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ホーム お役立ちコラム 身近にできるアップサイクルとは?食品や服、端材をつかった簡単アイデアもご紹介!

公開日:2022.09.19

身近にできるアップサイクルとは?食品や服、端材をつかった簡単アイデアもご紹介!

  • #環境貢献・SDGsに取り組みたい

皆さんは「アップサイクル」という言葉をご存知でしょうか?

リサイクルやリユースなどは比較的よく耳にしますが、この「アップサイクル」もいま注目されているワードのひとつなんです。

聞いたことがないという方も、アップサイクルを学んで地球環境を考えるきっかけにしていきましょう!

アップサイクルとは

価値を高めて生まれ変わる

アップサイクルとは、廃棄物や不用品など本来捨てるものを再利用し、デザインや機能を追加することでより本来のものより価値の高いものとして生まれ変わらせることをいいます。

本来の物アップグレードさせることから、アップサイクルと呼ばれています。また、その他には創造的再利用とも呼ばれています。

SDGsの運動とともに再認識

アップサイクルの語源の始まりは、ドイツのレイナー・ピルツ氏が1994年にメディアに向けてアップサイクルとダウンサイクルについて語ったのが初めてだといわれています。

近年SDGsの運動や意識が高まったことによりアップサイクルの言葉や意識が再認識されるきっかけとなり、改めて注目されています。

リサイクル・リメイクなどとの違い

アップサイクルの他にも「リサイクル」「リメイク」「リユース」「リデュース」など再利用にまつわる用語がたくさんあります。

語源でも説明したように、アップサイクルのこれらの用語と違うポイントは「価値を高める」というところに重点をおいています。

「リサイクル」は原料として再利用する場合や、「リユース」の「捨てずにそのまま使う場合、「リデュース」の廃棄物をださない、などとそれぞれ意味合いが少しずつ変わってきます。

「リメイク」には似たような意味を持ちますが、アップグレードされる場合とそうでない場合も意味に含まれますので、価値を高める再利用方法については「アップサイクル」だと覚えておくとわかりやすいかもしれません。

未来の地球環境を考えよう

アップサイクルがいま改めて注目されているのはSDGsの運動による影響が大きいと言われています。

SDGsにある17の目標の中の12番目の目標である「つくる責任つかう責任ーすべての人の意識と行動をシフト」が意識されていることに他なりません。

未来の地球環境を考えた上で、大量生産や大量消費に歯止めをかけるべく、持続可能な消費生産形態を確保することを目的にしているからです。

SDGsの具体的なターゲットをみてみると以下のように再利用を直接的に訴えかけている目標と、人々が意識的に行動すべき目標が掲げられています。

12-2「2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する」

12-5「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」

12-8「2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする」

参照元:https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/17goals/

アップサイクルの取り組み例

捨てている野菜の皮をアップサイクル

食のサブスクリプションサービスを行うオイシックスでは、捨ててしまう野菜や果物の皮をジャムやチップスなどにアップサイクルした商品を展開しています。

本来捨てる物を再利用して美味しく食べられる製品にアップグレードしているのはまさにアップサイクルの取り組みです。

この取り組みで、それぞれのフードロスの削減量を具体的にどのくらい貢献できているかをはっきり明示しているのも共感しやすいポイントですね。

出典:https://upcyclebyoisix.jp/

着なくなった洋服をアップサイクル

着なくなった洋服をアップサイクルする取り組みは比較的取り組みやすく、多くのブランドや個人で取り組まれています。

有名なところでは国内ブランドのBEAMSではBEAMS COUTURE(ビームスクチュール)と再利用を専門としたブランドを立ち上げアップサイクルの活動をしています。

倉庫に眠るデットストック品を利用したり、余った布の切れ端を利用して商品化しています。

有名ブランドが率先してこういった活動をしていると個人にも普及が早まるきっかけにもなりますのでとても良い活動ですね。

出典:https://www.beams.co.jp/beamscouture/

印刷物の切れ端をアップサイクル

紙のリサイクルといえば溶かして再生紙として利用するイメージが強いですが、紙のアップサイクル商品もあります。

キンコーズでは、紙・カッティングシート・アクリルなどを使った製品をつくる際にでる、素材の切れ端である「端切れ」を使った商品を発売しています。

普段使っている紙とは違ういろんな色や素材の端切れを使ってアートや工作に活用できる、面白い紙のアップサイクル商品です。

出典:【千葉・埼玉エリアのキンコーズ限定】印刷時にでる端材を発売。風合いある用紙や素材に注目!

空きビンをアップサイクル

(出典元:アップサイクルジャパン【公式】Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCCjW4QS6CkP-8aorsg7DdIw/featured より)

空き瓶を集めて行うアップサイクルも取り組みやすい事例です。

アップサイクルジャパンの公式チャンネルでは空き瓶をつかったDIYを紹介しています。

捨ててしまう空き瓶などは意外に多く、とても参考になりますね。

まとめ

アップサイクルについて基本の情報と具体的な取り組み例をご紹介いたしました。

今回はアップサイクルの重要性に着目しましたが、再利用するという意味では、リサイクルでもリメイクでもリユースでも地球環境には貢献できる取り組みです。

行動とともに意識をすることができるかが大きなポイントとにもなりますので、身近な取り組みから初めてみてはいかがでしょうか。

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