ホーム お役立ちコラム 【オリジナル横断幕の作り方】入学式や部活の応援に!デザインや値段相場について
更新日:2024.10.21
【オリジナル横断幕の作り方】入学式や部活の応援に!デザインや値段相場について
スポーツの試合の応援、企業や学校の式典などに欠かせないアイテムの1つとして、横断幕があります。会場を華やかに演出し、大きな文字で目につきやすく訴求力も高いため、横断幕が選手や観客、式典参加者の心理に与える影響は大きいでしょう。
しかし、横断幕を作ろうと思っても横断幕のデザインや印刷方法がよく分からない、という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、横断幕の作り方についてご説明します。
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横断幕とは?
横断幕とは、横方向に長い形状の幕を指します。その用途は多岐にわたり、様々な場面で目にすることができます。
スポーツイベントや部活動の試合などでフェンスやスタンドに掲げられ横断幕をよく見かけます。これらは応援や激励のメッセージを伝える重要な役割を果たしています。橋や歩道橋に設置されているケースもあり、交通安全や環境保護などの注意喚起、あるいは地域イベントの広告宣伝や告知に効果的に使用されています。
さらに、横断幕の使用は屋外に限りません。屋内でのイベントや式典、発表会、学会などでも、一時的に使用される垂れ幕も横断幕と呼ばれることがあります。使用頻度が低く短期間の掲出となるため、コスト効率を考慮して簡易的かつ安価に作成されることが多いです。
このように、横断幕はさまざまな目的や場面で活用され、宣伝・コミュニケーションツールとして広く認知されています。
横断幕をデザイン・製作する際の流れは4ステップ
次に、横断幕をデザイン・製作する際の流れについて解説します。それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
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<Step01>サイズを決める
横断幕を作る際に、最初に決めなければならないのはサイズです。会場の広さや掲示スペースを考え、どのくらいの大きさにするのかを決めることが横断幕作りの第1歩となります。
当然大きければ大きいほど目立ちますが、他の人の迷惑にならないかどうかも考慮して決めなければなりません。通常、スポーツやイベントでの使用時はだいたいの規格サイズがあります。
屋内スポーツやイベントで横断幕を使用する場合は高さ120cm以上、縦と横の比率は1:3程度が目安になります。屋外なら、横幅を300cm以上にするとインパクトあるものになるでしょう。
(式典、発表会の場合)
数日間に限った使用や、使用後は処分してしまう横断幕、上質紙で作成するような横断幕の場合、キンコーズで製作がおすすめです。
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キンコーズで製作する場合、縦幅は上質紙(ロール状の用紙)の都合上、297mm・420mm・594mm・841mmだとご注文がスムーズに進みます。指定の縦幅サイズがある場合は、別途カット代金がかかります。
横幅は設置するスペースに応じて、指定いただいた長さで製作します。
<Step02>デザインを決める
デザインは、何を訴求するかで異なってきます。文字だけの横断幕もあれば、イラストや写真の入ったカラフルで華やかなものもあります。ここでは、キンコーズで横断幕を注文・入稿する際の流れをポイントで紹介!
(キンコーズで注文する流れ)
- デザインファイルを準備する
illustratorやPhotoshopなどのソフトウェアを使用し、デザインを作成します。ファイル形式は、PDF形式が推奨。 - 文字を設定する
白地に濃い色の大きな文字を使用すると、最も視認性が高くなります。illustratorで作成する際、フォントはアウトライン化してください。
文字だけの横断幕の場合は、わざわざデータを作成しなくてもOK。入れたい文章・文字列だけお知らせください。スタッフ側でデータをお作りします(別途、作成料金がかかります)。 - カラーモードや解像度を確認
CMYKカラーモードを使用し、印刷サイズの1/4で300dpiの解像度が理想です。 - 店舗へデータを持ち込む
USBのメディアへ保存し、店舗までお持ち込みください。オンラインでの入稿も可能です。
以上が流れとなります。
もしも、「デザインデータがない」「デザインを作るためのパソコン作業は出来ない」といった場合でも、デザイン作成から受け付けてくれるのがキンコーズ。手描きのデザイン案があれば見せてもらい、イメージをお伝えいただければ、プロのデザイナーがオリジナルの1枚をお作りします。
<Step03>素材を決める
横断幕の素材選びは、用途によって異なります。室内での一度きりの使用、例えば、入学式や卒業式・会社の行事では簡単に廃棄できる上質紙がおすすめです。
一方で、商業施設など屋外での繰り返し使用が予想される場合は、耐久性と防炎性を備えたターポリン系の化学繊維素材が向いています。
なお、一番人気のトロマットは安価で軽く、発色が良いため短時間の使用に適していますが、防水加工が施されていないため、色ムラが生じるリスクがあります。
<Step04>その他の加工方法を決める
横断幕は基本的に大きなサイズになるため、軽い素材だと風に煽られてしまいます。そのため、通常は四辺に補強用のロープを入れて縫製し、強度を高めます。
また、横断幕の四辺に穴を開けてロープを通したり、棒袋を縫いこんで棒を通したりすることも可能です。こうした加工は事前に製作業者に依頼しましょう。
初心者が横断幕をデザインする場合のコツは3つ
次に、初心者が横断幕をデザインする場合のコツについて解説します。
- シンボルを入れる
- 写真を入れる
- 文字を端的に入れる
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①シンボルを入れる
スポーツ応援の場合は、横断幕にシンボルマークを大きく配置するアイデアがおすすめです。たとえば、野球ならボール、自転車競技なら自転車のイラストを中央にあしらうと、どの競技を応援しているのかが一目で分かります。
このようなデザインを取り入れれば、見る人にインパクトを与えられ、より強い応援メッセージを伝えられます。シンプルで直感的なシンボルは、遠くからでも見やすく、会場全体の雰囲気を盛り上げる効果が高いです。
②写真を入れる
横断幕に写真を使用する場合は、選ぶ写真や加工に工夫を凝らすことで、より効果的なデザインが可能です。たとえば、スポーツの応援で選手の顔を大きくプリントすれば、注目を集めやすくなります。
また、飲食店の広告では、鮮やかな料理の写真を使用すれば、食欲をそそる印象を与えられます。切り抜き加工や色調整もできるため、用途に合わせて写真を最適化しましょう。ただし、細かいディテールが多い写真は遠くから見えにくくなるため、注意が必要です
③文字を端的に入れる
横断幕に伝えたいメッセージを盛り込めば、強い印象を与えられます。選手名やチーム名、スローガンなどを入れるのは定番ですが、「Fight!」や「Victory」のような英語のフレーズも人気です。
ただし、欲張って情報を詰め込みすぎると、かえって読みにくくなるので注意してください。なるべくメッセージはシンプルなものを選び、見る人に確実に伝わる効果的な横断幕を作るように心がけましょう。
【生地別】横断幕の値段相場
次に、横断幕の値段相場について紹介します。
- 上質紙
- ターポリン
- リサイクル防炎ポリエステルクロス
- トロマット
- メッシュターポリン
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①上質紙
上質紙の値段は、サイズや印刷方法、発注量によって異なります。一般的なサイズである1メートル ×3メートルの白黒印刷の場合、約3,000〜5,000円程度が相場です。
カラー印刷や複雑なデザインが適用された場合は、デザイン価格が上昇し、7,000円以上になるケースもあります。しかし、上質紙は比較的低コストで単発のイベントに適しており、コストパフォーマンスにも優れています。
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②ターポリン
ターポリン製の横断幕は、耐久性と防水性に優れ、屋外での長期使用に適した素材として人気があります。サイズや用途に応じて価格が異なり、小型から中型の横断幕ではおおよそ5,000円〜40,000円程度が一般的な相場です。
とくに、ビルの外壁などへの掲示を考える場合、より大きなサイズが求められ、費用もそれに伴って上昇します。また、見積もりを依頼する際には、ロープやポールなどの取り付け部材が価格に含まれているか確認するようにしましょう。
>ターポリンについて詳しくはこちら
③リサイクル防炎ポリエステルクロス
リサイクル防炎クロスを使用した横断幕は、環境配慮と安全性を考慮した場合に最適な選択肢です。この素材はリサイクルポリエステルを用いており、防炎性能も保っています。 一般的な1メートル×3メートルのサイズで印刷された場合の相場価格は約12,000〜20,000円程度です。価格は防炎ポリエステルクロスと比較してやや高めですが、環境保護を意識したイベントや施設での使用に適しています。
④トロマット
トロマットを使用した横断幕は、軽量で折り畳みができるため、イベントや室内展示に適しています。この素材はポリエステル製で、手軽さとコストパフォーマンスに優れているため、短時間の使用に最適です。
1メートル×3メートルのサイズで印刷された横断幕の価格相場は、約5,000〜8,000円程度です。しかし、防水加工が施されていないため、屋外での使用は避ける必要があります。
⑤メッシュターポリン
メッシュターポリンを使用した横断幕は、その耐風性と耐候性に優れており、とくに、屋外での使用に適しています。一般的な1メートルx3メートルのサイズで印刷された場合の価格相場は、約10,000〜15,000円程度です。
通常のターポリンに比べて風の影響を受けにくいため、ビルの壁面や屋外フェンスに設置する場合におすすめです。
横断幕を長持ちさせる方法
横断幕の耐久性を保つためには、常設期間をできるだけ短くすることと、片付け時の保管方法に注意することが大切です。とくに、布製の横断幕は、ビニール製に比べて屋外での耐久性が低く、雨風などの影響を受けやすくなります。
一方、ビニール製も長期間設置すると傷や汚れがついてしまいます。使用しないときは、屋内に保管すれば、環境要因からのダメージを軽減し、長持ちさせることが可能です。
横断幕の正しい保管方法
布素材のトロマットの場合は、畳んで保管できます。保管する際は、プリント面を内側にして畳むようにしましょう。外側にすると色落ちや色移りが発生する可能性があるためです。
また、濡れた状態での保管も避け、風通しのよい場所で保管してください。一方、ターポリンのようなビニール素材は折りたたまずに丸めて保管するのがベストです。折りたたむとインクが剥がれるおそれがあるため、注意が必要です。
横断幕のデザインでよくある3つの質問
最後に、横断幕のデザインでよくある質問をご紹介します。
質問① 横断幕のデザインを決める際に考慮すべきポイントは?
横断幕を選ぶ際には、まず使用するシーンや環境をしっかりと考慮しましょう。たとえば、スポーツイベントの応援に使う場合、軽量で持ち運びがしやすい素材を選ぶと便利です。
また、取り付けや設置が簡単なデザインにすれば、応援の準備がスムーズに進みます。一方、イベント会場や施設では横断幕のサイズや材質に関する規定がある場合が多いため、事前に運営会社などに確認してください。
質問② 横断幕のデザインで配色はどのように決めるべき?
横断幕のデザインを考える際は、遠くからでも見やすく目立つような配色を工夫してみてください。原色を用いると視認性が高くなりますが、デザインが鮮やかすぎるとチカチカした印象を与えてしまいます。 このため、原色同士を使用する場合は白い縁取りを加えて境界をはっきりさせるのがおすすめです。また、文字を入れる際は、文字が目立つように背景は控えめな色を選ぶようにしてください。
質問③ 横断幕のフォントを決めるコツは?
横断幕のフォント選びは、シーンに応じて最適なものを選ぶようにしましょう。スポーツイベントでは、選手の士気を高めるために力強い筆文字が人気です。一方、オシャレなカフェの看板に使用する場合、落ち着いた雰囲気を出す明朝体が適しています。また、親しみやすさを演出したい場合は、丸ゴシック体を選ぶのがおすすめです。
どのようなフォントを選ぶかで、横断幕の印象やメッセージの伝わり方が大きく変わるため、目的に合わせて選択するようにしてください。
おわりに
スポーツの応援や入学式などの式典など、各種イベントを盛り上げるのに一役買う横断幕。人々の目を引き、気持ちを高める重要なアイテムだからこそ、デザインや素材にこだわって目的に合ったものを作りましょう。印刷会社に製作を依頼すれば、見栄えが良く長持ちする上質な横断幕が出来上がります。製作を検討しているときは、ぜひご利用ください。
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