町おこしにもなるスポーツイベント、
ロゲイニングとは？概要や開催方法

自然の中で地図を見る2人の女性

町おこしになるイベントを企画したいけれど、どんなことをすれば地域の活性化につながるのか悩んでいる、という町会や商店街の方や、法人、自治体の担当者は多いことでしょう。

そこでおすすめしたいイベントが、ロゲイニングです。規模の大きなオリエンテーリングと言われることもあるロゲイニングとは、一体どのようなスポーツなのでしょうか。その概要や開催方法、準備しておくものなどをご紹介します。

ロゲイニングとは

ロゲイニングとは、配布された地図とコンパスを確認しながら、山や森などの中に設置されたチェックポイントを回ってポイントを集め、その得点を競うスポーツです。

チェックポイントを回る順番は決まっておらず、基本的に2～5名のチーム戦となります。

制限時間は2時間～48時間と幅広く設定可能です（国際大会は24時間で行われます）。

ロゲイニングは、もともと山や森などの自然の中で、乗り物等を使わずに行われますが、近年では街なかでも多く行われています。徒歩だけではなく電車やバスといった公共交通機関を使用しても良い大会があったり、サイクリングしながら行う大会があったりするなど、年齢や性別を問わず気軽に楽しめるロゲイニング大会も増えてきました。

ロゲイニングの特徴

ロゲイニングの特徴は、チェックポイントの数がかなり多いこと、そしてチェックポイントを回る順番が決められていないことでしょう。チェックポイントの数は、優勝チームであっても制限時間内にすべて回りきるのが難しい数に設定されることが多いようです。

町おこしを目的としたロゲイニングであれば、街の名所や名物店などをチェックポイントに指定しましょう。

なお、チェックポイントの通過記録方法は、大会によって異なります。大会専用のICカードを使用する方法や、紙製のカードに穴あけパンチで穴をあける方法が主流となっているようです。最近では、チェックポイント付近の写真を事前に配布される見本と同じように撮影し、通過記録とするタイプのロゲイニングも人気があります。

その他のロゲイニングの特徴は、基本的に2人以上のチーム戦という点です。大会によっては個人参加のみの場合もありますが、町おこしを目的とするのであれば、参加者を多く募ることのできるチーム戦がおすすめです。

ロゲイニングの開催方法

町をあげてロゲイニングを開催したいと考えたら、まずはロゲイニングの開催方法を考えてみましょう。

まずは開催時期や制限時間、募集人数、開催地域を大まかに考え、チェックポイントの候補を考えます。さらに、ロゲイニング大会の周知に必要なもの、大会当日に必要なもの、運営スタッフがどのくらい必要か、安全対策や急病人の対応方法などをどうするかなどを検討しましょう。

ロゲイニングには関連団体があるため、ロゲイニングの開催方法についての詳細については、そのようなロゲイニング関連の団体に相談することをおすすめします。

ロゲイニング開催にあたって準備するもの

ロゲイニングを開催するにあたり、準備するものは多数あります。どのようなものが必要になるのか、主なものご紹介します。

大会サイト

日本で開催されているロゲイニング大会は、事前にインターネットで申し込みを行うことが一般的です。参加希望者もインターネットで情報収集することが多いため、サイトは必須といえるでしょう。自治体のサイトやSNSの他、商店街のサイトやSNSなどもあれば、そちらでも告知してもらえるように掲載の申し込みをしましょう。

告知用のポスターやチラシ（フライヤー）など

ロゲイニング大会のサイトを作っても、告知にはまだまだ不十分です。インターネットで積極的に情報収集をする人ばかりとは限らないため、不特定多数の人の目に自然と触れるような場所に貼れるポスターも用意しましょう。チラシ（フライヤー）や、参加要項を記載した折りパンフレットを作るのもおすすめです。開催地域やその周辺の駅、自治体役場などの公共施設、スーパーやコンビニなど、さまざまな人が訪れる場所に設置しましょう。