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ホーム お役立ちコラム 印刷データの保存形式でよく見かけるTIFF、JPEG、PDFとは

公開日:2017.11.22

印刷データの保存形式でよく見かける
TIFF、JPEG、PDFとは

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印刷データの保存形式

印刷データを印刷会社へ入稿する際は、データファイルの保存形式に指定がある場合が一般的です。「画像の形式はJPEGかTIFFで」「入稿時はPDF形式の原稿としてください」などの注意書きを見たことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、それぞれどのような特徴を持っているのか分からない、という方も多いでしょう。

そこで今回は、印刷データで用いられることの多いファイル保存形式の中でも代表的な「TIFF」「JPEG」「PDF」について、特徴や使用時の注意点などをご紹介します。

TIFF形式は大きな画像や高解像度の画像向け

TIFF(ティフ)とは「Tagged Image File Format」の略で、拡張子は「.tif(.tiff)」となります。複数の画像による表現をタグという識別子で記述し、1つのファイルに紐付けることで構成される形式を指します。

圧縮によって全体のデータ量を抑える処理を行わないため、サイズの大きな画像や高解像度の画像を取り扱う際に向いています。一般的に印刷業界で使われる形式で、異なるOSのパソコン間で画像を扱う場合などに利用できます。

TIFF形式は、WEB上での表示に対応していない点に注意する必要があります。作成したデータをWEBにアップしたい場合は、JPEGなどのWEB表示に対応した形式へ変換しなければなりません。また、極端に大容量のデータとなってしまうこともあるため、特に必要がなければJPEGなどの形式で扱った方が無難でしょう。

JPEG形式は一般的な写真画像に最適

JPEG形式

JPEG(ジェイペグ)は、印刷物向けの写真画像に使われるファイル形式で最も一般的です。「Joint Photographic Experts Group」の略で、このファイル規格を考案したグループ名がそのまま名称となっています。拡張子は「.jpg(.jpeg)」が用いられます。

人間の視覚では認識しにくい情報を削減して情報量の圧縮を行う、「非可逆圧縮」という方式でファイルサイズを圧縮していることが大きな特徴です。非可逆圧縮のため、画像データを保存するたびに画質が劣化してしまう点には注意が必要です。

JPEG形式はファイルサイズが小さい上に、色数はフルカラーに対応して視覚的には十分きれいなため、一般的な写真の画像データを扱うのに最適なファイル形式です。

JPEG形式の印刷における注意点は、WEB用の画像と印刷用の画像でカラーモードを変更しなければならないことです。WEB用の画像はRGB、印刷用の画像はCMYKにする必要があります。RGBの方が色域が広く鮮やかなのですが、一般的な印刷の際はCMYKにするため、仕上がりの色合いが変わることを事前に意識しておくと良いでしょう。

PDF形式は電子文書を画像に変換したい場合に活用

PDF形式

PDF(ピーディーエフ)は「Portable Document Format」の略で、OSやフォントなど個々の環境に左右されずにドキュメントの表示や印刷を可能とする目的から生まれた規格です。現在では印刷・WEBでの文書形式のスタンダードとなっています。

PDFには、自分のパソコンの画面で閲覧した文書データを、他のパソコン上でも同じように表示できる利点があります。PDF形式のファイルは、さまざまなPDF作成ソフトから作ることができ、他の多くの書類作成ソフト(WordやExcelなど)からPDF形式に書き出すことが可能です。

異なる環境でも同じように表示・印刷が可能なため、テキストや画像を含んだ文書ファイルにPDF形式を推奨している印刷会社が多数あります。

読み取りと表示に専用の閲覧ソフト「Adobe Reader」が必要となる点には注意が必要です。しかし、Adobe社のサイト上から無償でインストールして利用可能だったり、未インストールのパソコンでPDFファイルを開く操作を行えば、自動的にダウンロードページへの誘導が行われたりするため、そこまでの障害とはならないでしょう。

おわりに

今回は、印刷データを作る際によく聞くデータファイルの形式「TIFF」「JPEG」「PDF」についてご紹介しました。高画質画像にはTIFF形式、一般的な写真画像にはJPEG、WordやExcelの文書を画面通りの見た目で保存・印刷したい場合はPDF形式、と覚えておけば良いでしょう。

他にも用途に応じたファイルの保存形式がいくつも存在しますが、印刷によく利用されるのは今回ご紹介した形式です。スムーズな入稿のためにも、ある程度の知識があれば安心ですね。

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