ホーム お役立ちコラム 同人誌の値札はどうしてる?カードやPOP風、帯など、値札の作り方
公開日:2017.09.11
同人誌の値札はどうしてる?
カードやPOP風、帯など、値札の作り方
大都市で開催される大型の同人イベント(同人誌即売会)はサークル・一般共に多くの方が参加して大盛況となりますが、その分会場に並ぶ同人誌も多種多様。同人誌を頒布するサークル側は、どうやって自分の本を目立たせれば良いのでしょうか。
今回は、本を手にとってもらいやすくする値札や、その作り方についてご紹介します。
値札には何を書けば良いの?
それでは、同人誌の値札には値段以外に何を書けば良いのでしょうか?大きく分けると「新刊か既刊か」「価格」「内容」の3つです。
【1】新刊か既刊か
文字通り、本が新刊なのか、それとも既刊なのかを明記しましょう。スペースを訪れる一般参加者の中には、「新刊だけが欲しい」という方もいれば「買い逃した既刊も欲しい」という方もいます。値札に新刊か既刊かを明記しておけば、一般参加者は本の購入時に迷わずに済むでしょう。
新刊の場合は値札の一番上など、目立つところに「新刊」と記載してください。フォントカラーを赤にする、ふきだしをつけるなど、ひと目で分かるようにすると良いでしょう。
【2】価格
「同人誌を買うとき、正直価格は見ていない」という意見も見られますが、やはり価格の明記は欠かせません。フォントを太字にする、フォントサイズを大きめにするなど、見やすくする工夫をしましょう。
【3】内容
内容については、同人誌の場合「ジャンル」「CP(カップリング)」「全年齢向けか否か」「あらすじ」「特殊な内容に対する注意」の5つが分かると購入する側としては比較的安心できるのではないでしょうか。
ジャンル・CP
「ジャンル」と「CP」はサークルスペースである程度判断することができます。イベントでは、サークル申し込みの際に報告されたジャンルとCPによってサークルスペースの配置が決められるためです。しかし、誤購入を防ぐため値札にはCPを記載しておきましょう。
全年齢向けか否か
同人イベントに参加する方の年齢はさまざまです。そのため、全年齢向けの本なのか、成人向けの本なのかをしっかりと明記しておくことは非常に重要です。全年齢向けなら特に何も書く必要はありませんが、成人向けの本を作るなら必ず値札に記載してください。
あらすじ
値札には、可能であればあらすじを書いておきましょう。詳細なあらすじではなく、1行程度の簡単なもので構いません。簡潔にまとめることが一般的ですが、ポエム風のあらすじを書き、一般参加者の興味を引く方法もあります。
特殊な内容に対する注意
必須ではありませんが、「登場するキャラクターが、原作にないような不幸な目に遭う」「メインのCPとは別のCPも登場する」「登場するキャラクターの性別や年齢が原作と異なる」などの特殊な内容を含む場合、注意を促す文言を入れておくと不要なトラブルを回避しやすくなります。
どんな値札を作る?値札の種類と作り方
先にご紹介した通り、同人誌の値札は単に価格を書くだけではなく、さまざまな情報を記載する必要があります。そしてそれらを分かりやすくすることもまた大切です。そのために、値札にどのような種類があるのかを把握しておきましょう。
最も一般的な「カードタイプ」
文具店や雑貨店で購入可能なカード類に手書きする、または名刺印刷用紙を購入してプリンターで印刷するタイプです。気に入ったデザインのカードがない場合は、印刷会社のカード印刷や名刺印刷サービスを利用してオリジナルカードを作ることもできます。
見やすい「POPタイプ」
用紙に展開図を書き込む、または印刷し、カットして組み立てて使用します。POPタイプは展開図によってさまざまな形にすることができるため、目を引きやすいという特徴があります。
デザインセンスが光る「帯タイプ」
本に巻きつける帯タイプの値札は、帯をつけることを前提とした表紙デザインを考えたり、表紙の絵とつながるように帯にも絵や文字を入れたりするなど、表紙または帯のデザインに工夫が必要なことがあります。しかし、その分デザインセンスが光る値札を作ることもできるでしょう。
おわりに
同人誌は、作る計画を立てて原稿を作り、発注し、スペースを設営して頒布するまでの全てを自分で行います。時間と労力を掛けて作り上げた本は、まさに努力の結晶。ようやく出来上がった1冊を読んでもらうために、努力と自信を値札にもぶつけてみましょう。
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