ホーム お役立ちコラム 写真集、評論など、印刷会社を利用してZINE(ジン)を作ろう
公開日:2019.05.29
写真集、評論など、印刷会社を利用して
ZINE(ジン)を作ろう
自分の考えや趣味に関することを気軽に発信できるツールとして注目されている「ZINE」。今回は、これからZINEを作る方がどのように世の中に自分の作品を発信していくのかについてご紹介します。すでにZINEを作成済みで、多くの人に作品を手に取ってもらいたいと思っている方も、ぜひ参考にしてください。
ZINE(ジン)とは?
ZINEとは、アメリカで発祥した個人で発行する小冊子を指します。語源はMaga”zine”から来ており、自分の写真やイラストをコピーし、ホチキスで挟んだものが多く誕生しました。インターネットのない時代の自己表現の手法としてZINEが流行ったのです。
同人誌との違い
日本には、自分の趣味のものを発行する「同人誌」の文化があります。同人誌は漫画やイラストなどが多いのに対して、ZINEの中身は自由です。また、同人誌は趣味や既存作品の二次創作という側面が強いですが、ZINEは作者本人の好きなことや趣味など、オリジナリティの高い自己表現の手法として用いられることが多くなっています。
印刷会社でZINEを作るには?
内容も自由に設定できるZINEは、自分自身を広く知ってもらう上でも有効な手法です。自分自身のことを書くのはもちろん、近年ではデザイナーやイラストレーターが自分自身の実績を載せるポートフォリオとしても活用するようになりました。
ZINEはコピー機で手軽に作れますが、できれば安くてきれいな仕上がりにしたいものです。ZINEを印刷会社で作るには、どのようなポイントを押さえれば良いでしょうか。
小ロットに対応した印刷会社がおすすめ!
ZINEは限られた場所や対象にしか配布しない物ですので、大量に作る必要はありません。そのため、きれいに印刷して配布するには、小ロットの作成に対応した印刷会社を使うのがおすすめです。自分の欲しい分だけZINEを印刷できるので、「配布しきれずに余ってしまった」ということもなくなります。白い紙だけでなく、カラー表紙や無線とじなどを使ってオリジナリティあふれるZINEを作れるのも、印刷会社を利用するメリットのひとつです。
また、小ロットに対応している印刷会社に依頼すれば、ZINEの更新頻度を上げることもできます。常に新しい自分の情報や実績を配信する上でも、コストや手間の面で小ロット対応の印刷会社を利用することは有効です。
ZINEを流通させるには?
せっかく作ったZINEも、世の中に流通させなければ意味がありません。しかし、インターネットのSNSのような受け皿はZINEにはありません。そこで、印刷会社で作ったZINEを流通させるにはどのような方法があるのかを見てみましょう。
オフラインでの流通の方法3つ
作ったZINEを実際に手に取ってもらえるメリットがあるのが、オフラインでの流通方法です。
・個人の書店に置かせてもらう
・ブックフェアに出店する
・流通業者へ委託する
大手の書店に、ZINEをいきなり置かせてもらおうとしても断られてしまう可能性が高いです。そのため、まずは個人の書店に置かせてもらうという選択肢が浮かび上がります。知り合いの書店に声をかけてみるのがおすすめです。
ほかにも、費用がかかりますがブックフェアへの出店、少数の自費出版でも委託できる流通業者を利用する方法もあります。
オンラインでの流通方法
オンライン、つまりネット上でZINEを流通させる方法です。実際にZINEを手に取ってもらうことはできませんが、気軽にZINEを多くの人に発信できるというメリットがあります。
・SNSなどで公開する
・ZINE専用のサービスを活用する
すでに自分のSNSを持っている方なら、SNSにZINEを掲載して配信もできます。また、ネット上で公開されている「ZINE専用サービス」を利用するのも有効です。
参考
Nieves Zines:http://www.nieves.ch/catalogue/zineseries.html
pinterest:https://jp.pinterest.com/
おわりに
小ロット作成に対応している印刷会社を利用することで、オリジナリティがあふれ、コスト面でも納得のいく仕上がりのZINEが作れます。また、実際に手に取ってもらえる流通方法から、気軽に閲覧してもらえるネット上での流通方法まであることを説明しました。ご紹介した方法を上手に活用して、ZINEで自分らしさを発揮してみてはいかがでしょうか。
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