ホーム お役立ちコラム 趣味の作品集や自分史などを自分で出版!自費出版の方法と流れ
公開日:2017.09.07
趣味の作品集や自分史などを自分で出版!
自費出版の方法と流れ
長年趣味で制作し続けてきた小説やエッセー・日記などの記録を、本にして出版してみたいと思ったことはありませんか?以前は、自費出版といえば初期投資や流通に乗せるためのコストや手間が大きく、敷居の高いものでした。しかし今は、さまざまな技術の発達により、かなり実現のハードルが下がっています。Web媒体、つまり電子書籍といった形であれば、最短で即日出版できるものもあります。
それでも、「やっぱり紙の本への憧れがある……」という方は多いのではないでしょうか。今は自費出版といえども、編集者がついて内容のサポートを行い、そしてその後の流通までを担ってくれる会社もあります。ただしSNSなどの発達により、自分で流通を促すことが可能な現代の状況を考えると、経済的にもお手軽なのは、印刷・製本のみを行ってくれる印刷会社にお願いすることでしょう。
今回は、印刷会社へ依頼して自分の作品を自費出版する方法についてご紹介します。
自費出版とは
自費出版とは、文字通り書籍などを自分の費用で出版することを指しています。出版といえど、その作業工程は執筆から印刷、販売まで、多岐にわたります。出版社などが出す書籍は流通ルートなども確保されていますが、自費出版物は個人単位での販売が主となります。
印刷会社へ依頼して出版物を製作する場合、ひと昔前まではあらかじめかなり多くの一定部数を刷らなければなりませんでした。そのため、数十万円・数百万円という費用が必要でしたが、現在では、少数部数を低コストで印刷する技術が印刷業界全体に浸透しています。このような理由から、多くの出費を覚悟しなくても、少ない部数からの印刷・出版が可能になりました。
また、小説や絵本などの文献のみならず、ブログ本や自分史、写真集やイラスト集などの自費出版も、以前と比較するとかなり容易になってきています。
自費出版の原稿作成→印刷の流れ
自費出版をしようと思い立ったら、まずは発注から納品までの流れを知っておきましょう。
1印刷会社のサイトを確認し、仕様を考える
ページ数や用紙の種類、カラー印刷かモノクロ印刷かなど、本の仕様を考えましょう。印刷会社によって、できること、できないことがあるため、利用を検討している印刷会社のサイトで仕様についての項目をよく確認しておいてください。
2見積もりと正式発注
仕様について検討し、原稿が出来上がったらいよいよ発注です。いきなり発注するのは不安、という方は、発注前に見積もり依頼を出しておきましょう。本の部数や装丁、大きさなどの他、納期や最終的にかかる金額の具体的な相談も行えます。見積もりが済んで納得できたら、正式発注となります。
3入稿・印刷
発注できたタイミングで、印刷会社へ原稿を納めます。中でも編集作業中の校正などは、特に慎重に行ってください。Webの媒体ではないので、後からやり直すことができません。誤字や脱字などの見落としがないよう注意しましょう。
本が完成したら、どのように配布・販売する?
親しい方やお世話になった方へ無償で配布する場合は、印刷物が仕上がったらそこで完結しますが、販売を考えているなら完成後にどう売るかも検討が必要です。
今なら、Webサイトやブログ・SNSを通じて告知し、通信販売の形をとることができます。しかし、どのぐらいの売り上げ部数を目指すかは人それぞれだとしても、多少なりとも書籍の広告となるコンテンツをWebで発信し、販売スキルを磨く必要があります。
または、印刷会社によっては書店への流通に対応してくれる場合もあります。ただし、その際は「500部以上」など、印刷する部数単位も決められている場合が多くなります。
おわりに
今回は、自費出版の方法と注文・製作の流れについてご紹介しました。「電子書籍も便利だけれど、やはり紙の本が良い」「凝った製本・装丁をしたい」と考えている方も多いでしょう。そうなるとご自身での印刷・製本は困難ですから、印刷会社へ依頼する方法が無難です。
今では自費出版の相談を常時受け付けている印刷会社も増えています。そのため、「自分の本を出版する」という夢のハードルはかなり下がり、十分実現可能なものとなりました。
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