ホーム お役立ちコラム 新人に伝わる「新入社員研修」のポイントは資料作成にあり!
公開日:2020.01.04
新人に伝わる「新入社員研修」のポイントは
資料作成にあり!
新卒社員にとって、仕事の進め方だけでなく社会人としてのマナーを理解する重要な場となる、「新入社員研修」。新入社員研修を成功させるにはどうするべきなのか、悩みを抱える方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、新入社員研修の理解度をより深めるための、資料作成のポイントをご紹介します。
新人社員研修の資料に求められること
まず、新人社員研修の資料にどのようなことが求められるのかを見ていきましょう。
目的を共有できること
新入社員も研修を終えれば各自の配属先で仕事に取り組むことになります。実務面はいわゆるOJT(On-the-Job Training:現任訓練)でフォローすることができますが、「なぜその仕事をするのか」目的を理解できなければ、成果につなげることは難しいでしょう。
新入社員が今後やりがいや目標を持って仕事に取り組めるよう、企業や仕事の最終的な目的(ゴール)を共有できる資料が必要です。
ポイントとして、企業が求めている人物像や事業の目的、本質の理解につながる内容を資料に盛り込むことが挙げられます。
「仕事の基本」を教えられること
新入社員は、企業人としてだけでなく社会人としてもスタートを切ったばかりです。
学生から社会人へと人生のステージが移ったことを理解できるよう、仕事の取り組み方や社会人としての心構えといった「仕事の基本」を習得することが肝要です。
例えば、基本的なビジネスマナーの解説を資料に含め、研修の場ではビジネスマナーを教ええると同時に「なぜビジネスマナーが必要なのか」を伝えるとよいでしょう。
見やすい・分かりやすい資料とは?
新入社員が研修内容の理解を深め、資料を役立ててもらうためには、資料が見やすい・分かりやすいことが鍵になります。
見やすい・分かりやすい資料を作成するために意識したいポイントを3つご紹介します。
1.研修の流れに沿って作る
研修資料を作成する主目的は、新入社員が研修内容を理解するのを助けることにあります。研修中に「今教えられていることは、どこに載っているの?」と資料内を探さなくていいよう、必ず研修の流れに沿って資料を構成しましょう。
一般的に、まず研修のゴールを設定し、ゴールに向けたカリキュラムを策定します。カリキュラムに基づいて資料を用意することになりますが、内容ごとに「大見出し・小見出し・まとめ」で構成を心掛けると、新入社員にも伝わりやすく、後で資料を見返した際も研修内容を思い出しやすいことが期待できます。
2.誰にでも理解できる表現を使う
いくら内容の充実した資料を作成しても、読み手が理解できなければ意味がありません。研修資料で使用する表現は曖昧・抽象的なものではなく、具体的な表現を心掛けましょう。
また、入社したばかリの新人には、専門用語や企業独自の言葉は分かりません。これらの用語を私用する場合は、欄外に注釈をつけるとよいでしょう。
3.絵や図を活用する
研修資料には適度に絵や図を取り入れることをおすすめします。文章のみの資料よりも視覚に訴えることができ、研修内容の理解を促せるからです。
例えば、名刺交換について説明するなら名刺を交換している手元の写真、会社の事業規模など具体的な数値や指標を見せるならグラフなど、視覚に訴える資料作りを心掛けましょう。
研修後も活用できる資料に
研修内容の理解を深める場は、研修の場だけではありません。実務に入ってから見返すことで「そういうことだったのか」と気づくこともあるでしょう。
この気づきは、新入社員研修をブラッシュアップするための重要なヒントでもあります。
研修後も活用できる資料を作成するには、どうすればいいのか「資料の中でできる工夫」と「研修の取り組みでできる工夫」から1つずつ例をご紹介します。
(資料の工夫)メモ用のスペースを設ける
研修で新入社員自身が重要と思ったことや、今後も大切にしたいと思ったことは、適宜メモを取ります。しかし、メモ欄と資料が分離してしまうと、後から見返しても自分が重要と思ったポイントの見直しができません。
あらかじめ資料にメモを入れられるスペースを作っておくと、資料と自分のメモを同時に見返せます。研修時に思ったことも資料とともにフィードバックできるので、新人は自分だけの資料として活かすこともできるでしょう。
(研修の工夫)次に活かす取り組みをする
新入社員研修は、新卒社員にとっては一度きりの研修ですが、企業にとっては毎年行うことです。研修ごとにより理解度を深めて充実した研修を開催できるようにすれば、企業としてより効率よく新卒社員に仕事や社会人としての姿勢を教えられるようになります。
研修後、実際に研修を受けた新入社員に、アンケートや個別面談を通して「研修を受けた感想」を聞くことで、より充実した研修作りに活かすことができます。
また、新人側も疑問や確認したいことが生じているかもしれません。研修したままにするのではなく、フィードバック面談などを通して新入社員個人のフォローもしましょう。
おわりに
今回は、新入社員研修の理解を深める資料作りのポイントをご紹介しました。
ある程度資料の内容や方針が固まれば、よりスムーズに新入社員研修の理解を深められるようになります。カラーを統一したり、図や絵を入れたりと体裁を整えた資料を作る上では、プリントサービスなどの専門サービスも上手に活用すると良いでしょう。
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