ホーム お役立ちコラム 研修資料はどうやって作れば良い?研修テキストの作り方と作成のポイント
公開日:2017.08.31
研修資料はどうやって作れば良い?
研修テキストの作り方と作成のポイント
研修の際に配布された資料が分かりづらく、研修で苦労した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。研修資料のクオリティーは、研修参加者の理解度だけでなく研修自体の成否を左右します。そこで今回は、研修テキストの作り方と作成のポイントについてご紹介します。
研修資料作成の流れ
研修資料の作成は、基本的な全体像をイメージすることからはじめます。研修資料の作成作業に入る前に、研修資料を誰に向けて作成するかを明確にしてください。同じスキルアップを目的とする研修であっても、若手社員向けの研修と中堅社員向けの研修とでは研修内容が異なるため、研修資料の記載内容も変える必要があります。
大まかな全体像が決まったら、今度は少しずつ細部を詰めていきます。初めに組み立てた構成がしっかり作られていればいるほど、その後の作成作業をスムーズに進めることが可能です。
研修資料の作成では、全体構成を先にまとめてから詳細な内容を考えていくことが基本です。いきなり冒頭から内容を考え始めてしまうと、資料そのもののまとまりを欠いてしまうことがあります。研修で取り上げる重要なポイントやキーワードを箇条書きでメモしておき、テキスト作成時に参考にすると良いでしょう。
作成した資料の推敲
研修資料が一通り出来上がった段階で、推敲を行います。誤字脱字のチェックをすることは当然として、内容の漏れや欠け、表記の間違いがないかなどをしっかりと確認しましょう。
特に専門用語に関する説明は、仕事でよく使う場合は省略しがちです。自分たちには当たり前でも、知らない人が読めば、誤解や勘違いの原因にもなりかねません。初出の専門用語には注釈を入れるなどして、研修参加者が理解しやすいテキスト作りを目指しましょう。
また、自分一人で研修資料を作成する場合は、他の人に読んでもらってアドバイスをもらうことをおすすめします。上司や同僚にも目を通してもらう「ダブルチェック」を行うことも効果的です。自分では気づきにくい間違いや問題点も、第三者の視点を入れることによって見つけることができます。
分かりやすい研修資料を作成するポイント
資料を分かりやすくするためのポイントの1つが、読み手の視覚を意識することです。例えば、資料内で用いられる文字のフォントを項目の重要度に応じて変えたり、文字だけではなく図や絵を入れたりすることにより、見やすくなります。
また、文章の書き方にも配慮しましょう。一文が長かったり、冗長な表現が多かったりする文章では、内容が頭に入りにくくなってしまいます。研修参加者が研修内容を理解しやすくなるよう、できるだけ簡潔な文章を心掛けてください。また、あえてすべての情報を盛り込まず、研修テキストに掲載する情報を取捨選択することも大切です。
足りない情報は研修中に各自資料に書き込んでもらうようにする、というのも良い方法です。このようにすることで、研修参加者が集中して研修に取り組めるとともに、研修後に復習しやすくなるというメリットがあります。講師の話を聞いて書き込めるよう、研修テキストは余白を多めに取るようにしましょう。
おわりに
今回は、社員研修用の資料を作成するポイントをご紹介しました。
研修資料の作成は一見すると難しそうですが、ポイントを押さえれば内容の充実した資料を作ることができます。また、最近は資料作成に関する情報やノウハウを記した書籍やWebサイトが充実されている他、研修資料のテンプレートなども配布されています。時間がない方や、どうしても一から研修資料の作成が難しいという方は、それらを参考にすることもおすすめです。
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