ホーム お役立ちコラム デジタルカタログ作成のメリットとは?カタログ電子化の方法も解説
公開日:2021.04.05
デジタルカタログ作成のメリットとは?
カタログ電子化の方法も解説
昨今、新型コロナウイルス感染症の影響で、展示会や営業などはオンラインで実施することが多くなってきています。そのため、紙のカタログや営業資料を配布する機会が減少していきているのではないでしょうか。そこで役立つのが、デジタルカタログです。
今回は、デジタルカタログを作成するメリットと、紙のカタログを電子化する方法について解説します。
デジタルカタログとは?
デジタルカタログとは、Web上で閲覧できるカタログのことです。
電子カタログや電子ブック、Webカタログ(ウェブカタログ)、デジタルパンフレット、eBookなどと呼ばれることもありますが、呼び名の違いだけで機能や性質上の違いや分類は特にありません。
デジタルカタログの特徴は、Webページと同じ作りになっているのでファイルをダウンロードせずにすぐに見られる仕様になっている点です。閲覧するためのソフトも不要で、インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでも閲覧することが可能です。ページ送りの際に本をめくっているようなアニメーションをつけたり、動画やURLのリンク先などを貼付したりすることもできます。
また、PDFとデジタルカタログに違いはあるのかどうかについて、気になる方も多いかもしれません。結論から言うと、PDFとデジタルカタログには明確な違いがあります。
PDFは閲覧するためにAcrobat Readerといったソフトウェアのダウンロードが必要です。また、PDFで表示できるのは静止画と文字のみで、アニメーションや動画を挿入することはできません。
デジタルカタログの活用シーン
デジタルカタログはどのようなシーンで活用できるのでしょうか。
社内マニュアル
社内マニュアルをデジタル化させることで、いつでも閲覧可能です。社員に紙のカタログを配布する必要がなくなるため、印刷にかかるコストを抑えることができます。社内ルールが変わって修正が必要になった場合にも、即時反映させることが可能です。
社内報
社内コミュニケーションの活性化や、部署を超えた交流を図るために社内報を作成している企業も多いのではないでしょうか。この社内報も、デジタルカタログで作成することができます。デジタルカタログは、社内の情報共有にも役立ちます。
商品カタログ
店頭に設置する商品カタログも、デジタルカタログへの変更が可能です。サイトに商品カタログを掲載することで、お客さまはいつでもカタログを閲覧できるようになります。デジタルカタログの活用により、利便性の向上による顧客満足度アップや購買意欲の向上が見込めます。
営業資料
営業の際に利用する販促資料にもデジタルカタログを利用できます。
オンライン商談ツールなどを利用してリモート営業を行う場合は、URLを送るだけで先方へ共有ができます。客先訪問して対面で営業活動を行う際も、ノートパソコンやタブレット端末さえあれば、紙のカタログを持ち歩く必要がなくなります。
デジタルカタログを作成するメリット
どこでも閲覧できる
デジタルカタログは 該当のURLを開くだけで閲覧することができます。パソコンやタブレットだけではなく、スマートフォンからの閲覧も可能です。そのため、インターネットがつながれば、いつでもどこでもカタログ(資料)を確認することができます。
社内ネットワークに入れない環境下でも業務マニュアルや資料をすぐにチェックできるため、テレワーク導入の一助にもなるでしょう。
修正・更新が簡単
紙のカタログの場合は、修正や情報の更新が必要な場合は、原本のデータを直してから再度印刷したり、修正箇所に訂正ラベルを貼ったりする必要があります。
デジタルカタログは印刷などの手間を掛けずに修正後のカタログをリリースできるため、修正や情報の更新がスピーディーに行えます。
コスト削減
紙のカタログを作成・配布するには、印刷費や紙代、輸送コストなどが必要です。リニューアルに伴い、古いカタログを破棄する際にもコストがかかります。
デジタルカタログを採用することで、印刷費や輸送コストなどが発生しません。また、データはクラウドやサーバーに保管するだけなので、保管スペースも不要です。
ペーパーレス化で環境貢献ができる
カタログを電子化させることで、紙の使用量を減らすことが可能です。
紙は木材などを原料とするパルプから作られているため、紙を消費すればするほど木材が必要となり、多くの木が伐採されていきます。森林が減ることで地球温暖化が進み、異常気象や海面水位の上昇といった環境への影響も懸念されています。
カタログや資料を電子化することでペーパーレス化ができ、環境貢献につながります。デジタルカタログなどを導入してペーパーレス化を促進させることで、SDGsに貢献している企業として信頼度を向上させることも期待できます。
動画貼付ができる
デジタルカタログであれば、動画も入れることができます。文章や画像だけでは伝えにくいことを動画にすることはより効果的ですし、視覚からも商品やサービスを理解してもらいやすくなります。
アクセス分析ができる
PDFの資料を閲覧する場合は、閲覧者が各自ダウンロードすることになります。この場合、ダウンロード数の把握はできますが、それ以降の動きを確認することは難しいです。
一方で、デジタルカタログはWebサイトと同様の作りのため、詳細なアクセス分析が可能です。サービスにもよりますが、閲覧者の平均滞在時間や閲覧している端末、ヒートマップなどを確認できます。
商品カタログなどの場合は、ユーザーの動向が分かることで今後のマーケティングに役立つことでしょう。社内マニュアルなどにデジタルカタログを利用する場合も、よく閲覧されている箇所をヒートマップなどで把握することで、資料更新時などに役立てられます。
カタログを電子化する方法
1.原本のデータを用意する
すでに 紙のカタログがある場合は、作成したときのデータを利用することができます。原本データがない場合は、デザインを依頼した会社から取り寄せると良いでしょう。もし、1からの作成を検討している場合は、デザインのデータが必要です。
2.原本のデータをPDF化させる
カタログを電子化させるにあたり、PDF形式のファイルが必要です。カタログの原本データがPDFファイルではない場合は変換しておきましょう。原本データがなく紙のカタログや資料しかない場合は、紙媒体をPDF化するサービスを利用することをおすすめします。
3.PDF化させた原本データをデジタルカタログにする
PDF化させた原本データを利用して、デジタルカタログを作っていきます。ツールを利用して作成する場合は、PDFデータをアップロードしてデジタルカタログを作成します。
自社で作成する以外に、専門の業者に任せる方法もあります。デジタルカタログ化だけを依頼する場合は、PDFデータをそのまま渡すだけでOKです。
無料でデジタルカタログを作れるツールもありますが、機能や性能は十分でない場合も考えられます。 特にアクセス分析や動画の挿入もしたいと考えているなら、専門の業者にご相談ください。
キンコーズのデジタルカタログ作成サービス「WIL eカタログ」は、豊富なアクセス分析が備わっていて、公開設定も一般公開か限定公開かを選ぶことができます。カタログの電子化をご検討中の方は、ぜひご相談ください。
キンコーズのデジタルカタログ作成サービス「WIL eカタログ」の詳細やお問合せはこちらから
おわりに
今回は、デジタルカタログを作成するメリットや、カタログの電子化の方法についてご紹介しました。
カタログや販促資料などをデジタル化させることで、印刷費用などのコストを抑えることができます。コスト面だけでなく、紙媒体と比べて検索性が高いことや、動画やリンクの設置などでより効果的な資料作成ができることなど、メリットは数多くあります。ペーパーレスの促進は、環境の保護や業務効率化にもつながるため、ぜひカタログや資料を紙からデジタルへ変えてみましょう。
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