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更新日:2024.05.23

DM(ダイレクトメール)デザインに大切なこととは?コツやアプローチのポイントを解説

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DM(ダイレクトメール)デザインに大切なこととは?コツやアプローチのポイントを解説

企業の商品やサービスを訴求する方法として、DM(ダイレクトメール)を活用している企業も多いのではないでしょうか。しかし、顧客がアクションを起こすかどうかは、デザインが大きく関係しています。

本記事では、 DM(ダイレクトメール)デザインの重要性やデザインする前に意識すべきポイント、レスポンス率を高めるデザインのコツについて解説します。また、ユーザーにアプローチする際のポイントや外部委託するメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
>(事例あり)複数パターンのDMデザインを送りたい方はこちら

DM(ダイレクトメール)の効果を上げるには「データ分析」がマスト

DM(ダイレクトメール)は送付するだけでは、十分な効果が発揮できません。重要なのは、ダイレクトメールの送付後にデータ分析を実施し、DMの効果を検証することです。

データ分析と施策を繰り返し実施することにより、集客や売上アップの効果が期待できるようになります。データ分析に必要な数値や分析方法を適切に理解し、効果的なデータ分析を実施しましょう。

なお、データ分析の方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>(あわせて読みたい)ダイレクトメールの効果測定で重要な3つの数値。測定方法や効果を上げるポイントは?

DM(ダイレクトメール)デザインの重要性とは?

まずは、DMにおけるデザインの重要性について解説します。

  • DMの開封率に直結する
  • 企業の第一印象につながる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.DMの開封率に直結する

郵送によってDMが顧客の手に渡ったとしても、顧客の興味を引かなければ、開封もされずに廃棄されてしまいます。そのため、DMの効果を最大化するには、受け取る人が関心を抱き、開封したくなるような魅力的なデザインでなければなりません。

また、DMに盛り込まれるべき内容は、問い合わせや購入へとつながる明瞭で興味深い情報であるべきです。これらの工夫は、DMが有効なコミュニケーションツールとして機能するために欠かせない要素です。

2.企業の第一印象につながる

DMは会社の品質や価値観を初めて伝える貴重な手段の1つであり、受け取った人々に対しての第一印象を形成する役割を担います。デザインが単調過ぎる場合、その印象が企業のイメージを形成してしまうため、デザインに敏感な美容やアパレル業界では、企業の信頼性に影響を与えかねません。

ほかの業種においても、目を引かないデザインでは関心を持ってもらえないため、効果を十分に発揮できません。

DMをデザインする前に意識すべき3つのポイント

次に、DMをデザインする前に意識すべきポイントについて解説します。

  • ①ターゲットを明確にする
  • ②目的を明確にする
  • ③DMの要素を意識する

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。    

①ターゲットを明確にする

ターゲットの年齢や性別、年収、趣味や嗜好など、具体的なプロファイルを作成します。たとえば、20代〜30代を対象とした製品の場合、その年齢層が好むスタイルや色使いを取り入れたデザインを考慮します。

また、高級マンションをプロモーションする場合は、上品で高級感を演出するデザインを選ぶべきです。ターゲットが明確であれば、デザインの方向性も自ずと決まります。

DMの効果を最大化するためには、幅広い層ではなく、明確に定義されたターゲット層へのフォーカスが大切です。

②目的を明確にする

DMは、情報を伝えるだけの手段にとどまらず、行動を促すのが目的です。それが、新商品の紹介であるか、イベントへの招待であるか、あるいは顧客への感謝を伝えるものであるかによって、デザインのアプローチは大きく変わります。

たとえば、新製品のプロモーションでは、製品の魅力を前面に出すデザインが求められます。一方、顧客への感謝を示すDMでは、暖かみのあるデザインがおすすめです。

DMの目的をはっきりさせると、内容やデザイン、そして配布の方法まで、すべてが一貫した方向性を持ち、結果的に高い効果を期待できます。

③DMの要素を意識する

DMのデザインを始める前に、以下の5つの要素を意識して計画を立ててみてください。

キャッチコピーターゲットの注意を引きつけるため、目立つ位置に配置し、顧客が得られる利益を簡潔に表現する。
ターゲット顧客への呼びかけターゲットが自己と関連付けられるような言葉遣いで、DMの送付目的を明確に伝える。
たとえば、「〇〇が気になる方へ」など。
製品・サービスの説明利用するメリットを強調しながら、ターゲットに合わせた内容で説明する。
重要なのは、情報を過多にしない。
特典受け取る人だけが享受できる限定オファーを提示する。これにより、購買意欲が刺激できる。
お問い合わせ先詳細な問い合わせ先として、メールアドレスや電話番号、必要であればQRコードや地図を掲載する。
どの部分にどの要素を入れるのか簡単なイメージを作る

レスポンス率を高めるDMデザインのコツは3つ

次に、レスポンス率を高めるDMデザインのコツについて解説します。

  • ①文字や画像の強弱を意識する
  • ②視線の動かし方を意識する
  • ③色使いを意識する

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

①文字や画像の強弱を意識する

最も伝えたいメッセージや画像は、目を引くようにデザインする必要があります。

たとえば、キャッチコピーはDMの全体の約1/3の大きさで配置し、価格や日付など重要な情報は大きな文字や異なる色で強調しましょう。

また、重要な画像はほかよりも大きく設定すると、視線を引きつけられます。このようなアイキャッチのテクニックは、受け手の注意を引き、メッセージを効果的に伝えるために欠かせません。

②視線の動かし方を意識する

オフラインの媒体では、視線が自然とたどる「Zパターン」を利用するデザインが効果的です。このパターンでは、視線は左上から始まり、右上へと移動し、次に左下へと移り、最後に右下へと流れます。

この流れに沿って重要な情報を配置することで、受け手の注意を引きつけ、情報の伝達効率を高められます。ただし、DMのサイズや形状によって最適な視線の流れは異なるため、それぞれの媒体に最適なデザインを考えましょう。

Zパターン(視線の流れンのイメージ)

③色使いを意識する

季節感を取り入れたり、特定のイベントに関連する色を用いることで、読み手の感覚に響き、DMの内容に対する関心を高められます。

  • 春:明るいピンクや若葉の緑
  • 夏:爽やかなブルーや活力を感じさせるオレンジ
  • 秋:落ち着いた茶色や黄色
  • 冬:清潔感のある白や銀色

イベントに応じて色を変えるのも効果的で、たとえばバレンタインでは愛情を象徴するピンクやチョコレート色を前面に出し、クリスマスでは赤や緑で祝祭感を演出します。

DMでユーザーにアプローチする際のポイントは3つ

次に、DMでユーザーにアプローチする際のポイントについて解説します。

  • ①ターゲットを決めてデザインする
  • ②効果測定を実施する
  • ③パーソナライズ化を取り入れる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。      

①ターゲットを決めてデザインする

DMは新規顧客へのアプローチではなく、既存顧客であるリピーターへの再接触が目的です。

そのため、DMの内容は既にブランドや商品にある程度親しんでいるユーザーに訴えかけるものでなければなりません。 新しいサービスの紹介や特別なキャンペーンの案内など、顧客に新たな行動を促す情報を効果的に伝えるためには、商品やサービスを列挙するだけでは不十分です。

キャッチコピーやイラスト、色使いなど、さまざまなデザイン要素を駆使して顧客の関心を引き、メッセージを際立たせる工夫が求められます。

②効果測定を実施する

配布したDMのうち何通が実際にレスポンスを生んだかを数値化し、その結果を次のアクションに活かします。効果測定の方法は多岐にわたります。

  • DMに記載した電話番号への問い合わせ数
  • DM専用クーポンの利用数
  • DMに添付したQRコードをスキャンすることで訪れたウェブサイトの訪問者数

これらのデータを分析し、ターゲット層の精度を高めたり、デザインの改善点を見つけたりできます。
>(あわせて読みたい)ダイレクトメールの効果測定で重要な3つの数値。測定方法や効果を上げるポイントは?

③パーソナライズ化を取り入れる

パーソナライズDMの展開イメージ(複数パターンのデザイン×QRコード)
パーソナライズDMの展開イメージ

顧客の過去の購買履歴や好みを分析し、それに基づいて個々に合わせたコンテンツを提供することで、受け手に強い印象を残し、反応率の向上を図れます。

たとえば、顧客の名前を用いて呼びかける方法や、その人が関心を持ちそうな商品やサービスの情報を提供する方法は、DMを顧客にとって価値ある情報源へと変化させます。

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DMデザインを外部委託するメリット

DMデザインを外部に委託するメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 作業時間やコストの削減
    専門のデザイナーや制作会社への依頼により、自社のリソースをほかの重要な業務に割り当てられる。
  • 高いレスポンス率が期待できる
    専門の業者やプロのデザイナーは、DM制作に特化した知識と経験を持っているため、デザインのクオリティはもちろん、戦略的なアプローチを提供できる。
  • 専門業者の独自データを活用できる
    専門業者は市場やターゲット層に関する豊富なデータを持っているため、効果的なDMを制作できる。

DMデザインを外部委託する際に見るべきポイント

DMデザインを外部委託する際に重要なポイントは以下の3つです。

  • ヒアリングの徹底
    制作会社やフリーランスがDMの目的やターゲットについて十分に理解し、顧客のニーズに沿った提案をしてくれるか確認する。
  • DMデザインの実績
    過去のデザイン実績を確認し、そのクオリティや対象業界が自社のニーズと合致しているか検討する。
  • 付加サービスの確認
    制作会社の場合、デザインだけでなく発送やリスト作成などの追加サービスがあるかも確認し、一括で依頼してコストや手間を削減できるか検討する。

DMデザインでよくある3つの質問

最後に、DMデザインでよくある3つの質問について解説します。

  • 質問1.DMのメリットは?
  • 質問2.DMのデメリットは?
  • 質問3.DMデザインの料金相場は?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.DMのメリットは?

DMを利用するメリットはさまざまです。主なメリットとしては以下が挙げられます。

  • 対面せずにクオリティの高い対応が可能
    顧客ニーズに応じてカスタマイズされたの情報の提供が可能になる
  • 開封率が高く、ターゲットへの信頼を得やすい
    メールマガジンと比較して、受け取り手の関心をより高く引きつけられる
  • 効果測定ができる
    DMによるマーケティング施策はその成果を具体的に追跡しやすい。クーポン券や特定のリンクの活用により、どのぐらいの顧客が反応したか把握できる
  • デザインの自由度が高い
    ターゲット層に適した印象的なデザインの活用により、メッセージの伝達効率が高まる

質問2.DMのデメリットは?

DMのデメリットとしては以下が挙げられます。

  • 顧客データを最新にしておかなければならない
    顧客データを入手しても、送り先の情報が変わってしまうとダイレクトメールを届けることができない。そのため、顧客情報は常に最新でなければならない。
  • 効果測定が難しい
    デジタルマーケティングツールと異なり、開封率や反応率を測定するのが難しい。そのため、効果的な測定を実施するには、QRコードの使用やフォローアップの実施など、追加の手段を講じなくてはならない。

質問3.DMデザインの料金相場は?

DMデザインを外部委託する場合の料金相場については以下のとおりです。ただし、これらは目安であり、依頼する業者によって料金は異なります。

    合計料金
(最安)
合計料金
(最高)
入稿までの日数
ハガキ・DM 表のみ 13,000円 50,000円 1~2週間程度
(作業時間:10時間〜26時間)
裏・表 23,000円 70,000円 1~2週間程度
(作業時間:11時間〜28時間)
フライヤー・チラシ
(B5やA4などの普通紙、標準サイズ)
表のみ 25,000円 80,000円 1~2週間程度
(作業時間:12時間〜32時間)
裏・表 32,000円 100,000円 1~2週間程度
(作業時間:14時間〜34時間)

まとめ

本記事では、DM(ダイレクトメール)デザインの重要性やデザインする前に意識すべきポイント、レスポンス率を高めるデザインのコツ、ユーザーにアプローチする際のポイントや外部委託するメリットについて解説しました。

DMが宣伝や営業効果を発揮するためには、開封してもらわなくてはなりません。ターゲットを明確にして、わかりやすく魅力的なデザインを心がけましょう。また、DMの効果を最大化するためには、顧客一人ひとりに最適化した内容で配信するのがおすすめです。

キンコーズのパーソナライズDMでは、顧客一人ひとりに最適化した内容のDMを最適なタイミングで配信できます。

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