ホーム お役立ちコラム 結婚式の席札はおしゃれに手作り!データの作り方から用紙選び・印刷の仕方まで
公開日:2023.03.09
結婚式の席札はおしゃれに手作り!データの作り方から用紙選び・印刷の仕方まで
今回は結婚式などに使用するおしゃれな席札の作り方について解説いたします。
式場から用意してもらうツールを使うのも手軽で良いですが、使うツールや使用する紙をこだわる事で何気ない席札も一気におしゃれに仕上がります。
結婚式披露宴を控えていて、席札は自身のこだわりを込めて作りたいと思っている方や、直筆メッセージを入れて気持ちのこもったものを手作りしたいと考えている方は必見です!
どうやって作る?席札のデータの作り方
席札にはさまざまな形があります。作り方にもたくさんバリエーションがありますが、今回はいちばんポピュラーな「名刺サイズ」のデータ作りを想定して解説していきます。
「名刺サイズの結婚式席札」と聞くと形はシンプルなものを想像しがちですが、デザインや使用する用紙を工夫することでオリジナリティに富んだ1点ものを作ることができます。
作成した席札にドライフラワー・シーリングスタンプ・ハトメ・リボンなど、装飾品を加えることによってさらにグレードアップすることも可能ですので、まずは基本となるデザインデータを作るところから見ていきましょう。
WordやPower Pointを使う
普段からパソコンをつかっていて操作に慣れている方であれば、WordやPowerPointを使って自分でデザインのデータを作ることができます。
WordやPowerPointにもデザインのテンプレートなどがたくさん用意されていますので、自分の理想にあったデータを1から手軽に作ることができるのが、いちばんのメリットです。
注意しないとならない点は、印刷に使用できるデータにしておく必要があるという点です。
データの作成は自宅で出来ても、印刷まで自分ですることは大変です。最終的に印刷業者に依頼することを視野に入れると失敗なく印刷できるでしょう。
文字や背景デザインの印刷範囲や用紙を裁断する位置など想定し、作成しておくことがポイントとなります。
デザイン作成ツールを使う
普段からパソコンでのデザイン作成に慣れている方は、デザイン作成ソフトなどのツールを使うとさらにおしゃれに作成することができます。
よく使用されている有名なツールだと「canva(外部サイトへ飛びます)」などが挙げられますが、無料でもたくさんおしゃれなテンプレートを使って作成できますので、WordやPowerPointでは物足りないという方には専用ツールを使うことをお勧めします。
WordやPowerPointのなかでも解説しましたが、印刷に進む際には印刷のデータがそのまま使うことができないといったケースもありますので、同様に注意が必要です。
デザインデータ作成の注意点まとめ
デザインデータの作成範囲に注意
一般的なプリンタでは、印刷すると必ず白いフチができます。フチなしに仕上げたい場合は、仕上がりサイズより少し大きい紙に印刷して、4辺を断裁する必要があります。
そのためにデータを作成する際必要なのが「トンボ」と「塗り足し」です。
「トンボ」は白いフチをカットする際のガイド線です。トンボが無いと文字切れ・画像切れ、白フチが残ってしまうなどの原因となります。
また、「塗り足し」はカットする際に端までキレイに背景が印刷されるように、仕上がりサイズより少し大きめに背景・デザインを作っておくことです。
塗り足しのサイズは一般的には3~5mmで、印刷会社により異なります。
用紙をカットする内側5mmの塗り足し部分には、重要な文字を表記したり、デザインを載せたりしないなど、注意して作成しましょう。
PDFデータで保存
印刷時を考えたデザインデータの作成が必要な点を前項であげましたが、データの保存形式にも注意が必要です。
デザインのデータを保存する際は、元のソフトで作成したデータと一緒にデータの崩れなどが起きないPDFデータも同時に保存しておきましょう。
印刷業者にデータを持ち込む際、自分で作成したデータが印刷業者の使用するソフトで正しく読み込めないケースがあるからです。
作ったデザインがわかるPDFのデータがあれば、万が一元のデータが正常に読み込めなくても印刷業者で元のデータのように作成することも可能ですので、万が一にも備えましょう。
100均グッズで手作りも可能
ここまではパソコンを使ってデータ作成をする方法を解説しましたが、100均のグッズなどを使用して完全にハンドメイドで席札を作ることも可能です。
今ではさまざまな素材や文具が100円ショップなどでも手に入ります。 あまりハンドメイドでなにかを作ることに慣れていない場合は、たくさんの労力がかかってしまう事や納得がいく完成品を作ることができないなんてことになってしまいますが、DIYやハンドメイドの作品を作るのが得意な方にはおすすめです。
席札の基本レイアウトや文例
基本のレイアウト
席札の基本のレイアウトとして下記の項目は必ず入れておきましょう。
- ゲストのお名前+様・ちゃん・くん(※省略する場合もあり)
- 簡単なメッセージ
- 新郎または新婦の名前
- 挙式の日付
ゲストの名前やメッセージなどを手書きをしたい部分がある場合は、それを踏まえた上で印刷しましょう。
また新郎新婦の両親、未婚の兄弟姉妹、同居している祖父母には「様」はつけませんので注意しましょう。
メッセージの例文
席札のメッセージに欠かせない項目は以下の3点です。
- 来場のお礼(出席してくれたこと・これまでお世話になっていること)
- 思い出・エピソードやゲストとのこれから
- 新郎新婦のこれから
親族や友人に宛てるのか、先輩・上司に宛てるのかなどによって大きく変わりますが、上記の点を押さえておくと良いでしょう。
例)友人
〇〇ちゃん今日は遠くから来てくれてありがとう
〇〇ちゃんとの学生時代の思い出は 私の宝物です
今は遠くなってなかなか会えないから
今日会えるのもとても楽しみにしてたよ!
これからは家族ぐるみでもよろしくね!
例)上司
〇〇様
本日は私たちの結婚式にご列席頂き 誠にありがとうございます
また主賓の挨拶も引き受けてくださり 心より感謝しております
今後も公私ともにご指導ご鞭撻いただけますよう よろしくお願いいたします
席札におすすめのおしゃれな用紙
席札をおしゃれに仕上げるポイントのひとつとして用紙や台紙にこだわることです。 自分のイメージとあった用紙を見つけて、一味違った席札を作成しましょう。
①シンプル定番・白系なら「きらびき」「Cグロス」
白色系の用紙でも白色度が高いもの、光沢・つや感がある用紙を選ぶと結婚式らしさがでます。 和テイストにしたいのであれば和紙・繊維が入った風合いのものを選ぶと良いでしょう。
「きらびき」
表面に細やかな凹凸があり、柔らかな光沢感がある用紙です。
光があたる加減で美しくきらめき、高級感がただよう1枚に仕上がります。ややクリーム色に近い白色で、落ち着いた雰囲気です。裏面は加工のない上質紙素材となります。
「Cグロス」
表面がつるつるとした手触り、上品なツヤ感があるコート紙です。
普通紙よりなめらかさがあり、写真やベタ塗りのイラスト等を載せるとインクののりが良いので発色性に優れ美しい見栄えになります。
表面がコーティングされているため、手書きで細かなイラストを描いたり、インク式スタンプを使用したり、といった加工には不向きです。
②おしゃれな透け感を演出したいなら「トレーシングペーパー」
トレーシングペーパーとは下のものが透けてみえるくらい薄い半透明の用紙です。
マットな質感があり、ほかの用紙との組み合わせや、載せるデザイン次第でとてもスタイリッシュな仕上がりに。
もともとは図面などの上から透写する目的で使用されていましたが、透け感がありおしゃれな演出ができることからトレーシングペーパーが結婚式でもよく使用される人気の素材となっています。
キンコーズのInstagram特集ではトレーシングペーパーを使った「プチギフト」や「受付小物」「マスクケース」などちょっとした結婚式グッズDIYを紹介しています!ぜひご参考に▼
③個性的な英字新聞スタイルなら「再生紙」「PELP!(ペルプ)」
すこし個性的な英字新聞などを意識したデザインに仕上げたい場合は、「再生紙」や「PELP!」の用紙がおすすめです。
ザラザラとした風合いや、ボコボコしているようにも見える用紙でおしゃれな席札に仕上げることも可能。
ナチュラルな雰囲気でヨーロッパ風なスタイルにも仕上がりも見えますね。
まとめ
今回は結婚式で使用するおしゃれな席札を自分でつくる際のポイントなどを解説いたしました。
せっかくの結婚式を自分の手を使ってよりおしゃれに手をかけていきたいという方には自作の席札はおすすめのアイテムです。
出席してくれるゲストへ感謝の心をこめて手作りしてみましょう。
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