ホーム お役立ちコラム 「謹賀新年」や「迎春」など…年賀状に使うお正月言葉のルール・マナー
公開日:2017.12.06
「謹賀新年」や「迎春」など…年賀状に
使うお正月言葉のルール・マナー
日本人であれば、一度くらいは年賀状をもらったことや送ったことがあると思います。インターネットやメールが普及した今でも、年賀状はお正月を思い起こさせる大切な日本の風習の1つです。しかし、毎年当たり前のようにやり取りしているものの、お正月言葉や挨拶文のルールやマナーを詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、年賀状に使うお正月言葉のルール・マナーについてご紹介します。
お正月言葉とは?
年賀状でよく見られるお正月言葉に「謹賀新年」「迎春」「賀正」などがあります。それらの言葉は「賀詞」というお祝い言葉の一種です。
賀詞は文字数によって意味合いが異なります。4文字の「謹賀新年」は最もへりくだった賀詞で、主に目下の人が目上の人(上司や先輩など)に対して使用する言葉です。
1文字や2文字の「寿」「迎春」「賀正」は比較的シンプルな賀詞です。目上の人が目下の人(部下や後輩)に対して使うのにふさわしいとされています。
例えば、会社の上司へ送る年賀状に「迎春」の文字を入れた場合、失礼にあたってしまいます。心当たりがある方は、次回送る際、正しい賀詞を入れた年賀状を送るようにしましょう。
お正月言葉の種類と意味
お正月言葉には、さまざまな種類や意味があります。以下では文字数別にお正月言葉をご紹介します。
1文字の賀詞
寿:めでたい
福:幸せ
賀:祝い
春:年の初め
2文字の賀詞
賀正:正月を祝う
賀春:新年を祝う
初春:新年を祝う
迎春:新年を迎える
4文字の賀詞
謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます
謹賀新春:謹んで新年をお祝い申し上げます
恭賀新年:恭(うやうや)しく新年のお喜びを申し上げます。
迎春万歳:新年を迎えお喜び申し上げます。
お正月言葉の正しい使い方
お正月言葉はたくさんありますが、年賀状にはどれを使用すれば良いのでしょうか。
もともと、年賀状は新しい年をお祝いするとともに、「今年もどうぞよろしくお願いします」という相手への礼節を重んじる風習です。
そのため、年賀状を送る際は、どのような相手でも昨年のお礼と今年の挨拶を謙虚な気持ちで伝えましょう。
賀詞の意味合いを考えると、4文字の「謹賀新年」もしくは「恭賀新年」という言葉であれば、誰に送っても失礼にはあたらないお正月言葉といえます。
しかし、気を付けなければならないのは、賀詞はお祝いの言葉だということです。「謹賀新年」と大きく掲げておきながら、さらに「明けましておめでとうございます」という文章を入れてしまうと、同じことを2回言っていることになってしまいます。注意しましょう。
「元日」と「元旦」の違い
年賀状を書く際に悩む方が多いお正月言葉として「元旦」と「元日」があります。どちらを使用するのが正しいのでしょうか?
元日は年の1番最初の日を指します。つまり「1月1日全体」のことをいいます。そして元旦は、元日の朝、つまり「1月1日の朝だけ」のことを指すため、午後以降は元旦にはなりません。
どちらが正しい、というわけではありませんが、年賀状は多くの場合午前中に届くため、「元旦」を使用するのが一般的だといわれています。
また、その日全体なのか朝のみかの違いはあれど、どちらも「1月1日」のことを指すことから一般的に1月1日に届くように投函した年賀状のみに使用されます。つまり1月2日以降に届く可能性のある年賀状には、「元日」や「元旦」と書かないよう注意しましょう。
また、「元日」と「元旦」を使用する際、「1月1日元旦」と書くと意味が重複してしまいます。「平成◯◯年元旦」などと書きましょう。
おわりに
年賀状は、新しい年を迎えるにあたり、昨年お世話になった方々へのお礼と、新年への挨拶を兼ねた大切なやり取りです。お正月言葉のルール・マナーをしっかり理解し、相手に失礼のないような年賀状を作成しましょう。
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