飲食店やホテルにマスクケースの設置を。
食事中の「マスク置き場問題」解決策

感染症の予防対策として、マスクは日常に欠かせないアイテムとなってきています。新型コロナウイルス対策として、マスクをして出歩くことが常識になってきました。

しかし、飲食店やホテルなどでの食事では、マスクを外すのが一般的です。そこで悩むのが、外したマスクを置く場所ではないでしょうか。

マスクケースを持っていればその中にしまえば良いですが、全員が持っているとは限りません。

そこで今回は、食事中のマスクの置き場所問題の解決策をご紹介します。

飲食店や宴会場などで取られている感染対策とは？

多くのお店で感染病対策が取られていますが、中でもマスクを外す機会が多い飲食店や宴会会場では、さまざまな工夫をしています。

定期的な換気

感染のもととなるウイルスをその場に留めさせないためにも、定期的に換気することが感染症対策に重要だといわれています。そのため、窓やドアを開けるなどして、常に換気している飲食店や宴会場が多いでしょう。

客席の間隔を空ける

人と人との間隔は、2m以上は空けることが推奨されています。そのため、客席も2m以上離れて食事ができるように、配置を変更している飲食店もあります。

パーティションの設置

対面になるレジカウンターやカウンターテーブルは、店員とお客さまとの間にパーティションを設置し、飛沫をガードしています。客席の間にもパーティションを置いている場所もあるでしょう。

アンケート結果から見える、食事中の「マスクの置き場所」問題

上述の通り、飲食店や宴会場などでは、さまざまな感染症対策が取られています。

しかし、意外と見落とされているのが「マスクの置き場所」です。リクルートライフスタイルの外食市場調査・研究機関である「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査で、食事中のマスクの置き方や置き場所について、興味深い結果が出ています。

アンケートデータ：株式会社リクルートライフスタイル　「ホットペッパーグルメ外食総研」調べ

飲食店でマスクの置き場所に困っている人が多い

飲食店でのマスクの置き方・置き場に迷うかとの問いに対して「非常にそう思う」「まあそう思う」と回答した人の合計は58.3％。これは、「まったくそう思わない」「あまりそう思わない」を合計した26.9％を大きく上回っています。

性年代別で見てみると、「非常にそう思う」「まあそう思う」の合計が20代女性で73.9％と最も多く、次いで30代女性が70.3％。男性では30代の64.5％が最多でした。

20～30代の女性を中心に、多くの人が飲食店でのマスクの置き場所や置き場に困っている人が多いことが分かります。

飲食店でのマスクの置き場は男女で異なる

実際、飲食店ではマスクをどのように置いているのか、置き方や置き場についても調査。

食事の際のマスクの置き方・置き場は「カバンやポーチなどにしまう」という回答が最も多く 42.1％。続いて「ポケットに入れる」が24.7％、3位は「テーブルやカウンターの上に置く」が15.6％という結果でした。

世代に関係なく、女性は「カバンやポーチなどにしまう」という回答が多く、男性は「ポケットに入れる」や 「テーブルやカウンターの上に置く」という回答が多くありました。

女性はカバンやポーチを持ち歩いて食事に行くことが多いため、カバン・ポーチにしまうという方が多いのかもしれません。

逆に男性は、カバンやポーチを持って食事に行く人が少なく、マスクをポケットに直接入れる人が多いと考えられます。

食事中のマスクの置き場所が求められている

最近では、個人用のケースやホルダーなどの製品も出ていますが、多くの人に普及しているとはいえません。カバンやポーチを持ち歩かずにランチに行く人もいます。そのため、店側で消毒やおしぼりだけではなく、マスクの置き場所や入れるケースも提供することで多くの方が喜んでくれるのではないでしょうか。

 

マスクケースの活用シーン

マスクケースの活用シーンについて詳しくご紹介します。

飲食店の客席に設置

飲食店での食事は、外で唯一マスクを外す場所です。先ほどご紹介したアンケート調査でも分かるように、食事の際、マスクの置き場所に困っている方が多くいます。そのため、テーブルの上に直接置くという方もいることが分かりました。

しかし、テーブルの上に直接置くことは、お客さまからしてもお店側からしても感染リスクを高めてしまう恐れがあります。マスクを衛生的に保管するためにも、おしぼりと一緒にマスクケースも合わせて提供することがおすすめです。お店のロゴや名前の入ったマスクケースを用意し、新しいサービスとして実践してみてはいかがでしょうか。

カジュアルなレストランやカフェであれば、紙タイプのマスクケースが雰囲気に合わせやすいでしょう。高級感のある飲食店やホテルでは、上品で香りも楽しむことができるひのきタイプのマスクケースが雰囲気に合うのではないでしょうか。

結婚式披露宴

結婚式の披露宴でもマスクケースの活用がおすすめです。マスクケースに出席者名を印字することで、席札の代わりになります。マスクケースを席札にすれば名前が入っているので、マスクケースが誰のものなのかも分かりやすくなります。

ホテルの客室ノベルティ

ホテルの客室ではマスクを外す方がほとんどです。そこで、客室にマスクケースを置いて、おもてなし。

リラックスできる「ひのき」でできたマスクケースであれば、より心地の良い空間を提供できるのではないでしょうか。

企業のノベルティ

マスクケースに企業のロゴや名前を入れれば、ノベルティとして配ることができます。得意先への訪問時にお渡しすればデスクで使っていただけるかもしれませんし、展示会の配布物として利用すると、会社のインパクトを残せるのではないでしょうか。

同人グッズ・ノベルティ

同人グッズやノベルティとしても、マスクケースはおすすめです。
食事のときなどマスクを外さないといけない場面で活用するので、人気のあるグッズになりつつあります。

ホームパーティー

自宅で行うホームパーティーでちょっとした食事を楽しむときに、オリジナルのマスクケースがあると喜ばれるのではないでしょうか。

結婚式と同様に名前を印字することで、誰のマスクかすぐに判断することができます。

おわりに

今回は、食事中のマスク置き場問題についてご紹介しました。

食事中のマスクの置き場所に困っているお客さまは多くいます。マスクを入れるビニール袋の配布も良いですが、お店のロゴや名前が入ったオリジナルのマスクケースであれば特別感があり、より喜ばれるでしょう。

コロナ禍により多くの飲食店やホテルが苦境に立たされている今だからこそ、多くのお客様に安心して利用いただけるお店づくりを行っていきましょう。