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ホーム お役立ちコラム 紙媒体とは?種類やメリット・デメリット、活用事例までわかりやすく紹介します!

公開日:2023.12.29

紙媒体とは?種類やメリット・デメリット、活用事例までわかりやすく紹介します!

紙媒体とは?種類やメリット・デメリット、活用事例までわかりやすく紹介します

紙媒体にはいくつもの種類があり、紙ならではの特性を活かすことで、ユーザーへの効果的なアプローチが可能になります。

本記事では、紙媒体の主な種類やメリット・デメリットについて解説しています。また、紙媒体の活用事例についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
>紙媒体って本当に効果あるの…?そう思った方は一度ご相談ください

紙媒体とは?

紙媒体とは「読者に情報を伝えるために印刷された紙」のことです。たとえば、新聞やカタログ、雑誌、書籍、チラシなどが含まれます。

紙媒体は電子書籍やオンラインメディアとは異なり、通常はライター、編集者、発行責任者などが関与するため、信頼性が高いとされています。また、ページをめくる感触や長期保存の利点など、独自の点が魅力です。

紙媒体の主な種類は5つ

次に、紙媒体の主な種類について紹介します。

  • チラシ
  • パンフレット
  • ダイレクトメール
  • カタログ
  • フリーペーパー

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.チラシ

チラシ

チラシは不特定多数をターゲットに自社の商品・サービスを宣伝する目的で用いられます。その種類は多岐にわたり、新聞に挟まれる「折込チラシ」、郵便ポストに投函される「ポスティングチラシ」、そして店頭で手渡される「手配りチラシ」が代表的です。

これらは、消費者を店舗へ誘うためや、商品やサービスへの関心を高めるために用いられます。

繰り返し配布されるチラシは、単純接触効果により、消費者の認知度を高め、親しみや好感度を生み出す効果があります。
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2.パンフレット

パンフレット

パンフレットは、会社案内や病院案内、製品・サービスについての説明が複数ページで構成されている冊子のことです。

会社案内や病院案内のパンフレットは、組織の概要や理念、サービスを詳しく紹介し、信頼と理解を深める目的で使用されます。

一方で、製品やサービスのパンフレットは、特定の商品やサービスの特徴やメリットを強調し、顧客の関心を引きつけ、購入へ結びつける目的で制作されます。パンフレットは視覚的な効果と詳細情報の組み合わせにより、メッセージを明確かつ魅力的に伝えるツールです。
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3.ダイレクトメール

ダイレクトメール

ダイレクトメール(DM)は、特定の個人や企業に向け、宣伝や販売促進のための印刷物を郵送する既存顧客向けの訴求方法です。はがきやカタログなどを用いて、ターゲットに直接アプローチします。

DMはデザインのよさや用紙の質感がDMを受け取った相手の開封率や満足度に大きく影響します。そのため、特徴的なデザインや特殊印刷を施して目をひいたり、クーポンを付けてお得感を演出する工夫が必要です。
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4.カタログ

カタログ

カタログは、企業が取り扱う商品やサービスを網羅的に紹介する紙媒体の1種です。カタログは、商品のスペックや価格が一目でわかるように作成されます。

カタログの主な目的は、読者に商品やサービスを検討してもらい、最終的に購入につなげることです。そのため、デザインは見やすく、情報が探しやすい構成でなくてはなりません。カタログは消費者が製品を比較し、購入を検討する際の貴重な情報源として機能します。
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5.フリーペーパー

フリーペーパー

フリーペーパーは、読者に無料で配布する紙媒体です。基本的には、広告収入を主な収益源としており、特定のテーマに基づいた地域のイベントや店舗、グルメ、美容、レジャー、歴史などの情報を掲載しています。

フリーペーパーは、ポスティングや交通機関、公共施設などに設置されたラックなどを利用して配布します。これらは、地域社会の情報源としてだけでなく、広告主にとっても効果的な宣伝ツールです。

紙媒体を使用する5つのメリット

紙媒体のメリット・デメリットまとめ

次に、紙媒体を使用するメリットについて解説します。

  • デジタルが苦手な人に訴求できる
  • 紙素材を活かした表現ができる
  • 視認性や可読性に優れている
  • 再読性が高い
  • 信頼感が得られる

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.デジタルが苦手な人に訴求できる

デジタル機器へのアクセスが限られたり、インターネットの使用に不慣れな高齢者など、デジタル・ディバイド(情報格差)の影響を受ける人々にとって、紙媒体は重要な情報源です。

特に、公共性の高い情報を伝える際には、すべての人々に情報を発信するためにさまざまな媒体の活用が必要です。このような状況で、紙媒体はデジタルメディアを補完し、情報格差を解消する役割を果たします。

2.紙素材を活かした表現ができる

紙媒体は素材を活かしたマーケティングを可能にします。

たとえば、表紙に施されるニス加工、エンボス加工、箔押し、型抜きなどの特殊な印刷加工は、視覚的な魅力を高めます。さらに、特殊紙を使用することで、印刷物を手に取った際の温かみやなめらかさが感じられ、触覚を通じた印象付けが可能です。

最近では、紙媒体を使った差別化戦略も注目されており、印刷物に抗菌加工や抗ウイルス加工を施したり、環境に配慮した森林認証紙やベジタブルインキを使用したりするなどの方法があります。

これらは、「印刷物にも配慮する企業」としてのブランドイメージを強化するのにも効果的です。 なお、次のページでは従来の経済システムに代わる取り組みとして進められている新しい経済概念の1つである「サーキュラーエコノミー」について解説しています。

>(あわせて読みたい)サーキュラーエコノミーとは?定義やリサイクルとの違い、日本企業の取り組み事例をご紹介!

3.視認性や可読性に優れている

紙媒体の情報はページごとに区切られ、分かりやすく整理されています。このわかりやすい表現は、ユニバーサルデザインの観点からも有効です。
>(あわせて読みたい)色の使い方に注意。色のバリアフリー、カラーユニバーサルデザインとは

さらに、紙媒体は物理的に机上に広げて全体像を把握したり、見比べたりすることもできます。これに対し、デジタルメディアはスマートフォンでの閲覧が主流であり、縦スクロールする回数が多く、一度に全体を把握するのは困難です。

また、一般的なPCモニターの解像度は紙媒体に比べて低く、写真や文字の鮮明さが劣る場合もあります。紙媒体は、これらの点でデジタルメディアに対して優れた特性を持ちます。

4.再読性が高い

紙媒体の広告は、物理的に手元に残せるため、読者はいつでも手に取り繰り返し読むことが可能です。

たとえば、気に入った製品のパンフレットは、デジタルメディアよりも紙媒体で所有したいと考える人が多いです。

これは、紙媒体が信頼できる物理的な記録媒体としての価値を示しています。このように、紙媒体はデジタルメディアよりも再読性が高いという特徴があります。

5.信頼感が得られる

多くの場合、同じ情報でもWebやSNSよりも紙媒体から得た情報を信用する傾向にあります。これにはいくつかの理由があります。

  • 紙媒体は長い間、人々の生活や文化に根付いている
  • 一度印刷されると修正ができないため、情報は制作者や印刷会社によって慎重にチェックされている
  • 出版物に掲載される情報は、発行者が責任を持って発行している

一方で、ウェブメディアは情報発信や修正が容易であり、物理的な存在を持たないため、信頼性の面で疑問視される場合もあります。
このような背景から、紙媒体は特に重要な情報を伝える際に信頼される媒体となっています。

紙媒体を使用する3つのデメリット

次に、紙媒体を使用するデメリットについて解説します。

  • 印刷後の修正が困難
  • コストや時間がかかる
  • 掲載できる量が限られる

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.印刷後の修正が難しい

一度印刷された内容を変更するには、新たに印刷し直す必要があり、これはデジタルメディアと比較してかなりのコストがかかります

さらに、すでに配布された印刷物の場合、回収や廃棄の手間が必要となることもあります。このため、印刷物は制作段階で慎重に作成され、印刷前には詳細なチェックが必要です。

2.コストや時間がかかる

紙媒体の場合、印刷や製本、配送、配布といった工程が存在するため、これらの工程にコストや時間を要します。
特に、大量生産の場合は多くの時間とコストが必要です。

これらの状況から、ニュースや最新のイベント情報など、タイムリーな内容を伝えるには、デジタルメディアの方が適しています。ただし、オンデマンド印刷など印刷技術や流通の進化により、紙媒体の流通速度も以前に比べて格段に速くなっています。

3.掲載できる量が限られる

紙媒体の情報量はサイズやページ数、レイアウトによって制限されます。
情報を過剰に詰め込むと、紙面を読みにくくするリスクがあり、結果的に読者に敬遠される可能性があります。

これに対し、デジタルメディアのWEBサイトなどでは、スクロールやページ遷移、リンクを利用して、ほぼ無限の情報の提供が可能です。もちろん、その情報がどれだけ読まれるかは別の問題ですが、掲載できる情報量の点ではデジタルメディアの方が優れています。

紙媒体の活用事例3選

次に、紙媒体の活用事例について、弊社キンコーズの事例を紹介します。

  • ハピネス歯科こども歯科クリニック
  • いすゞ自動車中部株式会社
  • 株式会社オールウェイズ

それぞれについて詳しくみていきましょう。

●ハピネス歯科こども歯科クリニック

2016年に愛知県幸田町に開業されたハピネス歯科こども歯科クリニックでは、事業拡大に向けた採用活動の一環として、記憶に残るパンフレットが制作されました。

パンフレット制作にあたって、ハピネス歯科こども歯科クリニックが最もこだわったのは、医療系らしくないインパクトのあるデザインです。完成したパンフレットは、すぐに次年度の採用に向けた大学訪問で活用され、好評を博しています。

>(続きを見る)採用活動の現場でも大好評!制作パートナーとしての絆を構築するまでのストーリー

●いすゞ自動車中部株式会社

いすゞ自動車中部株式会社は、いすゞ自動車グループの自動車販売会社で、自動車製のトラック・バスの販売を中心に、車両の修理・メンテナンス・付随するあらゆるサービスを提供しています。

いすゞ自動車中部株式会社では、採用活動の強化の一環として、採用パンフレットのリニューアルを実施しました。パンフレットを制作する際のコンセプトは、「若い人の感性に刺さる、かっこいいもの」です。

このコンセプトの実現のために、パンフレットの表紙には社員の方々の写真がダイナミックに使用され、日本の物流を支える仕事として、プライドや憧れを持ってもらえるパンフレットが完成しました。

>(続きを見る)直感的にターゲットに届く、表紙を変えた2種のパンフレット

●株式会社オールウェイズ(旧社名:株式会社ギンダコスピリッツ)

株式会社オールウェイズは、銀だこ酒場事業(銀だこハイボール酒場・銀だこ大衆酒場等の酒場業態)を展開し運営しています。

株式会社オールウェイズでは、全店で使用するポスターやバナー、卓上メニューなどの制作が実施されました。銀だこ酒場事業では、60店舗で使用するメニューやポスターなどのツールを季節ごとに入れ替えています。

これらの入れ替えはすべて、ゴールとなる新メニュー披露の日にちから逆算し、配送や仕分け、梱包、印刷加工の日数まで遡り、デザインデータ受取の日にちを確定しなければなりません。
キンコーズでは、全国のネットワークを駆使して、これらの対応をサポートしています。

>(続きを見る)印刷加工をスピード対応力することで、企画や価格戦略を練る時間が生まれた

紙媒体でよくある3つの質問

最後に、紙媒体でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.紙媒体とWebの違いは?
  • 質問2.紙媒体による訴求効果は?
  • 質問3.紙媒体とWebの使い分け方は?

それぞれについて詳しくみていきましょう。

質問1.紙媒体とWebの違いは?

紙では「Z型」、Webでは「F型」

紙媒体とWebの主な違いは情報量や視線の動き、レイアウト、色の見え方にあります。
紙媒体はページサイズに限りがあるのに対し、Webはスクロールやページ遷移により情報量に上限がありません。

また、視線の動きについては、紙では「Z型」、Webでは「F型」で動きます。さらに、レイアウトは、紙媒体では固定されたサイズに適応が必要で、Webでは異なるデバイスに対応するレスポンシブデザインが求められます。

色の見え方については、紙媒体のCMYKとWebのRGBで異なり、Webはより鮮やかな色を表現することが可能です。

質問2.紙媒体による訴求効果は?

紙媒体は、再読性の容易さによるザイオンス効果が期待できます。
この効果は、マーケティングで活用される手法で、何度も繰り返し接触することで、好感度や評価が高まっていくという心理的傾向を利用できます。

特に、高齢者などデジタルリテラシーが低い層にとっては、紙媒体が非常にアクセスしやすい媒体であり、高齢者をターゲットとした商品やサービスを訴求する際は、紙媒体の利用が効果的です。

質問3.紙媒体とWebの使い分け方は?

紙媒体とWebは、ターゲットや目的に応じて使い分けることが重要です。以下に3つの具体的な例を挙げます。

  • 高齢層に向けたジム入会促進
    高齢層はあらゆるメディアのなかでも紙媒体に馴染みがあり、申し込みや問い合わせなどの行動を起こしやすい傾向にある
  • 学生向けのキャンペーン告知
    Webでの接点が多い学生をターゲットにする場合は、ブログやWeb広告、メルマガなどの施策でキャンペーンを告知するのが効果的
  • 企業の中間管理職向けの教育ソリューションの案内
    Webによる情報発信によってユーザーとの接点を増やし、興味関心が高くなったタイミングを見計らい、DMなどの紙媒体で訴求するクロスメディアでのアプローチが効果的

このように、ターゲットによって紙媒体とWebを使い分けるのが効果的な戦略につながります。

まとめ

この記事では、紙媒体の概要や主な種類、メリット・デメリット、紙媒体の活用事例について解説しました。

紙媒体には、チラシやパンフレット、ダイレクトメールなどの種類があり、紙ならでは視認性や可読性、再読性といったメリットを活かすことで、ユーザーへの効果的なアプローチが可能になります。

キンコーズは、全国規模のネットワークと最新のテクノロジーを兼ね備えたオンデマンドサービスプロバイダーとして、あらゆるご要望にワンストップでお応えいたします。

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