暑中見舞いはがきを自作しよう！
配色・デザインのコツは？

ご無沙汰していた人から夏の便りが届くと嬉しくなるものです。そこで今年は、暑中見舞いのはがきを作って、心を込めた季節のあいさつに活用してみてはいかがでしょうか。

今回は、暑中見舞いはがきを自分で作る方法や、デザインのコツについてご紹介します。夏ならではのさわやかなイメージをうまく取り入れて、受け取った人が涼を感じられるような、楽しい暑中見舞いはがきを作りましょう。

暑中見舞いはがきを自作する方法

「暑中見舞いはがきって、自分で作れるの？」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、パソコンかスマートフォン、またはタブレットがご自宅にあれば、はがきの印刷は意外に簡単です。

【1】デザインデータを作る

はがきには、宛名や署名を書き込む「表面」と、好きなデザインやあいさつ文を書き込む「裏面」があります。パソコンやスマートフォンの画面上で自由に裏面をデザインして印刷データを作ってみましょう。

少し前までは、パソコンがなければはがきのデザインデータを作ることは難しい作業でした。しかし今では、スマートフォンやタブレットがあれば気軽に制作できるようになっています。

デザインデータのファイル形式は、自宅で印刷するならWordやPNG、JPG、PDF、PSD（Photoshop）、AI（Illustrator）など、さまざまな形式で印刷できます（印刷設定の方法は、アプリケーションやプリンターによって異なります）。印刷会社にデザインデータを入稿して印刷してもらう場合は、対応可能なファイル形式が印刷会社によって異なるため、利用したい印刷会社のサイトをよく確認しましょう。

【2】印刷する

はがきのデザインデータができたら、次は印刷です。

自宅にプリンターがある方なら、インクジェット専用はがきを購入して、はがきの裏面に自作のデザインデータを印刷しましょう。

自宅にプリンターがない場合、コンビニのマルチコピー機や、印刷会社の店舗に設置されているマルチコピー機などを利用して印刷することもできます。

他にも、はがき・ポストカード印刷ができる印刷会社にデータを入稿して印刷してもらうことも可能です。印刷代はかかりますが、印刷のクオリティが高いことはもちろん、データを入稿さえしてしまえば自分で作業することもなく楽、というメリットがあります。

暑中見舞いはがきをデザインするコツ

【1】作風のイメージを決める

作風のイメージを決めると、どのようなモチーフを使用するか、デザインのタッチをどうするかなど、全体のイメージが思い浮かびやすくなります。

例えば「和風・スタンダード」な暑中見舞いなら、「金魚と水草」「風鈴と青空」というモチーフや筆文字のフォントを使用し、全体的にやわらかい色調でまとめるイメージが思い浮かびます。

「洋風・レトロ」な暑中見舞いなら、「イカリとロープ」「帆船」というモチーフのほか、「暑中見舞い」ではなく「Summer Greetings」「Happy Summer」などの英文を使用したデザインが思い浮かぶのではないでしょうか。

「トロピカル」な暑中見舞いなら、「ハイビスカスやモンステラなど、南国の植物」「パイナップルやマンゴーなど、南国のフルーツ」のほか、コントラスト強めの色調でまとめるイメージも思い浮かびます。

【2】配色のコツ

暑中見舞いはがきをデザインするときは、色の使い方もポイントです。夏らしさや清涼感を意識して、海や空のブルー系を中心としたさわやかな色使いにすると良いでしょう。

例えば「ブルー×ホワイト」はシンプルながらもさわやかさが伝わりやすい配色です。コバルトブルーやロイヤルブルーのような深い青も素敵ですが、清涼感を重視するならターコイズブルーやミントブルーなどの明るいブルーがおすすめです。

また、「ブルー×ホワイト×イエロー」はさわやかな夏の青空と、エネルギッシュなひまわりの黄色を思わせる華やかな配色になります。

ブルーやホワイト、イエローの他にも、レッドやピンク、オレンジ、グリーンなど、とにかくたくさん色をたくさん使ってカラフルにしたい、という場合は、彩度（色の鮮やかさ）を高めにしてビビッドな配色にしましょう。ビビッドな配色にすることで、トロピカルでエネルギッシュな雰囲気の暑中見舞いになります。

おわりに

今回は、暑中見舞いはがきを自分で作る方法や、配色・デザインのコツについてご紹介しました。

メールやSNSでのあいさつが一般化した今だからこそ、オリジナル暑中見舞いはがきを受け取った側は驚きとともに嬉しさを感じるのではないでしょうか。年に一度の夏の便りを、今年は自分で制作してみませんか。

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