ホーム お役立ちコラム 観光地で言葉のバリアフリーを!英語・中国語対応のパンフレットの作り方
公開日:2018.01.17
観光地で言葉のバリアフリーを!英語・
中国語対応のパンフレットの作り方
外国人観光客の数は近年ますます増加傾向にあり、時代のニーズに合わせて観光地でも外国人観光客向けのサービスが求められています。いわゆる言葉のバリアフリーを目指す場合、英語・中国語対応のパンフレットを作成することが大切です。2020年には東京オリンピックの開催も控えているため(本記事作成は2017年1月)、早いうちから外国人向けパンフレットの準備をしましょう。
今回は、英語・中国語対応のパンフレットの作り方についてご紹介します。
英語・中国語対応のニーズ
英語・中国語は世界的にも話者人口が多く、現在外国人向けのパンフレットを作る際にはぜひとも記載するべき言語だといえます。英語は「世界共通語」といわれており、ビジネスシーンでもよく使われる言語です。また、中国語は、人口で見れば世界の4人に1人が日常語として使用しているといわれています。つまり、この2カ国語を表記しておけば、多くの外国人観光客に対応できるパンフレットになるのです。
写真・イラスト中心のパンフレットを考える
しかし、日本語のパンフレットをそのまま翻訳しても、あまり興味を持ってもらえない可能性があります。日本のパンフレットは詳しく情報を伝えるために文字が主体ですが、海外のパンフレットは写真・イラストがメインのことが多く、デザインがユニークな物が目立ちます。
そこで、外国人観光客向けのパンフレットでは海外仕様に合わせて写真・イラストを多めに掲載しましょう。一目で興味を持てるような工夫があれば、外国人観光客も自然とパンフレットを手に取る可能性が出てきます。
また、写真・イラストが多いパンフレットは読む際に時間が掛からない点がメリットです。制作する側も文字を翻訳する手間が省けるため、積極的に写真・イラストを取り入れることをおすすめします。
インターネットで調べにくい情報を載せる
話題のスポットへの大まかな行き方や所要時間などは、事前にインターネットで調べた方が早いかもしれません。しかし、「そこのスポットが何時ごろに混み始めるのか」「交通手段は何を使えば良いのか」など、現地で注意すべき点までは、インターネットでまとまっていないケースが一般的です。
インターネットとの差別化を図った英語・中国語対応のパンフレットを作成する場合、現地に行ってから分かる情報をまとめて掲載することをおすすめします。さらに、実際に外国人が観光している様子や、外国人からの評価などを掲載すれば、より「外国人観光客向け」のパンフレットになるでしょう。
ただし、変更が多い情報はなるべく載せないようにしてください。イベント情報や期間限定サービスを掲載してしまうと、変更があった際に全てのパンフレットを修正しなければなりません。変更の多い情報に関しては、インターネット上のホームページやSNSなどで紹介すると良いでしょう。例えば、QRコードを載せることで、パンフレットのスペースをあまり減らさずにサイトへ誘導できます。
2020年には外国人観光客の数が2倍以上に?
東京都産業労働局の「東京都観光客数等実態調査」によると、2013年の外国人旅行者数(東京)は681万2,000人でした。2020年に約1,500万人、2024年には約1,800万人の外国人旅行者(東京)を目標としている他、東京都以外の観光地にも外国人観光客の人気が集まっているため、国内全体で多言語による情報提供はますます求められるようになるでしょう。
おわりに
今回は、英語・中国語対応のパンフレットの作り方をご紹介しました。世界中で使われる言語に対応したパンフレットがあれば、観光地でも重宝されます。写真・イラストを中心にし、外国人観光客の目線に立ったパンフレットを作成することで、観光地での言葉のバリアフリーを目指しましょう。
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