ホーム お役立ちコラム お中元の時期、のしやお礼状の書き方は?お中元のマナーをチェック
公開日:2017.06.08
お中元の時期、のしやお礼状の書き方は?
お中元のマナーをチェック
お中元は、上半期お世話になった方々へ「ありがとう」の気持ちを込めて贈り物をする、日本の伝統行事です。職場の方々や取引先、そして親しい友人や親族と良好な関係を築いていくためにも、欠かすことのできないイベントといえるでしょう。
しかし、お中元の時期やのしの書き方、お礼状の書き方など、正しいマナーがよく分からず困っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、お中元のマナーについてご紹介します。
お中元の時期
お中元を贈る時期はお盆の時期と関係があり、地域によって異なります。
7月15日にお盆行事を行う東京、横浜、静岡の一部地域などでは、7月上旬から7月15日までの間にお中元を贈ります。
また、全国的に多い、8月15日にお盆行事を行う地域では、7月下旬から8月15日までがお中元を贈る時期です。
このように、地域によってお中元を贈る時期が異なるため、遠方の知人に贈る場合は注意が必要です。
なお、お中元はお世話になった方々へのお礼のしるしとして贈るもののため、喪中の人が贈ったり、喪中の相手に贈ったりすることはいずれも問題ありません。
のしの書き方
お祝いやお礼、弔事の際の贈り物に用いる「のし」にはいくつか種類があり、目的によって使い分ける必要があります。
お中元の場合は、「紅白の蝶結び」の水引がついたのしを使用しましょう。
お中元ののしの書き方は、まずのしの中央上段(水引よりも上の部分)に「御中元(お中元)」、中央下段に送り主である自分の名前や会社名を書きます。
連名の場合は、右側に目上の方の名前を書きましょう。また、3名以上の連名の場合は代表者名を書き、左側に「外一同」と書きます。
なお、お中元の時期を過ぎて贈り物をする場合、立秋(8月7、8日頃)までは「暑中御見舞(暑中お見舞い)」、立秋から9月上旬は「残暑御見舞(残暑お見舞い)」と書きましょう。
のしの貼り方は、一般的には包装紙の外に貼る「外のし」が正式なマナーであるとされています。しかし、現在では宅配便などで配達することも多いため、外のしが難しいケースもあります。そのため、宅配便の場合は「内のし」、直接持参する場合は「外のし」と使い分けることが多いようです。
あいさつ状の書き方
お中元は、本来ならば直接日頃のお礼を伝えて手渡しするのが良いとされています。しかし、相手が遠方に住んでいる場合は手渡しすることが難しいため、店舗やインターネットショップから配送することになります。
お中元を配送する際は直接お礼を伝えることができないため、あいさつ状を同封するか、お中元が先方に到着するタイミングを見越して手紙やはがきを出しましょう。
特に、果物や生ものなど、あまり日持ちしない品を送る場合は、送ったものや到着予定日を必ず書き添えてください。
お礼状の書き方
お中元を頂いた場合にはお礼状を出しましょう。
親しい間柄の場合は感謝の気持ちを電話やメールで済ませるのも良いですが、正式にはお礼状を出すのがマナーです。
お礼状を書く際のポイントは以下の通りです。
・お礼の気持ちを伝える
・自分だけでなく、家族あるいは職場の仲間も喜んでいることを伝える
・今後ともお付き合いをお願いしたい旨の文言を入れる
・相手の健康や体調を気遣う旨の文言を入れる
あまり堅苦しく考えず、今の素直な気持ちを自分の言葉で述べると良いでしょう。
お中元はお祝いではなくお礼の贈り物であるため、お返しが絶対に必要なわけではありません。お返しをする場合は「お返しとして心ばかりの品をお届けします」と一言添えて、少し時期を置いて送付することをおすすめします。
おわりに
お中元は、日頃お世話になっている方々に対し、感謝の意と今後も変わらずお付き合いしたいという思いを込めて贈るものです。
お中元のマナーをしっかり理解して、相手に喜んでもらえる品を贈りましょう。
なお、あいさつ状やお礼状がたくさん必要になる場合は、印刷会社を利用することをおすすめします。ポストカード印刷や宛名印字を依頼することで、お中元の準備に掛かる負担を減らすことができるでしょう。
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