2018.08.20オンデマンド印刷 , 製本・ラミネートなど後加工 , 製本・紙・加工

手軽に作れる「折本」ってどんなもの?同人折本の作り方をチェック

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冊子を開く女性

同人イベントなどに参加する際「もうちょっと何か作りたい」と思うことはありませんか?そんなときは手軽に作れる「折本」がおすすめです。

今回は、折本とは何か、どんな風に作れば良いのかなどをご紹介します。

折本(おりほん)とは?

蛇腹状に折りたたまれた紙

折本(おりほん)とは、元々は巻物状の横長の紙を蛇腹状に折りたたみ、1冊の本にしたもののことを指します。

現在のような製本方法が生まれる前に、和古書に用いられていた装丁方法のひとつです。そこから転じて、似た形状の簡易的な本も「折本」と呼ばれます。

同人誌の折本には、主に以下の3つの種類があります。

 

 

【1】1枚の大きな紙の中央に横一文字の切り込みを入れ、折り曲げて本の形にした全8ページの本

【2】1枚の紙を2つ折りにした全4ページの本

【3】表紙と本文を同じ用紙にした中綴じ本(折り綴じ本)

同人誌を印刷する会社では、【2】と【3】を取り扱っていることが一般的です。今回はこの3パターンの折本についてご紹介します。

折本の作り方

【1】の折本の作り方

1枚の紙に切り込みを入れ、折り曲げて本の形にする方法です。幼稚園や小学校の頃に、遊びのひとつとして作ったことのある方も多いのではないでしょうか。

この折本の場合、全8ページのものが主流です。SNSで発表した作品をまとめた簡易的な作品集や、短編小説などの短い作品、少部数の無料配布本などに利用されることがあります。

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【用意するもの】

・A4やA3など、長方形の用紙

・カッターまたはハサミ

【作成時のポイント】

折り目をしっかりつける

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【手順】

1.用紙を半分に折る

用紙が2分の1のサイズになるよう、半分に折ります。

下の図に書かれた数字は、折本が完成した際のページ順です。①が表紙、⑧が裏表紙となります。

折本の作り方の図解1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.さらに半分に折る

さらに2分の1のサイズになるよう、半分に折ります。

折本の作り方の図解2

 

 

 

 

 

 

 

 

3.さらに半分に折る

またさらに2分の1のサイズになるよう、半分に折ります。

折本の作り方の図解3

 

 

 

 

 

 

 

 

図4のような状態にしたら、しっかりと折り目をつけましょう。

折本の作り方の図解4

 

 

 

 

 

 

 

 

4.図3の状態に戻し、一部を切る
図4の状態まで折ってしっかりと折り目をつけたら、図3の状態に戻します。そして、折れている部分を図5のように一部のみ切りましょう。

折本の作り方の図解5

 

 

 

 

 

 

 

 

5.用紙を中心に向かって寄せる

図5の後に用紙をすべて開き、①・②と⑤・⑥がそれぞれ山になるように、用紙を中心に向かって寄せます。

折本の作り方の図解6

 

 

 

 

 

 

 

 

6.ページの上辺にあたる部分を折る

①~⑧それぞれのページの上辺にあたる部分(天)が山になるように折ります。

折本の作り方の図解8

 

 

 

 

 

 

 

 

7.①が表紙になるように折りたたんで完成

図8の状態から、①と⑧で他のページを挟み込むように折りたためば完成です。

折本の作り方の図解9

 

 

 

 

 

 

 

 

ノートパソコンを操作する人

 

 

 

 

 

 

 

 

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印刷枚数が片面1枚のみで済むため、ネットプリントとして配信し、印刷したユーザーの手で折本にしてもらうといった頒布方法も可能です。また、両面印刷すれば、ひっくり返してたたみ直すことでもう1作品楽しむこともできます。

【2】の折本の作り方

1枚の紙を2つ折りにしただけの本です。同人誌の印刷を扱う印刷会社でも、この方法を取り扱っているところがあります。ページ数は全4ページです。

全面印刷の場合は、裁断がずれても問題が生じないよう、印刷データを少し大きめに作っておくと安心です。仕上がりサイズよりも上下左右3㎜程度ずつ、大きく作成しましょう。印刷会社によって作成できるサイズが異なるため、事前確認が必要です。

【3】の折本の作り方

表紙と本文と同じ紙にした本は、折本ではなく折り綴じ本と呼ばれることもあります。ページ数は4ページ刻みで増やすことが可能ですが、最低ページ数は8ページからとしている印刷会社が多いようです。

こちらの折本の場合、紙の種類やサイズ、部数、ページ数によって料金が大きく異なります。そのため、予算や作りたい本のページ数に合わせて作成することが可能です。

印刷会社で折本を作る際の流れ

ノートパソコンを操作する人

 

 

 

 

 

 

 

 

印刷会社に同人イベント用の折本を発注する際の流れを、順を追ってご説明します。

1.発注フォームやメールで注文する

印刷会社のWebサイトにある発注フォームから注文します。または発注書をメールで添付する方法もあります。

2.データを入稿する

自分のWebサイトのサーバーにデータをアップするか、データ送信サービスを利用して印刷会社へ入稿します。入稿後は確認のため、メールや電話で連絡をしましょう。

また、CD-R、DVD-R、USBメモリなどのメディアでの入稿を受け付けている印刷会社もあります。その場合は、印刷会社への到着日が締め切り日までに間に合うように、配送にかかる期間を確認しましょう。

3.入金する

印刷料金を入金します。印刷会社によって、前払い・後払いの場合がありますので確認しておきましょう。

4.納品

本を発送してもらいます。自宅の他、同人イベント会場へ直接搬入を行っている印刷会社もありますので、希望に応じて発送先を指定してください。直接搬入の場合は事前に相談が必要な場合が多いので、発注の際に希望を書いておきましょう。

おわりに

折本はページ数が少なくても作れるため、「同人イベントで新刊の原稿はすでに入稿したけれど、イベントまでまだ日数があるから他にも何か出せそう」という場合や、「ちゃんとした新刊は出せそうにないけど、何かしら頒布したい」といった場合に便利です。

部数が少なければ、印刷したものを自分で折りたたんだり製本したりすることで作成できますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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Kinko'sお役立ちコラム編集部

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