【小売店店員向け】アパレルショップで
の接客に役立つ英語表現＆英会話

グローバル化が進む現代、小売店でも英語力が求められる場面が少なくありません。例えば、アパレルショップには多くの外国人観光客が日本の服を買い求めに訪れます。海外からのお客様のニーズに少しでも応えるためには、英語でのコミュニケーションが必要です。

今回は、アパレルショップでの接客に役立つ英語表現と英会話についてご紹介します。

【来店時】接客の基本「あいさつ」

接客の基本は、来店されたお客様に対するあいさつです。外国人のお客様が来店した場合にも、「Hello [Hi], how are you?」（いらっしゃいませ）とあいさつをしましょう。

日本では店員からお客様にあいさつすることが大半ですが、海外ではお客様から店員にあいさつをすることもあります。お客様からあいさつされたときは、こちらも笑顔であいさつを返すことが大切です。

日本のお店に戸惑うお客様もいるかもしれません。あいさつの後で、「Please let me know if you need anything.」（何かありましたら、お申し付けください）と伝えましょう。

【商品選び】相手の気持ちに寄り添う一言

お客様が商品の前で困っているようであれば、「May [Can] I help you?」（何かお困りの点はございませんか）と声掛けしましょう。「何かお探しでしょうか」と声を掛ける場合には、「Are You looking for anything in particular？」という表現が使えます。「particular」は、「特定の」という意味の形容詞です。

商品を勧める際に、「This item is really popular among girls in Japan.」（この商品は日本の女性にとても人気です）と伝えても良いでしょう。試着できる旨を伝える場合に使える表現として、「Would you like to try it on?」(ご試着されますか)、「The fitting room is over here.」（試着室はこちらです）などの表現があります。

試着後のお客様には、「How is it?」（いかがでしょうか）、「You look really good.」(とてもお似合いですよ)と声を掛けると良いでしょう。

【購入時】お金のやり取りに関する表現

お金のやり取りに関する表現も覚えておきましょう。「お会計は〇〇円です」は、英語で「Your total will be 〇〇 yen.」と言います。会計が1万円のときは、「Your total will be 10,000 yen (10 thousand yen).」と表現します。

英語で厄介なポイントが数字の読み方かもしれません。読み方を覚えられない場合はレジの表示価格を示し、「This is the total.」（合計金額はこちらです）と伝えると簡単です。

支払い方法を確認するときは、「How would you like to pay?」（お支払い方法はいかがなさいますか）、「Would you like to pay in cash or by credit card?」 (現金とクレジットカード、どちらでお支払いなさいますか)のように尋ねます。

お客様がクレジットカードを選択し、サインを求めるときは、「Please sign here.」（こちらにサインをお願いいたします）と言います。レシートやお釣りを渡すときは、「Here is your receipt.」（レシートでございます）、「Here is your change.」(お釣りでございます)と伝えましょう。

購入後は「Here you are.」(こちらをどうぞ)と商品を渡して、「Thank you and have a nice day!」（ありがとうございました。良い1日を）と見送ります。

おわりに

簡単な英語表現を覚えれば、多くの場合、海外からのお客様とのコミュニケーションで困ることはありません。接客スキル向上とあわせて、基本的な英語表現による英会話に取り組まれてはいかがでしょうか。