夏休みの自由研究は何をする？
中学生向け・自由研究のテーマの見つけ方

夏休みの自由研究のテーマがなかなか決まらず、毎年悩んでいるという中学生の方も多いのではないでしょうか。また、そのようなお子さんを持つご両親の中にも、共に悩み考えている方が大勢いらっしゃることと思います。

そこで今回は、中学生向けの「夏休みの自由研究」のテーマの見つけ方についてご紹介します。

夏休みの自由研究テーマの見つけ方

好きなもの・好きなことから見つける

まずは自分自身、もしくはお子さんの好きなもの・好きなことについて考えてみましょう。

動物が好きなら「動物の種類や体の仕組みについて」、サッカーが好きなら「サッカーボールの仕組み」、星が好きなら「夏に見える星座は？」など、自分の好きなものや好きなことをテーマにする方法です。これなら興味を持って調べることができるので、最後まで飽きずに続けられます。

また、テーマを決めるときは「星座について」といった範囲が広すぎるテーマではなく、「夏の星座について」のようにある程度しぼりこむようにすると、テーマがはっきりしてまとめやすくなるためおすすめです。

教科書から見つける

中学校での勉強で日々使う教科書の中にも、テーマのヒントは隠れています。まずは好きな教科の教科書をめくってみましょう。授業の中で疑問に思ったことや、もっと知りたいと思ったことはありませんか？

例えば、生き物の体の仕組みを学んだとき「他の生物はどうなっているの？」と思ったらそれはもうテーマとしては十分です。疑問に思ったことをどんどん掘り下げていくことが、自由研究のきっかけとなるはずです。

散歩をして見つける

もし家の中で見つからなかったら、思い切って外に出てみましょう。普段何気なく見ている日常の風景の中にも、疑問を見つけられるかもしれません。

例えば、公園や道路で虫を見かけたら「どんな虫なんだろう」と思ったり、何気なく流れている川を見て「これはどこにつながっているんだろう」、大きな夏の雲を見て「あれはどんな名前の雲なんだろう」と疑問に思ったりしたことは、どんどんテーマの候補として挙げていきましょう。いくつか挙げていくうちに、他の人とは違ったおもしろいテーマが見つけられるかもしれません。

新聞・本・テレビ・インターネットで見つける

テーマを幅広く探したいなら、新聞や本、テレビ、インターネットを使いましょう。ただ何気なく眺めるのではなく、紹介している内容を詳しく知ろうとする姿勢を持って「なぜだろう」と思ったことはメモしながら読んだり見たりすれば、自由研究のテーマのヒントが見つかるかもしれません。

細かい疑問でなくとも、世界遺産やおもしろい動物、環境問題など気になった単語をチェックしながら調べていくのがおすすめです。

イベントに参加する

図書館や科学センター、植物園、ショッピングセンターなどでは、夏休みの期間中に自由研究に役立つイベントを開催していることがあります。

無料で参加できるイベントも多く、親子や友達同士で参加することもできますので、おもしろそうなイベントを見つけたら、とりあえず参加の申し込みをしてみると良いでしょう。

中学生が自由研究のテーマを見つける上での注意点

自分が本当に調べられるか考える

中学生の夏休みの自由研究となると、小学生の頃よりももっと細かい部分まで研究したくなることでしょう。しかし、それが本当に自分で調べられる範囲かどうか、実際に研究を始める前にもう一度考えてみましょう。

例えば「宇宙に行くためにはどんなことをすれば良いのか」というテーマなら、本やインターネットなどでいろいろと調べることができます。

しかし、「宇宙空間における、微生物の繁殖に関する実験」をテーマにしたとしても、宇宙空間での実証実験を行うことはほぼ不可能です。また、UFOやUMAなど、実在するかどうか分からないものについて調べることも、正確なデータが少ないため難しいと考えられます。

興味があることだとしても、本当に最後まで調べられるか、実験できるかなどを、もう一度考えてみましょう。

楽しいと思えるものをテーマにする

夏休みの自由研究のテーマがなかなか決まらなくて焦ることもあると思います。しかし、自由研究のテーマを見つけた後は、細かく調べて、考えをまとめるという作業をしなければいけません。そのため、焦ってあまり興味のない分野をテーマにしてしまうと、途中でつらくなってしまいます。

自分が興味を持てるテーマ、楽しいと思えるテーマを見つけることが、夏休みの自由研究を成功させるコツです。

おわりに

中学生の夏休みの自由研究のテーマは難しそうに見えて、生活のあちこちにヒントが隠されています。ぜひ自分自身やお子さんの興味の持てる分野のテーマを見つけて、楽しく研究しましょう。