失敗しない不動産会社のチラシを
作成するには？デザインのコツをチェック

不動産の物件情報はWebサイトに掲載されることが増えていますが、不動産業界において未だチラシによる情報拡散は根強い人気を誇っています。不動産チラシには、「インターネットを利用しない方にも目を通してもらえる」「ターゲットユーザーにアピールできる」などのメリットがあるためです。 しかし、ただチラシに物件情報を載せるだけでは成果をあげられません。そこで今回は、良い不動産チラシとはどのようなものなのか、そしてチラシ作成で押さえたいデザインのコツについてご紹介します。

不動産チラシは必要？

不動産広告のチラシは効果的な宣伝手法です。最近では不動産情報を専門的に取り扱うWebサイトも登場していますが、不動産の売買を検討する方の中には、インターネットの利用に抵抗を感じる年配の方や、会社以外ではインターネットを利用しないという方もいるためです。 また、インターネットでは不特定多数に向けて情報発信されているため、ターゲットユーザーに情報が届かない場合も少なくありません。売り出し中の物件の近くでチラシを配布すれば、地元の方や近所に職場がある方にアピールできます。

好まれる不動産チラシのデザインとは

折り込みチラシやポスティングなどで配布される不動産広告のチラシですが、このチラシにも好まれるデザインとそうでないデザインがあります。では、不動産チラシをデザインするときはどのような点に留意すれば良いのでしょうか。 最も大切なポイントは、あれもこれもと情報を盛り込むのではなく、お客様に関心を持ってもらえるように内容を絞り込むことです。パッと見た瞬間に情報が頭に入ってくるようなデザインを心掛けましょう。 文字ばかりで紙面を埋めるよりも、物件の魅力を伝えるキャッチコピー、鮮明な物件の写真や分かりやすい間取り図を入れることで、チラシにインパクトを持たせることができます。ポイントを色で強調したチラシも、読む方の目を引きます。

不動産チラシに掲載すべき項目

【1】物件の価格と面積

お客様には、自身の年収をもとにしたおおよその購入予算があるはずです。また、家族の人数などによって、理想とする物件の面積も変わってきます。返済期間35年とした場合の支払いプランを掲載すると、毎月の支払い額をイメージしやすいでしょう。

【2】物件の住所（市町村や地域名）と最寄り駅までの時間

どこにある物件なのかすぐに分かるように、市町村や地域名を記載しましょう。最寄り駅までの時間も物件購入に欠かせない重要な情報です。主要駅（都内であれば東京駅、新宿駅、渋谷駅、品川駅など）から最寄り駅までの時間も記載しておくと、通勤時間の参考になります。

【3】物件担当者の顔写真

ローンを組んで数千万円もする物件を購入しようとするお客様が、信頼できる不動産会社や担当者を選びたいと思うのは当然です。不動産会社によっては、安心感を与えるために営業担当者の顔写真を掲載する場合もあります。

【4】会社名と連絡先

会社名と連絡先（電話番号や会社URL）は忘れずに記載し、物件に興味を持ったお客様が問い合わせられるようにします。複数の物件情報をチラシに掲載し、物件ごとに問い合わせ電話番号が異なる場合は、番号の一部に色をつけておくと良いでしょう。お客様が迷わずに済みます。

【5】見学会参加者へのプレゼント

見学会（オープンハウス）を開催する場合は、参加者に記念品やクオカードをプレゼントすることがあると思います。このようなプレゼントの情報も、チラシにぜひ掲載しましょう。

おわりに

インターネットで目にすることも増えた不動産情報ですが、インターネットユーザーとターゲットユーザーは必ずしも一致するとは限りません。今後も不動産チラシは有効な宣伝ツールとして活躍し続けるのではないでしょうか。 不動産チラシは、盛り込む内容を絞り、分かりやすいデザインにすることがポイントです。物件の魅力をお客様に最大限に伝えられる情報を記載しましょう。