ホーム お役立ちコラム 名刺作成費用の相場について。デザインの主な依頼先や作成費用を抑えるコツを徹底解説!
公開日:2022.03.11
名刺作成費用の相場について。デザインの主な依頼先や作成費用を抑えるコツを徹底解説!
名刺を外注する場合に、どの程度の費用がかかるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。名刺の費用相場は、印刷費とデザイン費に大きく依存するため、これらの詳細について理解しておくことが大切です。
本記事では、名刺作成費用を左右する2つの要素や名刺作成における印刷費、デザイン費の相場について解説します。また、名刺デザインの主な依頼先とメリット・デメリットや名刺作成費用を抑えるコツについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
名刺作成費用を左右する2つの要素
まず、名刺作成費用を左右する2つの要素について解説します。
- 印刷費
- デザイン費
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①印刷費
名刺作成の費用は、発注する枚数や紙質、形、仕上げ加工の有無に大きく左右されます。たとえば、ラミネート加工や箔押し、角丸といった特別な仕上げを加えるとコストが高くなる傾向です。
一方で、大量注文の方が小ロットよりも単価を抑えられます。このため、自分だけのオリジナリティを追求するか、コストパフォーマンスを重視するか、その選択が名刺の印象と予算を決定づけます。
②デザイン費
名刺作成において、コストを大きく左右する要因の1つにデザイン費があります。とくに、イラストやロゴ制作、正しい印刷データ(組版)の作成は、名刺の印象を決定づける重要な要素です。
オリジナルのロゴをデザインする場合や、複雑なイラストを加えたい場合は、それ相応のデザイン費が必要です。また、情報を効果的に配置する組版も、オリジナリティのある名刺を制作するためには欠かせません。
これらのデザイン作業にどれだけの投資をするかが、最終的な名刺の質とコストを左右します。
名刺作成における印刷費、デザイン費の相場
次に、名刺作成における印刷費とデザイン費の相場についてご紹介します。それぞれについて詳しくみていきましょう。
①印刷費用の目安
一般的に、印刷料金はモノクロの片面印刷で100枚あたり約1,000円が目安です。印刷会社の多くは、注文数が増えるにつれて1枚あたりのコストが安くなる料金体系を採用しています。
これにより、大量に印刷する場合、単価が抑えられ、コストパフォーマンスが向上します。とくに、名刺などの大量印刷が必要な場合、この価格設定は非常に魅力的です。
②デザイン費用の目安
デザイン費用の目安については、以下のとおりです。
項目 | デザイン費(個人依頼) | デザイン費(制作会社依頼) |
---|---|---|
デザイン | 3,000~30,000円 | 3,000~50,000円 |
ロゴ | 10,000~200,000円 | 50,000~300,000円 |
イラスト作成 | 3,000~10,000円 | 5,000~20,000円 |
名刺作成をデザインから依頼した場合、3,000円~100,000円前後が相場となり、そのうちデザイン費用のみでいえば3,000~50,000円が相場になります。
しかし、名刺においてデザインは、企業や個人の印象を大きく左右する重要な要素であるため、安易に安さのみを追及せず、納得のできるデザインを採用するのがおすすめです。
名刺デザインの主な依頼先とメリット・デメリット
次に、名刺デザインの主な依頼先とメリット・デメリットについて解説します。
- フリーランスデザイナー
- デザイン制作会社
- 印刷会社
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①フリーランスデザイナー
フリーランスのデザイナーに名刺デザインを依頼する際には、コストやスピードの面でメリットがある一方で、スキルや経験がデザイナーごとに異なる点を考慮しなければなりません。
過去の実績や公開されているテンプレートを参考にすれば、やり取りの手間が減り、完成品のイメージをつかみやすくなります。しかし、依頼内容がうまく伝わらなかったり、スキル不足により納期が遅れるリスクも存在するため、慎重な選定が求められます。
②デザイン制作会社
デザインスタジオや法人のデザイン制作会社に依頼する場合、それぞれの特徴があります。デザインスタジオは、経験豊富なスタッフが手がける高品質なオリジナルデザインを提供しますが、費用は高くなりがちです。
一方、法人格のデザイン会社では、組織の強みを活かした迅速かつ柔軟な対応が期待でき、細やかな要望も通りやすいですが、コストが上昇しやすく、プロジェクトの進行が遅くなる場合もあります。
③印刷会社
印刷会社のなかには、デザイン制作が得意な企業もあります。名刺やチラシなどの印刷物を一貫して依頼できるため、デザイン会社に別途依頼するよりも費用を抑えられるケースがほとんどです。
特に、同じデザインで再注文する場合には、印刷費のみで済むため長期的なコスト削減が期待できます。印刷用データを保存・管理してくれるケースも多く、増刷対応やちょっとしたデータ内の修正も依頼できることがメリットです。
しかし、すべての印刷会社がデザインサービスを提供しているわけではなく、またデザインの質が求められる場合には、専門のデザイン会社に依頼する方が確実です。
名刺作成費用を抑えるコツは5つ
次に、名刺作成費用を抑えるコツについて解説します。
- 相見積もりを取得する
- 色数を減らす
- 画像やイラストなどの素材を提供する
- 具体的な要望を伝える
- デザインイメージを提供する
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
①相見積もりを取得する
名刺作成を依頼する際は、複数の業者に見積もりを依頼し、慎重に比較検討するようにしてください。
また、見積もりを取得する際には、料金だけでなく、納期や修正費用の有無、デザインのクオリティなど、細部にわたる確認が後々のトラブルを防ぐためには欠かせません。
企業や個人向けの業者が多く存在するため、広く情報を集め、最適なパートナーを見つけることが成功のポイントです。
②色数を減らす
モノクロや片面印刷の名刺を選ぶ場合、デザインや印刷にかかるコストを抑えられます。さらに、シンプルなデザインであれば、作成のプロセスも効率的に進みやすく、費用も安くなる傾向です。
しかし、記載できる情報の量や表現の幅が限られるため、重要な情報を省略する必要があるかもしれません。名刺の本来の目的である情報の伝達に影響をおよぼさない範囲で制作する工夫が求められます。
③画像やイラストなどの素材を提供する
自社のリソースとして保有するイラストや写真素材を外部に提供すれば、新たに制作する必要がなくなり、依頼する側のコスト削減が期待できます。
とくに、名刺などに使用する画像や素材を事前に用意すれば、デザイン費用を抑えることが可能です。また、フリーランスデザイナーに素材制作のみを依頼し、コストを抑える方法もあります。
④具体的な要望を伝える
名刺作成費用を抑えるためには、具体的な要望を明確に伝えるようにしましょう。デザインの詳細や必要な枚数、紙質や仕上げの希望を事前にリストアップし、それを元に印刷業者と相談すれば、無駄なコストを避けられます。
たとえば、デザインはシンプルにし、特別な加工は省略し、最もコストパフォーマンスが高い紙質を選ぶなど、具体的な要望は見積もりの精度を高め、予算内で最適な名刺を作成する助けとなります。
⑤デザインイメージを提供する
デザインの依頼をする際には、事前にイメージボードを用意しておくと、費用を抑えられるだけでなく、デザイナーとのコミュニケーションがスムーズです。
依頼内容が明確になれば、デザインプロセスが効率的に進み、必要な素材や要件も早めに決定できます。たとえば、インターネットやSNSで関連するキーワードを使ってイメージに近い画像を複数ピックアップし、依頼先に提示すると、望むデザインに近づけられます。
名刺の相場でよくある3つの質問
最後に、名刺の相場でよくある質問をご紹介します。
- 質問1.名刺作成で費用に差が出る理由は?
- 質問2.印字や紙質にこだわる場合の相場は?
- 質問3.名刺デザインを依頼する場合の注意点は?
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1:名刺作成で費用に差が出る理由は?
名刺の制作費用は、依頼する工程によって異なります。名刺制作のプロセスには、原稿作成やデザイン制作、そして印刷が含まれます。すべての工程を外部に依頼するとコストは高くなりますが、印刷のみを外部に依頼する場合、費用を抑えることが可能です。
たとえば、会社名や住所など基本的な情報だけを掲載するシンプルな名刺や、独自のキャッチコピーを含む名刺など、目的に応じた選択肢があります。専門家に依頼する部分が増えると、それに伴い費用が増加します。
質問2:印字や紙質にこだわる場合の相場は?
名刺の印字や紙質にこだわる場合、相場は幅広く変動します。高品質なインクや特殊な紙材を使用すると、一般的な名刺よりもコストが高くなりがちです。
たとえば、厚手の紙やテクスチャーが特徴の紙、UVコーティングや箔押しなどの加工を施すと、その分価格は上昇します。一般的に、こだわりの印字と紙質を求める場合、100枚あたり数千円から1万円以上かかるケースも珍しくありません。
このため、予算とのバランスを考えつつ、必要なクオリティを選択するようにしてください。
質問3:名刺デザインを依頼する場合の注意点は?
名刺のデザインを依頼する際には、事前にレイアウトの大枠を考えておきましょう。テンプレートを活用する場合でも、完成イメージがなければ選択に時間がかかってしまいます。
デザイナーとの打ち合わせで具体的なイメージを伝えるためにも、企業名や氏名、役職、会社情報などの配置をあらかじめ決めておけばスムーズです。また、レイアウトが事前に固まっていれば、テンプレートからイメージに近いものを選ぶだけで済む場合もあります。
まとめ
本記事では、名刺作成費用を左右する2つの要素や名刺作成における印刷費、デザイン費の相場、デザインの主な依頼先とメリット・デメリット、名刺作成費用を抑えるコツについて紹介しました。
名刺作成にかかる費用は主に印刷費とデザイン費によって左右されます。印刷費は枚数や紙質、特殊加工の有無に依存し、デザイン費はロゴやイラストの複雑さが影響します。
市場では、印刷費用は数百円から、デザイン費用は数千円から数万円の範囲で変動するケースが多いです。また、名刺のデザインはフリーランスや制作会社、印刷会社のいずれかに依頼でき、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
コストを抑えるためには、相見積もりの取得や具体的な要望の明確化が不可欠です。しかし、コストばかりに目を向けて、デザインの質を疎かにするべきではありません。コストパフォーマンスに目を向けて、名刺作成を行うようにしてみてください。
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