ホーム お役立ちコラム 小学校でも取り入れられているポスターセッションとは?意味・やり方を再確認!
更新日:2023.12.23
小学校でも取り入れられているポスターセッションとは?意味・やり方を再確認!
学会や研究発表の場で「ポスターセッション」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
ポスターセッションは、ポスターを使って行う発表手段の名称で、もともとは学会の研究発表などでおなじみの方法ですが、近頃では小学校でも言語活動の一環で取り入れられるなど、身近で行われています。
そこで今回は、ポスターセッションとはどのようなものなのか、その内容や実施する際のコツについてまとめました。ポスターセッションのメリットを理解し、発表の場を盛り上げるために積極的に取り入れていきましょう。
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ポスターセッションとは?
ポスターセッションとは、研究結果などを発表する手段の1つです。発表者が、発表内容を図やグラフなどを用いてポスターとしてまとめ、会場で参加者を前にそのポスターを使いながらプレゼンおよび質疑応答します。
通常、会場には複数の発表者が各自スペースに待機し、発表テーマに興味を持った参加者がスペースに集まった時点で発表します。
参加者は、疑問点などがあればその都度発表者に質問できるため、テーマによっては質疑応答が活発に繰り広げられる「ライブ感」のある発表方法です。
ポスターセッションの効果
ポスターセッションを行うことで、発表者は大きく2つの効果を得ることが出来ます。
- 発表者は表現力・説明力を身に付けられる
- 発表者と参加者の交流が深まり、研究活動がより活性化される
詳しく見ていきましょう。
①表現力・説明力を身に付けられる
ポスターセッションで使うポスター作成のために、発表者は重要な情報を選んで紙1枚にまとめる必要があります。
また、文章だけでなく図やグラフなどを効果的に使い、一目瞭然で発表内容がわかる紙面にするための「表現力」も求められます。さらに、そのポスターを使いながら会場で参加者にわかりやすく説明する「説明力」も不可欠です。
ポスターセッションを体験することで、この2つの力を伸ばすことができます。
②参加者との交流が深まり、研究活動が活性化される
ポスターセッションの大きな特徴は、参加者が興味を持ったテーマの発表のみを選んで聞くことができ、発表者との距離も近いため、気軽に質問できる点です。
その場ですぐに質疑応答できるため、参加者は理解しやすく、発表者も参加者の意見などをもとにさらに自分の考えを深めたり、新たな視点を得たりすることができます。その結果、研究活動の活性化につなげることが可能です。
発表を成功させるポスターとは?
ポスターセッションを成功させるには、魅力的なポスターを作ることが必要不可欠です。発表内容がわかりやすくまとめられた1枚を作るために、以下のポイントを押さえましょう。
①口頭説明がなくても理解できる一目瞭然な構成
理想的なポスターは、発表者の口頭説明がなくても発表内容がほぼわかる構成で作られたものです。
まず、タイトルは明快かつシンプルに。見出しやキーワードを効果的に使い、図や表を取り入れて、視覚的に内容が理解できるものにしましょう。
発表者はつい多くの情報を1枚のポスターに詰め込んだり複数枚貼り出したりしがちですが、参加者の読む気力を減退させるだけです。要点を絞り、伝えたいことを簡潔にまとめて紙面に落とし込みましょう。
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②5m先でも目を引くデザインに
通常、会場内には多くの参加者が歩いており、興味を持ったポスターに近づいて発表者から説明を受けます。
このポスターに「近づけさせる」ことが大切で、数m離れた場所からポスターを見ても、人々の興味を引くデザインにしなければなりません。そして、実際に近づいて見てもその興味が持続し、「さらに知りたい」という欲求を抱かせることが大切です。
全体の色使いや文字のフォントと大きさ、文章量などに気を使い、図や表などとのバランスも考えて構成しましょう。ポスターセッションは「見た目」も重要なのです。
おわりに
今回はポスターセッションの意味や効果、ポスターを制作する際のコツをご紹介しました。
発表者と参加者との距離が近く、アイデアや意見を交換し合えるポスターセッションは、メリットが多い発表手段です。成功のカギを握るポスター作りは、ぜひこだわりたいところ。
高クオリティで美しい1枚を作るなら、印刷会社に依頼してプロに任せるのがおすすめです。ぜひ、ご検討ください。
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