文字だけのおしゃれな活版印刷風
ポスターで、インテリアを引き立てよう

ブルックリンスタイルのカフェなどでよく見かけるインテリアに、活版印刷風ポスターがあります。活版印刷風のポスターにはレトロな雰囲気があるため、ヴィンテージ風のインテリアやデザインとの相性は抜群です。

しかし、活版印刷のポスターはすべて手作業で刷り上げられるため、大量生産のポスターに比べて少々値が張ります。また、好みのデザイン、文章のものがないとお悩みの方もいるでしょう。それなら、活版印刷風のテキストポスター（文字だけのポスター）を自分で作ってみるのはいかがでしょうか。

ここでは、活版印刷風ポスターを作るコツを始めとして、印刷からインテリアとして飾るまでのポイントをご紹介します。

デザイン作成ソフトで解像度やサイズを決める

解像度やサイズを決める

ポスターを印刷するには、まずデザインを作る必要があります。英語の文章や単語を好きなように配置することが、活版印刷風ポスターの定番デザインです。お気に入りのフォントを探して、オリジナルの活版印刷風ポスターを作っていきましょう。

活版印刷ポスター作りには、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトが便利でおすすめです。

Photoshopを使用する場合は、初めにポスターに合わせて解像度を設定する必要があります。仕上がりが荒くならないように、350dpi以上の解像度に設定しましょう。

サイズは、A版またはB版の中から好みのサイズを選びます。印刷の際にフチが白く余らないようにするために、カンバスサイズには天地左右に数ミリ（3mmずつ、または5mmずつ）の塗り足しを設定してください。ガイドレイアウトを使用すれば、仕上がりサイズを意識してデザインすることができます。

Illustratorを使用する場合はくっきりとした印刷が可能なため、Photoshopで文字だけ作り、Illustratorで開いて文字のパスを取り出し、ライブトレースをする方法も1つの手です。

活版印刷は、アナログのインクでスタンプを押したような味わいがある点が特徴です。選んだ英字フォントを活版風に加工するために、Photoshopでレイヤーを作ってテキストのラスタライズを行えば、フィルターなどの描画が可能になります。

また、ラスタライズしたテキストレイヤーに、「はね」や「スタンプ」のフィルター効果をブラシで出すことによって、スタンプで押したような、活版のかすれた雰囲気を出すことも可能です。ヴィンテージ風のフリーフォントを追加して使用しても良いでしょう。

文字を活版印刷風に加工したら、細かい大きさや太さなど、アナログ風の味わいあるバランスを考えて文字を組んでいきます。文字を好きな場所に移動させたり、変形ツールで回転させたり、揃え方(中央揃え・右揃え・左揃え)を選んだりして配置しましょう。

ポスターを部屋に飾る

自分でポスターを印刷する場合、A3サイズまでなら好きな風合いの紙を選んで印刷できるところがメリットだといえます。印刷会社に依頼する場合は、1枚から申し込めるオンデマンド印刷がオンラインでも注文可能な場合が多いため、便利です。

オンデマンド印刷の場合は、レイヤーを統合して入稿するようにしましょう。

印刷会社によってはフレームがセットになっているサービスもあるため、フレームに入れるひと手間が省けるのも嬉しいポイントです。

印刷が仕上がったら、好きなフレームに入れてインテリアとして部屋に飾りましょう。ブルックリンスタイルに見られる、ユーズド感のあるインテリアに合わせると活版印刷のアナログな雰囲気がインテリアを一層引き立たせてくれるでしょう。

活版印刷風のポスターを作成する際のポイントは、デザインソフトのフィルター機能で英字フォントを加工することです。

ポスターをインテリアとして飾る際には、フレームや場所などブルックリンスタイルのラフさを意識して飾れば、落ち着いた雰囲気にすることができます。DIYなどのハンドメイド風インテリアとの組み合わせも相性が良く、レトロな雰囲気が出せるため、試してみてはいかがでしょうか。