ホーム お役立ちコラム 店舗の多言語対応を強化!レストランやカフェの英語メニュー作成方法
公開日:2018.03.05
店舗の多言語対応を強化!
レストランやカフェの英語メニュー作成方法
近年ますます増加傾向にある、外国人観光客。ライフスタイルの多様化により、最近では日本に移住する外国人も目立ちます。2020年の東京オリンピックも近付く中(本記事作成は2017年1月)、レストランやカフェでも今まで以上に多様な文化・習慣に配慮する必要があるでしょう。では、その配慮に向けてできることとは、一体何なのでしょうか。
今回は、「店舗の多言語対応を強化するための、レストランやカフェの英語メニュー作成方法」についてご紹介します。
メニューの説明はシンプルに分かりやすく
東京都産業労働局観光部の「訪都外国人への多言語対応に関するWeb調査」では、外国人の約4割が「メニュー表示の内容が分からない」と回答しています。日本人が海外のレストランやカフェで何を注文して良いのか分からないのと同様に、外国人も日本で苦労をしているのが現状です。
そのため、レストランやカフェでメニューを作成する場合には、世界共通語である「英語」の表記も加えておきましょう。英語メニュー作成による店舗の多言語対応を強化するだけで、売上にも大きく影響します。
英語でメニューを表記する際の注意点として、メニュー内容を分かりやすく書く工夫が必要です。例えば、トマトソースとホワイトソースをかけたオムレツの場合、細かく内容を説明するよりも「Two sauce omelette」と表記し、スペースがあれば「Tomato and white sauce on Japanese breakfast omelette」などの説明も加えます。料理・飲み物の説明を全て書く必要はありませんが、そのメニューにおいて最もアピールできるポイントを英語で書いておくと良いでしょう。
なるべく短くシンプルに表記すれば、外国人も想像しやすく、気軽に注文できます。英語を話せるスタッフを雇う前に、まずはメニュー表記を工夫するだけでも外国人が来店しやすくなるでしょう。
写真や番号、ピクトグラムを活用する
英語メニューを作成する場合には、料理・飲み物の写真も一緒に掲載しましょう。英語でシンプルに短く表記していても、日本人と外国人ではイメージするものが異なる場合があります。料理・飲み物の写真があることで、国籍問わずイメージ通りの注文をすることができるのです。
さらに写真に番号を付ければ、外国人はより注文しやすくなるでしょう。英語によるコミュニケーションが取りづらい場合でも、写真と番号があるだけで意思疎通が図れます。全てのメニューに写真を掲載することが難しい場合、番号だけでも付けましょう。
写真だけでは伝わりにくい食材・調味料・食べ方などは、文章やピクトグラムで説明することをおすすめします。写真だけでは伝わりにくい情報としては、他にもアレルギー表示やハラルフード(イスラム教の教えに則った食品)、ベジタリアン向けの説明などがあります。
食欲をそそるキーワードを入れる
料理を注文する側は、カリカリ・濃厚・トロトロなどの言葉に興味をひかれて注文することがあります。レストランやカフェで英語メニューを作成する場合にも、食欲をそそるキーワードを積極的に取り入れましょう。
例えば、サクサク・カリカリを表現する場合、「Crispy」を使用します。パリパリサラダは「Crispy salad」、パリパリチキンは「Crispy chicken」です。その他にも、「Rich(濃厚・こってり・ぜいたく)」「Melted(トロトロ)」「Tender(やわらか)」「Fresh(新鮮・採れたて)」など、さまざまな表現があります。
このような形容詞を使用する場合は、料理名のはじめに書きましょう。「Melted cheese flies(トロトロチーズのポテトフライ)」のように、名詞である料理・飲み物名を最後に書くことも覚えておくと良いでしょう。
おわりに
今回は、レストラン・カフェでの英語メニュー作成方法をご紹介しました。
詳しく紹介したいからといって細かい説明を加え過ぎると、メニューが見づらくなってしまいます。まずは「この料理や飲み物をぜひ頼みたい」と、誰もが思えるように説明文や写真をうまく活用することから考えてみてはいかがでしょうか。
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