ホーム お役立ちコラム 外さない社内報のポイントは?基本のデザイン・ネタ案・企画を紹介します
公開日:2022.06.24
外さない社内報のポイントは?
基本のデザイン・ネタ案・企画を紹介します
今回は企業の社内報について解説します。
コロナ禍における企業の情報共有やコミュニケーション方法は大きく変わりつつあります。
そんな中、これからの情報共有ツールとして再注目されているのが社内報です。
この記事では社内報の基本的な考え方や運用のポイント、デザイン方法やネタについても解説していますので、社内報にこれから取り組みたい、再度力を入れていきたいという方は参考にしていただけると幸いです。
社内報とは
社内報とは、会社などの組織における情報共有のツールのひとつです。
会社や経営陣からの理念や事業の方向性などを社員やその家族に伝える役割や、部署ごとの活動の報告、新入社員の紹介など、どこを目標において発信するかはそれぞれの会社により大きく異なると言っていいでしょう。
特に組織が大きくなればなるほど社内の情報共有は難しく、人数規模が多くなるほど社内報が活用される傾向にあります。
外さない社内報のポイント
①社内報の目的を明確にする
社内報を会社の情報共有ツールとして成功させるためには、目的を明確化することがもっとも重要です。
作成する以上、最低限の目的は読んでもらうこととなります。
担当者がいくら力を入れて作成しても、誰も興味を持たず読んでもらえないものではなんの意味もありません。
読んでもらった上でどの様に感じてもらえるか、どの様なことを伝えたいかなど、目的を明確化しましょう。
ターゲットを広くすればするほど共感が薄れやすくなりますので、社員の中でも若手中心に読んでもらいたいのか、社員の家族をターゲットにするのかなど、その時のコンテンツごとに目的を設定するのも効果的に社内報を運用するポイントとなるでしょう。
②多様化する働き方に応じた配布・配信方法をとる
企業における社内報事情も近年変わりつつあります。
それは、コロナウイルスの蔓延もありリモートワークが大きく推進されたことです。
これまではコミュニケーションツールのひとつとして活用する・しないは会社それぞれで、それほど情報共有のツールとして注目されていませんでした。
しかし、リモートワークなどを取り入れることにより、これまでよりも社員同士のコミュニケーション頻度が大きく下がり、情報共有の方法が見直される機会が増えています。
今後もリモートワークなど、場所を選ばない働き方を推進する企業にとっては、社内のコミュニケーションツールとして、必須のアイテムになるでしょう。
社内報を紙やリーフレットで配布するのか、メールやデジタルカタログで配信するのかなど、どのように社員の手元へ届けるのかもポイントになります。
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社内報のデザインに必要な要素は?
内容の充実度を高める
誌面の作成となるとまずは「表紙から」と考えがちですが、社内報は少し考え方を変えても良いでしょう。
一般的に、雑誌の作成については、本屋やコンビニなど沢山の本の中から選んでもらう必要があるので、表紙のインパクトやメッセージ性は売り上げの大きなウェイトを占めます。
しかし社内報の場合は、すでに届ける相手が決まっており、手に取ってみてもらえる可能性が高いため内容が重視される事が多くなります。
表紙を先に決めてしまいコンテンツや内容とずれてしまったり、コンテンツ自体が制限されてしまい内容が面白く無くなってしまう…なんてことは避けましょう。
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読みやすいレイアウトを心がける
文章には読みやすい基本の型に「Z型」「N型」「F型」があります。
これは人間の自然な視線の動きに合わせて文章などを配置する方法で、文章だけでなく看板やポスターなど、『デザイン』と『文字』が組み合わされて構成されているものに取り入れられています。
この型は社内報に限った話ではありません。雑誌やWebページにおいても、この基本形で構成されていることがほとんどです。
今回はこの3つの基本の型を学び、社内報のレイアウトにも活かしていきましょう。
●レイアウトの基本「Z型」
文字が横書きで構成されている場合は、このZ型でレイアウトするのが基本となります。
左上から始まり、右上、左下、右下と視線がアルファベットのZの形で動くようにデザインします。
左上で始まり右下で終わることを意識すると、自然と読みやすくなるのがこのZ型です。
反対に、いろいろな情報を盛り込みたいがために、さまざまな場所に文字を入れ込むと、視線がこのZの流れにならず自然と読みにくいと感じられるはずです。
●レイアウトの基本「N型」
N型は縦書きで構成されている場合に用いられるレイアウトの型です。
右上から始まり右下、左上、左下とアルファベットのNの形で視線を誘導することができるレイアウトとなっています。
縦書きの文章が多い日本では、新聞をはじめ雑誌や漫画の多くがこのN型となっており、子供の頃から触れている機会も多いことから自然と親しみやすいレイアウトとも言えるでしょう。
●レイアウトの基本「F型」
F型のレイアウトは主にwebサイトやwebアプリなどに使われているレイアウトの型です。
パソコンやスマートフォンをつかって読むweb媒体は、下にスクロールして読むのが基本の動きとなるため左上を起点に、右にスライドしたり下にスクロールしながら読むため、アルファベットのFの様な形で視線が動きます。
web媒体も横書きが多いためZ型の動きにも近いですが、web上のコンテンツはスクロールしながら流し読まれてしまう特性もあるため、最上部や各見出しに重要な情報を配置してくことがポイントとなっています。
社内報のネタ・企画はどうする?
共感を高めるコンテンツ作りを
読まれる社内報の必須の条件のひとつは、社員の共感を得られるコンテンツです。
作成する担当者からするとここが一番の悩みどころになると思いますが、もっとも重要なポイントになるでしょう。
業務に対する情報発信や会社からのメッセージはとても重要ですが、社内報として発信する以上、読み手が興味を持つ様な内容でないといずれ読まれなくなってしまいます。
主な目的が会社の情報発信の中心の社内報であったとしても、社員が楽しみにしたり、興味を持つようなさまざまコンテンツを取り入れてみましょう。
今回は社内報でも定番とされているネタを紹介していきますので、ネタでお悩みの担当社の方はぜひご参考ください。
社内報の定番ネタ①自己紹介
社内報のネタとして最も定番とされるひとつが自己紹介コンテンツです。
定番ではありますが、社員同士の横の繋がりを強化するにはとても効果的です。
部署を跨いだプロジェクトや活動を行う際に、会話のきっかけになったり同じ趣味などを持つことを事前にわかっていると距離が縮まる時間も短くなるでしょう。
部署ごとや新入社員などを紹介していくのが定番ですが、社員のリレー形式で次の人を紹介をしたり、趣味など何かの括りを毎回設けて紹介していく形式を取り入れる工夫をすると、仕事内容以外の繋がりもみることができ、読み手の印象にも残りやすくなります。
社内報の定番ネタ②アンケート・クイズなど参加型企画
コンテンツのなかでも参加型のアンケートやクイズなども人気の定番ネタです。
アンケートやクイズにプレゼントなどを合わせることができれば、さらに読み手の興味を引くコンテンツにすることができます。
プレゼント企画等は読み手にとっては当然メリットですが、応募数などで発行側にとってもどの程度社内報に興味を持ってもらっているかをはかる指標にもなります。
会社からのメッセージなど、普段は興味を引かせることが難しいコンテンツと掛け合わせるなど工夫をするとより効果的な運用につながるでしょう。
社内報の定番ネタ③社内表彰・MVP受賞者インタビュー
社内報のコンテンツとして業務にも近く、社員のモチベーションアップにつながる効果も期待できるのが表彰者のインタビューなどのコンテンツです。
営業成績などの表彰者をピックアップするのももちろん良いですが、会社には営業だけでなくいろいろなポジションで活躍している人がいますので、さまざまな観点でみて社内報発信でオリジナルの表彰などを取り入れるなどするとより身近なコンテンツにもなります。
会社のさまざまなポジションで活躍している人を取り上げるということは、社内報だからこそできるコンテンツで、会社にとっても良い影響を与えることにつながるでしょう。
社内報の定番ネタ④イベント・社内部活動レポート
社内のイベントや社内の部活動などが盛んな会社の社内報にはとても相性が良いネタのひとつです。
イベント参加へのきっかけや参加意欲が上がるのと同時に、様子がわかることで参加へのハードルが下がる効果なども期待できるでしょう。
特に新入社員や内定者など社歴が浅い人にとっては業務以外の会社の雰囲気がわかる良い資料にもなります。
新卒採用などリクルート活動にも社内報をうまく利用してPR活動に繋げている企業も多くあります。
社内報アワードに参加してみるのも?
社内報アワードとは、ウィズワークス株式会社が一年に一度行っている社内報の祭典です。
社内報の更なるレベルアップや社内報に力を入れている企業には注目のイベントです。
2021年までは社内報のコンクールとして応募企業の社内報を審査し部門ごとにと表彰や受賞企業による講演などをおこなっているイベントでしたが、2022年からの社内報アワードは審査ではなく、共感・称賛・目標・応援したいと思った取り組みから「いいね」ポイントを算出して「いいね」の指数が高かった企業にイベントの代表としてプレゼンをしてもらうイベントとなっています。
他の企業の社内報でどの様な取り組みをしているのかを知る機会や、担当者同士でコミュニケーションを取ることができるイベントなども用意されていますので、社内報編集の担当者としてはスキルやモチベーションアップにつながるイベントになります。
まとめ
社内報について解説させていただきました。
業務中心でのコミュニケーションになりがちな会社や組織の中で、社内報は取り組み次第では強力な情報共有ツールになり得ます。
リモートワークが進んだ最近の社員のコミュニケーションの手段としても社内報を有効活用し、社員からも発行を期待されるような社内報の作成をめざしてみましょう!
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