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ホーム お役立ちコラム 印刷の見積り依頼方法に必要な情報は5つ。納品までの流れやネット印刷との違いを解説

公開日:2024.06.17

印刷の見積り依頼方法に必要な情報は5つ。
納品までの流れやネット印刷との違いを解説

印刷会社への見積り依頼に必要な情報は5つ。納品までの流れやネット印刷との違いを解説

印刷の見積りを「どのように」依頼すればよいのかわからずに困っている方もいるのではないでしょうか。また、ネット印刷と印刷会社のどちらに依頼するべきなのか悩んでいる方もいるかもしれません。

本記事では、ネット印刷と印刷会社の違いや使い分ける基準、印刷会社への見積り依頼に必要な情報について解説します。また、印刷会社との契約から納品までの流れについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ネット印刷と印刷会社の違いとは?

一般的な印刷物には、チラシやポスター、パンフレットなどがありますが、印刷請負業者にはネット印刷と印刷会社の2種類があります。
ネット印刷は個人でも手軽に注文でき、価格も非常に安価です。ただし、品質や納品に対する不安があるかもしれません。

一方、印刷会社は、仕様や用紙について相談できるメリットがあります。どちらがよいか悪いかは一概にはいえず、目的や用途に応じて使い分ける必要があります。

1. ネット印刷会社のメリット・デメリット

ネット印刷には、さまざまなメリットとデメリットがありますが、ここでは主な点を解説します。

ネット印刷のメリット

  • 手軽:24時間365日いつでも注文できる
  • 価格:料金が明確でコストが安い

ネット印刷のデメリット

  • デザイン:デザインデータの作成から加工方法の選択まで、すべて自分で行わなければならない
  • 品質:アドバイスや提案がもらえないため、印刷物のクオリティが低くなる可能性がある
  • 対応:注文が完了した後のデザイン修正や納期変更に対応できない。トラブルが発生した場合、直接スタッフとやり取りすることが難しく、解決に時間がかかる場合がある

ネット印刷の最大の魅力は価格の安さと手軽さです。とくに、クオリティよりも価格を重視する方には大きなメリットがあります。また、小ロットの印刷物を手軽に注文できるため、個人利用に向いています。

しかし、印刷に関する専門知識がない場合、仕上がりが思い通りにならない可能性があるため、注意が必要です。
ネット印刷を利用する際は、データの確認を怠らず、事前にしっかりと準備する必要があります。

2. 印刷会社のメリット・デメリット

印刷会社にも、さまざまなメリットとデメリットがありますが、ここでは主な点を解説します。

印刷会社のメリット

  • 安心感:顧客専任の営業担当者が存在する
  • 対応力:印刷から納品までのすべての工程をまかせられる
  • 提案力:使用用途に合わせて用紙の提案や形状についてのアドバイスが受けられる
  • デザイン:担当スタッフのデータチェックにより、入稿データの不備を事前に確認できる

印刷会社のデメリット

  • 価格:ネット印刷に比べてコストが高くなる傾向がある
  • 納期:仕様の打ち合わせや色味の調整などで納品までに時間がかかる

印刷会社へ依頼する場合は、専任の担当者により、手厚いサポートが受けられる点が魅力です。印刷に関する知識が乏しい場合でも、希望通りの印刷物を製作できる可能性が高まります。

一方で、コストはネット印刷よりも高めに設定されており、納期も丁寧なサポートと引き換えに長くなる傾向にあります。しかし、最近では低コストのものや短納期での対応を可能にしている会社も多く存在しているため、デメリットに感じるケースは少ないかもしれません。

ネット印刷と印刷会社を使い分ける基準

印刷の品質を重視する場合は、印刷会社に依頼するのがおすすめです。ネット印刷では色の再現性に課題があり、データ入稿の際に画面上の色と実際の印刷物の色が異なる場合があります。

一方、印刷会社では色校正が適切に行われるため、イメージ通りの色味で印刷物を仕上げられます。さらに、使用する用紙や加工方法などについて細かな提案が受けられるのも特徴です

印刷会社への見積り依頼に必要な情報は5つ

次に、印刷会社への見積り依頼において必要な情報を紹介します。

  1. 種類と用途
  2. 仕様
  3. 予算
  4. 納期
  5. 印刷データの有無

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

(1)種類と用途

印刷物の種類とは、ポスター・チラシ・名刺・パンフレット・看板・書類など、作ってほしいモノや具体的な完成物のことを指します。この印刷物の種類と一緒に伝えるべきことに「用途があります。

用途とは、イベント告知用・展示会用・新商品の販促や宣伝用・マニュアル資料配布用・式典用の横断幕・社内報の発行といった、印刷物を使用する目的や利用シーン、使われ方が分かる内容を指します。

印刷物が本来の目的を果たして活用できるよう、印刷業者側も調整しやすくなりスムーズな対応が叶います。用途によって求められる印刷品質が異なる(例:書籍なら文字の再現性が重視される、アパレルポスターなら色の再現性が重視される等)ため、用途を把握することで印刷対応しやすくなり、場合によっては、デザインの最適化や最適な部数提案を受けることも出来るでしょう。

(2)仕様

印刷物の仕様とは、サイズ・ページ数・製本方式(中綴じ・無線綴じ等)・用紙・色数(カラー・モノクロ等)・加工(PP加工・穴あけ等)などを指します。中でも、「サイズ」と「色数」料金を左右する重要な要素となります。

印刷物のサイズの指定によって、製作に必要な用紙の大きさが決まり、印刷料金にも影響します。A4やB4などの規格サイズを選ぶと、オリジナルサイズに比べ料金を抑えられるため、検討の段階で考慮しておきましょう。

また、印刷物の色数も、予算に応じて適切に選択する必要があります。色数が多いほど印刷費用が高くなる傾向ですが、コンセプトに合わせて決定することが大切です。落ち着いたイメージの印刷物には少ない色数、派手で目立つデザインには多彩な色数が適しています。

次に、明確にしておくとよいものは「用紙です。紙質は印刷物の質感や印象を左右するため、用途に応じた選択が欠かせません。印刷会社の見本帳で実際に紙を手に取り、違いを実感しておくのがおすすめです。

(3)予算

印刷物を作成する際は、適切な予算設定が欠かせません。印刷物は用途や仕様によって見積り金額が大きく変わるため、ある程度の予算を決めておくと、そこから逆算してオフセット印刷やオンデマンド印刷(デジタル印刷)など、最適な印刷方法を営業から提示してもらえます。

また、印刷する紙の種類や印刷枚数にも影響するため、概算の予算を事前に決め、担当者へ伝えておくことが大切です。

(4)納期

希望の納期が短い場合、急いで製作する必要があるため、見積り額が高くなる傾向にあります。

一方で、余裕を持って製作できる場合は、見積りが安くなる場合もあるため、なるべく余裕を持った納期を決めましょう。 また、納品先によっても見積り金額は変わります。

もし、納品先が未定の場合は「未定」もしくはざっくりと「関東一か所」などとしておきましょう。納品場所が複数ある場合は、宛名や住所を記載した配送先のリストがあると便利です。

(5)印刷データの有無

印刷用・入稿用のデータが有るか無いかを明示することで、適切な見積もりを得られやすくなります。

印刷会社によっては印刷物専門のデザイナーがおり、デザインから相談にのって制作してもらえる会社もあります。
>デザインから印刷物を依頼したい方はキンコーズへ

すでに印刷用データや見本となる印刷物があれば、事前に用意または見積り依頼時に提示すると良いでしょう。これにより、仕様が明確に伝わりやすくなり、正確な見積りが作成できます。
なお、見本については、基本的に見積りと一緒に返却されるのが一般的ですが、必ず返却して欲しい場合は、「要返却」と一言添えてから渡すようにしてください。

また、注意点として、書籍などの印刷物は仕様を確認するために本を分解する可能性があります。

印刷会社との契約から納品までの流れ

次に、印刷会社との契約から納品までの流れについて解説します。

  • 契約から発注までの流れ
  • 印刷データの製作・納品の流れ

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1. 契約から発注までの流れ

印刷物の契約から発注までの流れは以下のとおりです。

  • 問い合わせ
    電話や問い合わせフォームから、問い合わせを行う。問い合わせの段階で、印刷物の仕様について希望を伝えるとやり取りがスムーズになる
  • ヒアリング
    印刷会社の担当者から折り返しの連絡があり、印刷物の仕様について細かくヒアリングが行われる。印刷について不明な点がある場合は、この段階で担当者に質問する
  • 見積り
    印刷料金の見積りを確認する。もし、見積内容に納得できない場合は、予算に合わせて印刷物の仕様を見直す必要がある
  • 契約・発注
    見積内容に納得できた場合、正式に契約・発注する。この段階で、印刷物ができるまでのスケジュールや納品方法、印刷料金の支払方法などを確認する

2. 印刷データの製作・納品の流れ

次に、印刷データの製作から納品までの流れは以下のとおりです。

  • 印刷
    校正が終わった印刷データを使用し、印刷機で印刷する。事前に印刷OKの連絡がなければ、印刷が始まらないケースもあるため、印刷会社からの電話やメールをこまめにチェックする必要がある
  • 加工
    印刷物の折り加工、綴じ加工、仕上げ断ちなどの加工を行う。特殊加工が必要な場合は、自社の印刷工場でなく、外部の協力工場に加工を依頼するケースもある
  • 納品・請求
    印刷・加工が完了したら、印刷物の納品が行われる。印刷会社によっては、自社以外の指定の場所や複数拠点に印刷物を届けられる。ただし、その場合の運賃は別途請求されるケースが多い

ネットで見積もり依頼ができる印刷会社4選

次に、ネットで見積もり依頼ができる印刷会社を紹介します。

  • キンコーズ(kinko’s)
  • ウエーブ(WAVE)
  • グラフィック(graphic)
  • プリントパック

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1. キンコーズ(kinko’s)

キンコーズ(kinko’s)

キンコーズは、印刷サービスを提供する店舗(全国に直営店36店舗)を運営しています。店舗での少量印刷、スピード印刷に定評のある同社ですが、ネットによるお見積り依頼にても対応しています。

仕様に関しての細かなリクエストや要望にもお答えし、プリントだけでなくデザイン制作、データ作成・修正、アッセンブリ、新規提案などの幅広い領域にも対応。

また、専門知識を持った営業スタッフまたは店舗スタッフが対応・提案を行い、オペレーターではないプロフェッショナルなサービスを提供しています。
>印刷物の見積りを依頼してみる

2. ウエーブ(WAVE)

ウエーブ(WAVE)

ウエーブは、滋賀県守山市に1985年に設立された印刷会社です。最大の特徴としては、注文から納品までのスピードの速さにあります。13時までにデータが入稿できれば、チラシ・フライヤー印刷やポスター印刷、名刺印刷の当日出荷に対応しています。

また、公式サイトのかんたん見積・注文フォームから、手軽に見積りが依頼できるため、印刷会社を比較検討したい場合にも便利です。

3. グラフィック(graphic)

グラフィック(graphic)

印刷通販サービスの「グラフィック」。150種類以上の豊富な用紙が選べるほか、折加工や変形サイズの依頼にも対応しています。

また、Web上でチラシのデザインが制作できるツールも用意されており、無料のテンプレートを利用すれば、初めてでも質の高いチラシが制作できます。

4. 株式会社プリントパック

プリントパック

印刷通販サービス「プリントパック」。チラシ・フライヤーや冊子、ポスターなど幅広い印刷物を取り扱っています。

同社の特徴は、長3封筒が片面モノクロ・クラフト70紙・50部で1,880円(税込)という格安の料金設定にあります。また、当日や翌日発送の指定ができるため、急ぎで印刷物が必要になった場合でも安心して利用可能です。

印刷の見積りでよくある3つの質問

最後に、印刷の見積りでよくある質問を紹介します。

  • 質問1.印刷の費用相場とは?
  • 質問2.印刷を依頼する際の注意点は?
  • 質問3.印刷会社を選ぶポイントは?

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

質問1:印刷の費用相場とは?

主な印刷物の費用相場については以下のとおりです。ただし、印刷費用は部数や用紙の種類、納期、そのほかのオプションなどによって大きく異なります。

  • チラシ印刷
    5,000部のチラシを印刷する場合、費用は1〜3万円程度が相場。片面印刷の場合、モノクロ・カラーともに1枚あたり4〜4.5円程から印刷でき、両面印刷の場合は1枚あたり6円~となる
  • 封筒印刷
    角2サイズの封筒500枚で8,000円〜長3サイズの封筒500枚で5,000円〜が相場。デザインや大きさ、カラーなどによって費用は変わる
  • 名刺印刷
    91ミリ×55ミリの名刺100枚は600円〜が相場。より大きな2つ折りタイプの名刺やショップカードの場合、100枚で数千円ほどかかる
  • パンフレット印刷
    パンフレットや会社案内は、フルカラー印刷で写真やイラストを多用するため、費用が高くなる傾向にある。光沢紙を使用し、カラーで8ページのパンフレット・会社案内を印刷する場合、100部で2万5,000円〜が相場となる

質問2:印刷を依頼する際の注意点は?

印刷を依頼する際は、印刷物の仕様(サイズ、部数、紙質、仕上げ方法)を詳細に伝えることが大切です。また、デザインデータは指定されたフォーマットで提供し、デザインなどの重要なポイントに不備がないか提出前にチェックするようにしましょう。

納期についても余裕を持って依頼し、予期せぬトラブルに備えて早めに連絡を取るようにしてください。見積りは複数の会社に依頼し、コストと品質を比較検討することが大切です。

質問3:印刷会社を選ぶポイントは?

まず、会社の実績と評判を確認しましょう。ホームページに記載されている過去の事例や顧客のレビューが参考になります。

次に、提供される印刷技術と設備の充実度を確認し、ニーズに適した品質を提供できるか判断します。 また、見積りを複数の会社から取り、価格とサービス内容を比較することも大切です。

さらに、情報の取り扱いがきちんとしているかも確認が欠かせません。個人情報や社外秘の情報を含む印刷物を依頼する場合、情報関連の資格(プライバシーマークなど)を取得しているかCSR(企業の社会的責任)の取り組みを重視しているかチェックしておきましょう。

まとめ

本記事では、ネット印刷と印刷会社の違いや使い分ける基準、印刷会社への見積り依頼に必要な情報、印刷会社との契約から納品までの流れについて解説しました。

印刷物の品質を求める場合は、手厚いサポートが期待できる印刷会社を選ぶのがおすすめです。とくに、どのように見積りを依頼したらよいかわからない場合は、専任の担当者によるサポートが得られる方が希望通りの印刷物を製作できる可能性が高まります。

もし、印刷会社へ見積りを依頼する場合は、印刷物の使用用途や予算、納期などを明確に伝えるようにしましょう。すると、印刷会社から、使用する用紙やサイズ、印刷方法などの提案が受けられます。

なお、キンコーズ・ジャパンでは、専門知識を持った営業スタッフまたは店舗スタッフが対応・提案を行い、オペレーターではないプロフェッショナルなサービスを提供しています。

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