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ホーム お役立ちコラム チラシに印刷すると便利なQRコードとは?印刷するメリットや注意点、活用のポイントをご紹介!

公開日:2024.03.07

チラシに印刷すると便利なQRコードとは?印刷するメリットや注意点、活用のポイントをご紹介!

  • #集客ツールがほしい
チラシに印刷すると便利なQRコードとは?

QRコードを広告媒体に印刷する際の注意点や活用方法について詳しく知りたいという方もおられるのではないでしょうか。QRコードは、低価格で集客効果が期待できるほか、効果測定にも活用できるメリットがあります。

本記事では、QRコードをチラシに印刷するメリットや印刷する際の注意点について解説します。また、チラシに印刷して活用するためのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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チラシに印刷すると便利なQRコードとは?

QRコード(二次元コード)とは、「Quick Response Code」の略でスマホのカメラをかざすだけで情報を読み取ることができるバーコードの1種です。

これらのコードは、WebサイトへのURLやメールアドレス、申し込みフォーム、SNSアカウントなどのさまざまな情報を取得できるように作成される場合が多いです。

QRコードはその便利さから、チラシやポスターなどの印刷物によく使用されており、情報の共有やアクセスに用いられています。

QRコードをチラシに印刷する3つのメリット

次に、QRコードをチラシに印刷するメリットについて解説します。

  • 低価格で集客効果が得られる
  • チラシに掲載できない情報を提供できる
  • 効果測定が簡単にできる

それぞれについて詳しくみていきましょう。

①低価格で集客効果が得られる

オンラインでの集客は通常、インターネット広告やSEO対策といった手法を用いて実施されます。これらの方法は効果的ですが、成果が出るには時間や費用がかかる場合が多いです。

一方、チラシを利用すれば、これらのコストを抑えつつも効果的な集客が可能です。チラシにQRコードを掲載することで、興味を持ったユーザーが直接WebサイトやSNSへアクセスできるようになります。

これは、Webサイトやオンラインショップ、YouTubeの動画やX(旧Twitter)などのSNSへの誘導において、コンバージョンの獲得につながります。

②チラシに掲載できない情報を提供できる

チラシのスペースは限られているため、情報を無理に詰め込んでしまうと読みにくくなるリスクがあります。

しかし「詳細情報はこちら」という形でQRコードに誘導することで、ユーザーに文字だけでは伝えにくい情報を動画や画像を用いてわかりやすく提供することが可能です。これにより、ユーザーにとって有益な情報が発信でき、顧客満足度の向上にもつながります。

③効果測定が簡単にできる

QRコードの活用により、広告効果の効果測定が可能になります。一般的に、チラシのような紙媒体は広告効果を具体的に把握するのが難しいとされています。しかし、QRコードの活用により、アクセス数を基にした広告効果の分析が可能です。

また、地域ごとに異なるQRコードを配布すれば、どの地域からのアクセスが多いか明確に把握でき、地域特性に合わせたマーケティング施策の実施が可能になります。

さらに、QRコードを介してユーザーがアクセスした際の行動パターンを記録することで、より効果的な販売促進戦略の立案も可能です。

QRコードをチラシに印刷する際の注意点は5つ

次に、QRコードをチラシに印刷する際の注意点について解説します。

  1. 読み取れるサイズで掲載する
  2. 周囲に余白を設ける
  3. 掲載する文言に注意する
  4. 読み込みできるか事前にチェックする
  5. 反射しにくい用紙を選ぶ

それぞれについて詳しくみていきましょう。

①読み取れるサイズで掲載する

QRコードの適切なサイズ目安

QRコードをチラシに掲載する際は、スマートフォンで読み取りやすい適切なサイズにしなければなりません。

理想的なサイズは、一辺が1.5cm〜2.0cm程度であり、この範囲であればピントを合わせやすく、読み取りやすいとされています。 小さすぎるQRコードは読み取りにくく、1.5cm四方を下回るとスマートフォンやアプリでの読み取りが困難になるケースがあります。
一方、大きすぎると印刷時にコードがつぶれてしまうリスクがあるため、適切なサイズで掲載してください。

キャンペーン用にペットボトルやドリンク缶に貼られたQRコードは、一辺が8mm(余白3mm程度)ありました。最小サイズでも、このくらいが良いでしょう。

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②周囲に余白を設ける

QRコードは余白2mm程度を設ける

QRコードをチラシに掲載する際は、読み取りやすくするためにも、白縁をつけて周囲に2mm程度の余白を設ける必要があります。この余白は、QRコードが読み取りにくくなるのを防ぎ、デザインが余白内に入り込まないようにするためにも重要です。

とくに、複数のQRコードを並べる場合は、適度な距離を設けてください。近い距離で並べると、読み取りたいコードではない別のコードが誤って読み込まれる可能性があります。

③掲載する文言に注意する

QRコードは株式会社デンソーウェーブによって開発されたシステムであり、同社の登録商標です。そのため、「QRコード」や「iQRコード」「SQRC」「フレームQR」といった名称を商業目的で使用する場合や、Webサイトで利用する際には、事前にデンソーウェーブと相談しなければなりません。

また、商用利用の有無に関わらず、これらの名称を使用する場合は、チラシやWebサイトのどこかに登録商標文の記載が求められます。ただし、QRコードの画像のみを使用する場合は、記載は要りません。

登録商標文の記載や商用利用の相談を避けたい場合は「申し込みはこちら」「詳細はこちら」「操作方法はこちら」「クーポンはこちら」といった表記を使用しましょう。

参照元:https://www.qrcode.com/faq.html

④読み込みできるか事前にチェックする

QRコードを記載する場合、事前の読み込みテストが欠かせません。これにより、エラーに気付きやすくなり、そのままチラシに印刷してしまう事態を避けられます。

QRコードそのものやセルが歪んでいる場合、またはQRコードの周りに4セル以上の余白がない場合はエラーが発生しやすくなりますので、読み取りテストを実施し、エラーが発生した場合は改善するようにしてください。

⑤反射しにくい用紙を選ぶ

反射しにくい用紙を選ぶ

チラシの紙質によっては、QRコードが光を反射して読み取りにくくなる場合があります。
特に、光沢が強い用紙では、反射によりQRコードの読み取りが困難になるおそれがあるため、光を反射しにくいマット紙がおすすめです。

また、薄い紙を使用すると裏面のデザインが透けてしまい、コードの読み取りをさらに難しくする可能性があります。両面印刷のチラシを作成する際は、ある程度の厚みがある紙を選ぶようにしてください。

QRコードをチラシに印刷して活用するための3つのポイント

次に、QRコードをチラシに印刷して活用するためのポイントについて解説します。

  • QRコードを目立たせる
  • 両面印刷の場合は表裏に入れる
  • 誘導する文言を記載する

それぞれについて詳しくみていきましょう。

①QRコードを目立たせる

チラシにQRコードを掲載する際は、確実にみつけてもらうための工夫が必要です。単にQRコードを配置するだけではなく、目に留まりやすいデザインへの工夫が求められます。

また、QRコード周辺の装飾をシンプルにすることで、視認性を高めることも重要です。さらに、ほかのチラシとの差別化を図るためにも、可能であれば複数パターンのデザインを作成し、どちらがより効果的かチェックするようにしてみてください。

②両面印刷の場合は表裏に入れる

両面印刷の場合は、QRコードを表裏の両方に配置するのがおすすめです。
これにより、チラシのどちらを見てもQRコードをみつけて読み取ることができ、視認性の向上が期待できます。

ただし、両面印刷の場合は紙の厚みに注意しましょう。薄手の紙を使用すると、裏写りしてQRコードが正確に読み取れなくなるおそれがあります。具体的には0.1mm程度(90kg)の厚さがおすすめです。

>90kg以上の用紙一覧はこちらから

両面にQRコードを入れる際は顧客の利便性を最大限に高めると同時に、紙の質にも細心の注意を払うことが大切です。

③誘導する文言を記載する

ユーザーの興味を引くようなキャッチコピーを掲載すると、QRコードからアクセスしてもらえる確率が高まります。また、アクセスに応じて割引クーポンやプレゼントなどを用意するのも、アクセスを促す効果的な手段です。

デザインとキャッチコピーにこだわり、顧客にアピールすることで、アクセス数とレスポンス率の両方を高められます。

QRコードを印刷する場合の注意点でよくある4つの質問

最後に、QRコードを印刷する場合の注意点でよくある質問を紹介します。

  • 質問1. QRコードを印刷する場合の解像度は?
  • 質問2. QRコードが活用されている広告媒体の例は?
  • 質問3. QRコードのアクセス率はどのくらい?

それぞれについて詳しくみていきましょう。

質問1. QRコードを印刷する場合の解像度は?

QRコードを記載する場合、コードの画像解像度は300〜350dpiが適切とされています。理由は、低い解像度で印刷されたQRコードは、仕上がりが粗くなり、スキャン時に読み取れないおそれがあるためです。

一般的に、アプリやWebサイトで取得したQRコードの画像データは、72dpiという低解像度である場合が多く、Photoshopなどの画像編集ソフトを用いてサイズと解像度の調整が必要になります。

また、QRコードを生成できるサービスのなかには、eps形式やpdf形式で書き出せるベクターデータをサポートしているものもあります。これらの形式であれば、Illustratorなどのソフトウェアを使用して解像度を気にすることなく拡大縮小が可能です。

>(あわせて読みたい)画像の解像度とは?サイズ目安や確認方法、印刷データ作成時の注意点について解説

質問2. QRコードの作成方法やデータ形式は?

QRコードを作成する方法はいくつかあります。それぞれメリットや作成における注意点があるため、展開に合わせて作成するのがよいでしょう。下記に紹介します。

  1. QRコードを作成したいページで右クリック、「このページのQRコードを作成」を選択して作成する
    簡単に作成できます。ただしQRコードのサイズや解像度の指定が出来ない、データ形式が限られる(png)ため、用途によっては不向きな場合があります。
  2. QRコードを生成してくれる専用のウェブツールで作成する
    URLやデータ形式を指定して作成できます。ツールによってはQRコードの色を変えたり、デザインを一部変えられたりできるので見栄えを良くしたい時には良いでしょう。

    ただし、ウェブで作ったQRコードは大体RGBのPNG形式で、このまま印刷するとCMYKの掛け合わせで版ズレを起こすこともあり、印刷物作成時に注意が必要です。
  3. Adobe InDesign(インデザイン)で作成する
    専門ソフトが必要となります。パーソナライズされたDMのアクセス推移を見たい、金券やクーポン券発行のためのQRコードを発行したい、といった用途に向いています。また、印刷用に適した色表現(K100)ができるので正確な印刷データが作成できます。
    1種類のQRコードを多部数印刷する場合はウェブツールを使用、多種類のQRコードを数枚単位で印刷する場合はインデザインを使用します。
    >多種類のQRコードを作成~DM配布をしたいなら「パーソナライズDM」

質問3. QRコードが活用されている広告媒体の例は?

  • DM (ダイレクトメール)
  • チラシ
  • 新聞・雑誌広告
  • 看板・ポスター
  • 店頭POP
  • 名刺

これらの広告媒体は記載できる情報量に限りがあるため、QRコードと組み合わせて顧客にアプローチするのがおすすめです。
いずれの媒体も、興味を持ったユーザーからのアクセスが期待できるため、商品やサービスの高いコンバージョンが期待できます。

質問4. QRコードのアクセス率はどのくらい?

日本ダイレクトメール協会(JDMA)が2019年12月に実施した「DMメディア実態調査」によると、Webに誘導するタイプのダイレクトメールを受け取った経験がある人は64.3%で、そのなかでQRコードを利用してWebにアクセスした人は40.2%となっています。

とくに、20〜30代の男性でその傾向が強く、この年代の半数以上が紙媒体からWebに遷移していることがわかりました。
この情報を踏まえると、QRコードを通じてWebへのアクセスを促進するための戦略を立てる際は、若年層の男性をターゲットにするのが有効であることがわかります。

参考:DMメディア実態調査2019(日本ダイレクトメール協会)

まとめ

本記事では、QRコードをチラシに印刷するメリットや印刷する際の注意点、印刷して活用するためのポイントについて解説しました。

QRコードは、低価格で集客効果が期待できるほか、広告媒体に掲載できない情報提供ができたり、効果測定に活用できたりするメリットがあります。ただし、記載するサイズや周囲の余白の有無、印刷する用紙によっては、上手く読み取れないおそれもあるため注意が必要です。

なお、QRコードを印刷する場合は、チラシやDM、ポスター、名刺などの広告媒体の制作からプロに依頼するのもおすすめです。ぜひ、この記事を参考にQRコードを活用してみてください。

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