お客様の購買意欲を高める、
クリスマス時期の魅力的な店内ディスプレイとは

ショッピングセンターのクリスマスバルーンアート

多くの小売店にとって書き入れ時のクリスマス時期。しかし、何の対策もしなければ、大幅な売り上げアップは見込めません。クリスマス時期の売り上げアップを実現するには、イベント感を盛り上げる仕掛けが重要です。

そこで今回は、お客様の購買意欲を高める、クリスマス時期の魅力的な店内ディスプレイと、そのコツをご紹介します。

魅力的な店内ディスプレイとは

季節のイベントを盛り上げる魅力的な店内ディスプレイとは、どのようなディスプレイでしょうか。販促予算を大幅に上げてきらびやかなディスプレイを作ることでしょうか？

もし、ディスプレイがパッとしない時は、初心に戻ってお客様の気持ちになって考えてみましょう。派手なディスプレイを作るとアイキャッチとしての効果は大幅にアップします。しかし、重要なのはお客様の購買意欲を刺激する、心を動かすディスプレイです。

第一段階として、「季節感があるな」「何かイベントをしているのかな？」とお客様に思ってもらえるよう、アイキャッチを意識してディスプレイの計画を立ててみましょう。

そして、店内ディスプレイを変更するにあたって必ず行ってほしい作業があります。それは、「掃除」です。

遠目でディスプレイが気になり入店しても、棚がほこりだらけでは商品よりもほこりに目がいってしまいます。これではお客様の購買意欲が薄れてしまうため、ぜひ掃除することを忘れないでください。

お客様の購買意欲を高める、クリスマス時期の店内ディスプレイのコツ

街がキラキラと輝き、恋人や家族とゆっくりと過ごしたくなる季節。冬の象徴的なイベントでもあるクリスマスは、小売店にとっての商機と言えるでしょう。

そこで、年に一度のチャンスを逃さない、お客様の購買意欲を高めるクリスマス時期の店内ディスプレイのコツを簡単にまとめました。

【1】ディスプレイのイメージとテーマカラーを決める

日本でのクリスマスのイメージとは、どのようなものでしょうか。恋人とのデートや家族との温かな時間、最近では派手な電飾イルミネーションなどのイメージもあるでしょう。

まずはそうしたイメージを膨らませ、そのイメージに合ったテーマカラーを決めます。その後、今回の店内ディスプレイでどのような商品を打ち出すのか明確にしましょう。先にテーマカラーを決めておくと、決定したテーマカラーと商品のカラーがイメージに合わないと言ったようなミスを防ぐことができます。

【2】ディスプレイに使えるクリスマス装飾をピックアップ

クリスマスといえば、サンタクロースやトナカイ、ギフトボックスなど、さまざまなイメージが湧いてくると思います。

今年の店内ディスプレイには、誰もが知っているクリスマスのイメージを形にした「サンタクロース人形」や「クリスマスリース」などに、店の個性を加えてみてはいかがでしょうか。

定番のクリスマスディスプレイに店の個性を加えることで、「何か違っていて面白い！」とお客様に印象付けることができれば、ディスプレイでお客様の入店を促せます。

ワンランク上の店内ディスプレイのために

クリスマス商戦や大イベントの時は、集客や売り上げアップを狙うために、一部の装飾を印刷会社などの外部のプロに発注して、ワンランク上の店内ディスプレイを作り上げることも効果的です。

例えば、イベントパネルや、入店促進のためのスタンドPOPを製作するのも良いでしょう。お客様の入店意欲や購買意欲につながる「ひと押し」装飾を取り入れて、「このお店にいるだけで楽しいな」と思ってもらえるような店内の雰囲気作りをしてみてください。

飲食店であれば、クリスマスの新メニューをモチーフにクリスマスパネルを作成したり、取り扱っている食材にリボンをかけてプレゼント風にアレンジしたりすれば、普段とはひと味違う、楽しい雰囲気を演出することができます。

おわりに

入店購買率の高い店は店内ディスプレイが緻密に計算され、お客様が買い物をしたくなる仕組みを数多く取り入れています。たくさんの店舗と商品がある中で、お客様に自分の店や商品を選んでもらうためには、その時代にマッチした「見せ方」がとても重要です。掃除という基本的なことはもちろん、「季節感のある魅力的なディスプレイ」を効果的に利用して、売り上げアップにつなげてみてください。