2017.06.08オンデマンド印刷

オフセット印刷・オンデマンド印刷の違いとそれぞれのメリット・デメリット

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オフセット印刷・オンデマンド印刷の違い

ポスターやDMなどの印刷を印刷会社に依頼する場合、印刷会社のサイトに「オフセット印刷」「オンデマンド印刷」と記載されており、どちらが良いのか迷った経験はありませんか?両者にはそれぞれ異なるメリットとデメリットが存在します。最適な印刷方法を選択するためにも、オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いを把握しておきましょう。

 

今回は、オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い、そしてそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

 

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い

オフセット印刷とオンデマンド印刷の最大の違いは、印刷に「版」を使用しているかどうかにあります。

 

オフセット印刷とは

オフセット印刷とは、版を使用した印刷方法です。「オフセット」とは「付けて離す」という意味であり、印刷方法をそのまま表しています。版のイメージを直接紙に転写するのではなく、一度版に塗られたインクをゴムブラケットに転写(オフ)してから紙に印刷(セット)します。

オフセット印刷は書籍の印刷から商業印刷まで幅広く利用されているポピュラーな印刷方法の1つです。

 

オンデマンド印刷とは

一方オンデマンド印刷とは、電子写真方式やインクジェット方式などを利用した高速デジタル印刷機による印刷方法です。「オンデマンド」とは「必要なものを、必要なだけ、必要なときに」という意味を持ちます。

オンデマンド印刷は製版の工程がないため作業工程が短縮され、短期間での納期が可能となります。

 

オフセット印刷のメリット

大部数の印刷ならコストダウンできる

オフセット印刷オフセット印刷は版を用いて印刷するため、大量に印刷する場合はコストを抑えることが可能です。また、一度版を作ってしまえば破損しない限り繰り返し使用することができるため、同じ品質の製品を繰り返し作ることができます。

そのため、数千枚という大量の印刷が必要な場合は、オフセット印刷がおすすめです。

 

 

 

 

印刷が高品質に仕上がる

オフセット印刷は、インクが紙にしっかりと密着するため印刷の仕上がりが高品質というメリットもあります。イラストや写真、文字など、細部まで鮮明に表現することが可能です。小さな文字でもにじむことがないため、見やすい印刷物を作ることができます。

また、オフセット印刷であればDICカラー、いわゆる特色を使用できるのも特徴です。

 

オフセット印刷のデメリット

少部数の印刷だと割高

オフセット印刷のデメリットは、少部数で印刷を依頼すると逆にコストが割高になることです。あまり少ない部数での印刷依頼はそもそも受付不可という場合もあるため、どのくらいの部数・枚数が必要かによって使い分ける必要があります。

 

納期に時間が掛かる

版を作る時間とインクを乾燥させる時間が必要であるため、仕上がり(納期)に時間が掛かります。納期によっても料金が変わってくるため、枚数と納期で見積もりをしてみましょう。

 

オフセット印刷の活用シーン

漫画を描く道具意外に思われるかもしれませんが、差がわかりやすいのがモノクロ2値での印刷です。

特に、漫画の表現にはオフセット印刷が最適といえるでしょう。一番差が出るのがドットで濃淡を表現するトーンの部分と黒ベタの部分です。

また、オフセット印刷のメリットでもご紹介した通り、高品質な印刷ができます。細かい部分もにじまず鮮明に印刷ができるため、カラーイラストが使われた冊子・同人誌や画像が多く使われているパンフレットの使用にも向いています。

他にも、小さい文字を印刷する名刺では、オフセット印刷を利用することで文字がにじまずに仕上がります。

 

オンデマンド印刷のメリット

少部数の印刷に向いている

オンデマンド印刷オンデマンド印刷は製版する必要がないため、少部数の印刷でもコストを抑えて印刷することが可能です。

1部からでも発注することができるため在庫を抱える必要がなく、必要なときに必要なだけ印刷できることがオンデマンド印刷の最大のメリットです。

 

 

 

 

納期に時間が掛からない

オンデマンド印刷は製版の時間もインクを乾燥させる時間も必要ありません。そのため、短納期で対応することが可能です。

発注から納期まで1日で終わることもあるため、急な印刷を要する際には、オンデマンド印刷の利用がおすすめです。

 

手軽にRGB印刷ができる

以前は、印刷といえば必ずCMYKで表現されるものでした。しかし、近年RGBの色味を再現する印刷技術が一気に広まってきています。

オフセットではそもそも導入されていなかったり、追加料金が発生したりと敷居が高い印刷所も少なくありませんが、オンデマンドでは特に追加料金なしでRGB印刷を選択できるコースが増えており、手軽にRGBの鮮やかさを失うことなく印刷できるのも魅力の1つです。

 

オンデマンド印刷のデメリット

枚数が増えるとコストがかさむ

コスト計算する女性オンデマンド印刷は、印刷枚数が増えるほどコストが高くなってしまいます。

印刷所によって納期と枚数によってオフセットのほうが安くなる場合もあるため、見極めが必要です。

 

 

 

 

 

モアレが出る可能性がある

オフセット印刷と比較するとモアレという印刷の乱れが出る可能性が高いため、点描を重ねるようなデザインや、漫画でトーンがある場合は注意しましょう。

しかし、最近はオンデマンド印刷の技術も進歩しており、オフセット印刷と比較しても遜色ないレベルにまで達しています。

 

黒のテカリが目立つ場合がある

グレースケールやモノクロ印刷の場合、オフセットと比べて特に顕著なのが、黒インクのテカリです。特にベタが多いと目立つ傾向にあり、長年オンデマンド印刷の欠点とされてきました。

しかしモアレの軽減と同様に、近年ではマットなオンデマンド印刷が可能な印刷所も増えてきました。オンデマンドに力を入れている印刷所を選んだり、用紙をややラフな紙質のものにしたりすることで、ほぼオフセット印刷と変わらないような見た目にすることも可能です。

ただ、オンデマンド印刷はどうしてもインクが剥がれやすいため長期保存には向きません。

 

粒子が目立つことがある

ポストカードオフセットのインクの高精細さに比べ、オンデマンドのフルカラー印刷は粒子感が出ることがあります。しかしこれも近年のオンデマンド印刷機ではかなり技術が向上してきました。

ただ、すべての印刷所が高品質のオンデマンド印刷機を導入しているわけではないので、その点は注意が必要です。

 

 

 

 

オンデマンド印刷の活用シーン

オンデマンド印刷でおすすめしたいのが、ポストカードとポスターの印刷です。

ポストカードはオンデマンド印刷のほうが選べる用紙の種類も多い場合もあり、オフセット印刷より手軽にさまざまな用紙を試せるのが魅力です。同じデータで入稿しても用紙によって印象がガラリと変わりますし、用紙に合わせてデータを作って効果を狙うこともできます。

例えば、パールやラメといった光沢のある用紙は色味が薄いほど光沢が目立つので、あえて背景を真っ白にすることで用紙の美しさを引き出すといったことが可能です。

一般的にフルカラー印刷の解像度は350dpiが目安ですが、ポスター印刷は200dpi程度でいいこともあり、オンデマンドでもオフセットに劣るといった印象がありません。

さらに、ポスター印刷は先述のRGB印刷に対応している印刷所が多いのも特徴です。

光沢紙を使用すれば、オンデマンドとは思えないほどとても鮮やかで美しい印刷を楽しめるので、ぜひ試してみてください。

 

おわりに

印刷方法の2大主流となっているオフセット印刷とオンデマンド印刷。両者のメリットとデメリットはそれぞれ異なるため、印刷を依頼する際は印刷部数や納期などを考慮して依頼しましょう。

大量に印刷したい際や繊細なイメージの印刷はオフセット印刷、少部数を短納期で依頼したい場合はオンデマンド印刷、というのが基本です。

ただ、ここまで述べたように現在はあまり品質にも大きな差はなく、かつどのラインからどちらが安価かは印刷所の料金設定と印刷内容、部数、納期によって変わってきます。印刷会社の料金を比較して、用途や予算によって使い分けをするのが良いでしょう。

 

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Kinko'sお役立ちコラム編集部

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