ホーム お役立ちコラム 懐かしの同人便箋を作ろう!チラシ印刷を使った同人便箋の作り方
公開日:2017.08.15
懐かしの同人便箋を作ろう!チラシ印刷を使った同人便箋の作り方
90年代~2000年代初頭にかけて同人活動をしていた方、同人誌や同人グッズを購入していた方は、「同人便箋」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
今回は、懐かしの同人便箋やその作り方についてご紹介します。
同人便箋って何?
同人便箋は、自分で描いたオリジナルイラストやパロディイラストで作る便箋。「同人誌を発行してみたいけど、印刷料金が高くて手が出せない……」という方にも手が出しやすいグッズです。
イラストの面積が大きくて文字を書くスペースが小さいことが特徴として挙げられるほか、一色刷りやグラデーション印刷が多く、フルカラー印刷のものはどちらかといえば少数派だったようです。ちなみに、グラデーション印刷の同人便箋は「グラデーション便箋」「グラデ便箋」と呼ばれます。
メールやSNSの使用が一般的になってからは見かけることも少なくなった同人便箋。しかし、もちろん現在でも同人便箋は発行されています。また、90年代~2000年代初頭に流行した同人文化の1つとして、インターネットやSNSで時折話題になることも。それでは、同人便箋の作り方にはどのような方法があるのでしょうか?
【同人便箋の作り方1】まずは原稿を作ろう
同人便箋の原稿作成方法は、大きく分けると「すべて手描き」、「すべてデジタルで描く」、「線画を手描きで、仕上げをデジタルで行う」の3パターンがあります。それぞれの方法をチェックしてみましょう。
すべて手描き
手描きで原稿を作成する際の用紙は、コピー用紙でも同人誌用原稿用紙でもどちらでも構いません。しかし、印刷方法によっては印刷時にフチに数mmの余白が出ることがあるため、トンボやタチキリ線などを考えて原稿を作る必要があります。心配な場合は同人誌用原稿用紙を使うと良いでしょう。
すべてデジタル
原稿をデジタルで描く場合は、一般的にお絵かきソフトを使用します。作成したい便箋のサイズに合わせたキャンバスを新規作成して自分でトンボやタチキリ線を設定してから描き始めましょう。
カラーモードは、フルカラーの場合はCMYKに、一色刷りやグラデーションの場合はグレースケールか二値化に設定しておけば問題ありません。
線画を手描きで、仕上げをデジタルで行う
線画を描くところまでは手描きでの原稿作成と同じ手順で、その後線画をスキャンし、画像データにしてお絵かきソフトで仕上げます。事前にお絵かきソフトでキャンバスの設定をしてから、スキャンした画像をはめ込むと良いでしょう。そして、必要に応じて着色やトーン貼り、文字入れなどの加工を行って原稿を完成させます。
【同人便箋の作り方2】原稿を印刷しよう
原稿が完成したら、いよいよ印刷です。印刷方法は、「自分でコピー」「印刷会社に依頼」の2つのパターンがあります。ここでは、印刷会社に依頼する方法についてご紹介します。
印刷会社に依頼する場合、便箋印刷を行っている印刷会社を利用する方法と、便箋印刷を行っていない印刷会社を利用する方法の2パターンが考えられます。
便箋印刷を行っている印刷会社であれば、印刷会社の要項にしたがって入稿します。便箋印刷を行っていない印刷会社の場合は、チラシ印刷サービスを利用してみましょう。チラシ印刷で同人便箋を作成する場合は、便箋として使用しづらい、ツルツルした用紙や和紙などの特殊紙は避けてください。普通紙や上質紙、クラフト紙など、シャープペンシルやボールペンで文字が書ける用紙を選びましょう。
【同人便箋の作り方3】必要に応じて断裁しよう
印刷した便箋は、余白が出ていることがあります。余分な部分がある場合は断裁して整えましょう。B5の用紙に絵柄を2つ配置し、印刷後に断裁して2枚の便箋を作成することもできます。自宅やコンビニのコピー機で印刷した場合は自分で断裁する必要がありますが、印刷会社の店舗でコピー、またはチラシ印刷サービスで印刷した場合は印刷会社に断裁を依頼することもできます。必要に応じて断裁してもらいましょう。
おわりに
同人誌よりも安価で、気軽に作成できる同人便箋。これから同人活動を始めようとしている方は、同人活動の入り口として同人便箋を作ってみてはいかがでしょうか?
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