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ホーム お役立ちコラム 外国語のメニュー作成など、小売店や飲食店に求められる多言語対応の必要性

公開日:2018.02.26

外国語のメニュー作成など、小売店や飲食店に
求められる多言語対応の必要性

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小売店や飲食店に求められる多言語対応

国際化が加速する現代では、日本人だけではなく外国人に向けてもサービスを強化する必要があります。特に小売店や飲食店では、多くの訪日外国人から外国語対応の案内図やメニューなどを求められています。なぜ多言語対応が必要なのか、多言語対応することで得られるメリットは何か、店側はきちんと把握することが大切です。

今回は、小売店や飲食店に求められる多言語対応の必要性についてご紹介します。

外国人が求めているのは「安心できる環境」

安心できる環境

多言語対応が求められる理由は、現代の日本の店舗サービスに満足していない外国人が大勢いる、という実態があるからです。

東京都産業労働局観光部の「訪都外国人への多言語対応に関するWeb調査」によると、「メニューに多言語表記がなく、内容が分からなかった」と回答した外国人が全体の36.4%を占めています。また、「英語や母国語を話せる店員がいなかった」と回答した外国人は、ほぼ同じ水準の34.1%にのぼりました。

言語のバリアフリー化を図るためにも、日本語と英語の両方が表記されている公式サイトや案内図、メニューなどを早急に用意することが望ましいでしょう。また状況に応じて、中国語や韓国語、その他言語にも対応すると、より理想的です。

東京オリンピックに向けた多言語対応の必要性

早急に外国語の案内図やメニューなどの作成が必要な理由は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに対応するためです。東京都産業労働局の「東京都長期ビジョン」によると、2020年の訪都外国人旅行者数は年間約1,500万人、2024年には年間約1,800万人を目標としています。2013年の時点で年間約681万2,000人が訪日しており、将来は2~3倍以上の外国人観光客が訪れることが予想されているのです。

今は日本人客が大半を占める小売店・飲食店でも、今後は増加する外国人客からのニーズに応えるためにも多言語対応が必要です。外国人客が何度も訪れたくなるようなお店作りを目指しましょう。

分かりやすい表記にするためのポイント

わかりやすい表記

多言語対応の公式サイトや案内図、メニューなどを作成する際は「分かりやすさ」を念頭に置き、お店の特徴が一目で理解できる構成にしましょう。英語表記と併せて、写真やイラストを使用するのが有効です。

飲食店は、使用食材やアレルギー食材の絵文字(ピクトグラム)をメニューなどに掲載すると良いでしょう。なぜなら、国によっては宗教などの関係で禁じられている食材があるからです。また、「この商品は何円か」「この料理はどのような材料を使い、どのように食べるか」などを分かりやすく表記すれば、初めて目にする外国人でも戸惑いません。

さらに、小売店なら人気商品に「Best price」「No.1」「Best recommended!」といった文言のPOP広告を表示すると、どの商品がおすすめなのか一目瞭然です。土産品などを取り扱うお店では、商品を置く場所に気配りすると良いでしょう。外国人向けの旅行ガイドに掲載されている定番土産を目立つ場所に設置するなど、観光客にとって利便性の高い店作りを目指すと、売上げアップにつながります。

その他、税込(tax included)と税抜(tax excluded)の表示や、レジの並び方、トイレや階段、エレベーター、サービスカウンターの利用方法についても多言語対応しておくと、トラブルを回避できます。

多言語表記による案内図やメニューなどを作成する際は、個人でデザインを作るのも1つの方法ですが、印刷会社に依頼すると負担が軽減され、見やすいものを作ってもらえます。発注する際は、多言語表記やデザイン制作に対応しているか、印刷会社にご確認ください。

おわりに

今回は、小売店や飲食店などに求められる多言語対応の必要性についてご紹介しました。訪日する外国人の中には、2017年1月の現時点で、日本のお店のサービスに不便を感じている方も大勢います。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、なるべく早い段階で英語を含む多言語対応を進めましょう。

外国人観光客に向けた環境整備をすれば、国家全体で経済効果を期待できます。日本人ならではの「おもてなしの心」を大切にして、貴店でもサービスの向上をご検討ください。

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