ホーム お役立ちコラム 手間と時間がかかる印刷問題を解決!企業内プリントセンターについて
公開日:2019.11.21
手間と時間がかかる印刷問題を解決!
企業内プリントセンターについて
企業における印刷業務には、納期やコスト、セキュリティ面など多くの問題がつきものです。このような問題を解決してくれるのが「企業内プリントセンター」。今回は、大きなメリットをもたらしてくれる企業内プリントセンターについてご説明します。
時間がかかる印刷問題を解決!企業内プリントセンターとは?
企業内プリントセンターとは、企業の中で印刷を専門的に担当する部署のことで、「CRD」と呼ばれることもあります。この企業内プリントセンターは、形態により大きく3種類に分けられます。
完全インハウス型プリントセンター
社内に大規模なプリントセンターを設置するタイプです。印刷会社の機器を導入し、印刷会社のスタッフが常駐して社内で印刷業務を行います。印刷の発注から納品までの工程を全て社内で完結させることが可能です。
完全アウトソース型プリントセンター
社内には印刷業務の発注を受ける窓口のみを設置し、実際の印刷業務は印刷会社の担当店舗で実施するタイプです。印刷・加工が完了したら、印刷物が企業に納品されます。企業に設置する受付窓口には、「コーディネーター」と呼ばれる印刷会社の担当者が常駐するため、対応が迅速で、社内に印刷会社の機器を導入する必要がないというメリットもあります。
ハイブリット型プリントセンター
社内に小ロット印刷や簡易加工が必要な印刷物に対応できる、コンパクトなプリントセンターを設置するタイプです。
大ロットの印刷や特殊加工が必要な案件については、受付窓口に常駐するコーディネーター経由で担当店舗に指示を出します。その後担当店舗にて印刷・加工作業を行い納品する「適材適所」と言える形のプリントセンターです。
企業内プリントセンターの印刷環境について
企業内にプリントセンターを設置した場合の印刷環境については、これまで外部に発注していた時と同様のサービスが受けられると考えて問題ないでしょう。分かりやすく言うと、これまで印刷業務を発注していた会社が自社の中にできるイメージです。
外部に発注していた時と同じ品質の印刷物を自社内で作成することが可能な上に、受付時間や納期の心配が不要です。さらに、自社内にプリントセンターを設置することで緊急案件にも迅速に対応できます。
企業内プリントセンターを利用するメリット
企業内プリントセンターを導入するメリットは多くありますが、その中から3点ご紹介します。
高いセキュリティ性
企業内にプリントセンターを設置した場合、社内で一貫してプリントサービスを行うため、情報漏洩の心配がないことがメリットとして挙げられます。そのため、セキュリティ性をメインで考えて導入する場合には「完全インハウス型」または「ハイブリット型」のプリントセンターの導入がおすすめです。
印刷にかかる納期の短縮
特に「完全インハウス型」の場合、印刷後の配送が不要であることや、データに不備があった場合の確認にかかる時間が短く済むことから、全体の納期が短縮できるメリットがあります。特に緊急案件については、数時間での納品が可能です。
ハイブリット型の場合も、小ロット印刷を行いたい場合や特殊加工不要の場合は、社内に設置したプリントセンターで作業が完結するため、短納期を実現できます。
印刷にかかるコストの見直し
企業内プリントセンターの設置を行うとコスト面でもメリットがあり、特に「完全アウトソーシング型」の場合は固定費の大幅削減が可能です。
「完全インハウス型」「ハイブリット型」の場合、社内に機器を設置する必要があるため、設置にはある程度のコストがかかることは避けられません。ただし、企業内プリントセンターの設置をきっかけに、社内全体のプリンターの見直しを行い、印刷関連コストの最適化を図ることができます。
社内のプリント関連の業務を全てプリントセンターで行うことになれば、各フロアにプリンターを設置する必要がありません。プリンターのリース料を削減し、印刷業務にかかっているコストを見直すことが可能です。
おわりに
企業において手間と時間がかかる点が悩みの種となる印刷業務。企業内プリントセンターの設置により、これまで抱えていた悩みを解消できる場合もあります。導入により多くのメリットが得られるため、ぜひ企業内プリントセンターの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
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