“食欲の秋”は、飲食店にとって大事な書き入れ時の季節です。秋限定メニューの企画や準備を進めている飲食店経営者の方も多いことと思いますが、POPやポスターなどの販促品の準備にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、秋限定メニューの販促に役立つ、POPやポスターなどの活用術についてご紹介します。

秋限定メニューの販促のコツ

秋はおいしい食材が増える季節です。通常メニューに加えて、秋季のみの限定メニューを考案し、提供する飲食店は数多くあります。

では、秋限定メニューの販促を効果的に行うためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

お客様の食欲をそそるキャッチコピーをつける

秋限定メニューをお客様へおすすめするためにPOPを作成する場合は、食欲をそそるキャッチコピーでお客様の目を引きましょう。

「旬のおいしさ」「秋のごちそう」などの季節感の言葉や、「ほくほく」「松茸薫る」などの五感を刺激するような言葉を組み合わせます。他にも、「秋限定」「季節限定」「数量限定」などの限定感を押し出したキャッチコピーを使用するのも効果的です。

秋らしい写真（イラスト）を使用する

飲食物のポスターにおいては、写真がとても重要な要素となります。シズル感のある料理写真や新鮮な食材の写真を使用することで、お客様の「食べてみたい」という気持ちを引き出すことができます。

また、秋限定メニューのポスターを作成する場合は、料理や食材の写真に加えて「もみじ」や「中秋の名月」などのモチーフの写真やイラストを使用すると、秋らしさを演出することができます。

料理の写真を見ておいしそうだと感じたお客様に「このメニューは秋だけしか食べられないものなのか」と認識していただくことで、注文していただける可能性が上がるかもしれません。

限定メニューは差し込みメニューでご案内

既存の通常メニューの中に限定メニューのページを入れ込むと、お客様が限定メニューのページを読み飛ばしてしまい、その存在に気が付かないことも考えられます。季節限定のメニューを提供する際は、通常のメニューブックに追加するのではなく、メニュー用紙をラミネートフィルム加工した差し込みメニューを用意しましょう。

秋メニューを効果的にアピールする、POPやポスターなどの活用術

ここでは、秋限定メニューの販促にPOPやポスターを活用する例をご紹介します。

店頭には入店を促すポスターや立て看板を

いくら店内を魅力的なPOPやポスターで飾っても、入店してもらえなければ意味がありません。店頭ポスターや立て看板は、たまたま店の前を通っただけの通行人の方にもアピールしやすい効果的な販促アイテムのため、秋限定メニューをおすすめするポスターや立て看板などを、店頭の目立つ位置に掲示しておきましょう。

一押し食材は卓上POPでおすすめ

小型の卓上POPは掲載できる情報が限られているため、見た方の印象に残るようなインパクトが重要です。「秋刀魚はじめました」などの短文や、食材をデフォルメしたユニークなイラストなどでお客様の興味を引きましょう。高級食材であれば、食材名だけをPOPに記載するのも効果的です。

上品で風流な店内ポスターで「秋のごちそう感」をアピール

秋限定メニューの中でも、特に単価の高いメニューやコースへ誘導したいなら、上品で風流な雰囲気のポスターを作成するのがおすすめです。

秋らしいモチーフは、先ほどもご紹介した通り「もみじ」や「中秋の名月」など風流なものが多いため、上品なポスターを作成するのはそう難しいことではありません。「秋だけのとっておき」などのような限定感を演出するキャッチコピーや、食材へのこだわりを語る文章を入れるなどして、お客様の意識を単価の高い秋限定メニューへ誘導しましょう。

おわりに

秋限定などの季節限定のメニューをPOPやポスターで販促する際には、いかにお客様の目を引くか、インパクトを残せるかが重要です。キャッチコピーや写真などを工夫したPOPやポスターで、お客様の視線を秋限定メニューに集めましょう。

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