューレターの基礎知識から効果的な書き方、成功の秘訣までを詳しく解説しました。
サンキューレターは単なるお礼状ではなく、顧客との信頼関係を築き、リピート購入を促進する大切なマーケティングツールです。感謝の気持ちを伝えつつ、それぞれの顧客に合わせたパーソナルなメッセージや役立つ商品情報を添えることで、その効果は飛躍的に高まります。
さらに、作成や送付の効率化サービスをうまく活用し、タイミングを逃さずに送る(3日以内)ことも重要です。サンキューレターを効果的に活用し、顧客との強固な関係構築を目指しましょう。
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