あえて紙媒体で!DMはがきならではの効果を知って有効に活用しよう
テクノロジーの進化によって、さまざまな形のデジタル広告が運用されるようになりました。しかし、はがきなど紙のDMの効果は依然として非常に高く、あえて紙媒体で広告を打つ企業も数多く見られます。紙媒体のDMのメリットやデメリットを知って、収益アップに繋げる方法をご紹介します。
目次
紙媒体のDMの種類
一言で「紙」と言っても、その形式はさまざまです。ここでは代表的な紙媒体の広告・DMの種類について紹介します。
はがき
はがきは、安価で最も気軽に送信できます。他のDMに比べて掲載できる情報量は少ないので、要点を絞って見やすくデザインしましょう。A4サイズのものや、うちわの形をしたものまで、比較的自由にサイズや形を選べるのが特徴です。
「圧着はがき」という剥がして開くタイプのはがきもあります。
ダイレクトメール(DM)
ダイレクトメール(DM)は、チラシやカタログなどを封筒に入れて複数枚送ることができるため、情報量ははがきよりも多くなります。封筒のサイズはA4~はがきサイズまで用途や情報量に合わせて選べます。
チラシ
チラシはビラとも呼ばれ、基本的に1枚の印刷物です。新聞折り込みやポスティングなどで範囲を絞って配布されるため、特定の地域に絞った広告に有効です。
はがきなどのDMの効果・メリット
DMなど紙媒体ならではの効果やメリットをご紹介します。
開封・閲覧率が高い
DMの1人あたり受取数は平均で1週間に5.7通で、開封・閲読率は自分宛のDMで74.3%という調査結果があります(JDMA 一般社団法人日本ダイレクトメール協会調べ)。
一方「リスティング広告」と呼ばれる、Googleの検索結果に表示される広告のクリック率は、10%程度あれば良い方と言われています。全く形式が違うため単純に比較はできませんが、紙媒体はかなり閲覧率が高いということができます。
ターゲットを絞りやすい
地域が限定されるチラシや特定の人に向けて送れるDMは、デジタルよりもターゲットを絞りやすいのが特徴です。特に宛名に自分の名前があるDMは開封率が非常に高くなります。
物理的に手に取りやすい
デジタルの広告と違って物理的に手に取りやすいため、受け取った人が内容を確認する確率が上がります。
回覧できる
受け取ったメールを転送することはあまりありませんが、紙媒体なら家庭や職場で回覧される可能性が高くなります。
保存しやすい
デジタル広告は、画面を消してしまったら再度閲覧することはほとんどありませんが、紙媒体なら保存しやすいため、何度も見返してもらうことができます。
一覧性が高い
スクロールが必要なスマートフォンやパソコンの広告と違い、紙媒体は一覧性が高く、一度にたくさんの情報を伝えることができます。
さまざまなアイディアを反映させられる
ビジュアルの工夫やサンプルの同梱など、デジタルより多くのアイディアを反映することができ、開封・レスポンス率向上に繋げやすくなります。
紙媒体のDMのデメリット
メリットの多い紙媒体のDMですが、デメリットもあります。
コストがかかる
郵送料・印刷費・発送にかかる人件費など、デジタルに比べコストが高くなる傾向にあります。
時間がかかる
デザインや内容の企画はもちろん、印刷から発送作業まで、1週間~1カ月程度の時間が必要です。
開封されないリスクがある
せっかく制作しても開封されないリスクも伴います。受け取った人が開封したくなるような工夫をすることが大切です。
おわりに
デジタル・紙媒体の広告どちらにもメリットやデメリットがあります。ただしDMなどの紙媒体は、多くの人に閲覧してもらいやすいのが非常に大きな強みです。
デジタル化が進む中でも、こうした強みの多い紙媒体を活かし、収益アップに繋げましょう。
参考:DMメディア実態調査2017(JDMA 一般社団法人日本ダイレクトメール協会)

Kinko'sお役立ちコラム編集部

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