ホーム お役立ちコラム 販促活動におけるポスターの効果とは?デザインや設置場所、活用事例もまとめて解説
更新日:2025.07.11
店頭プロモーションやイベント告知で高い効果を発揮するポスターは、今もなお販促活動に欠かせないツールの1つです。設置するだけで集客や購買行動につながる可能性があるため、限られた予算のなかでも成果を出したい企業にとって心強い存在になります。
本記事では、販促活動におけるポスターの効果やポスターデザインのポイントをご紹介します。また、ポスターの効果を上げるコツやポスターの活用事例もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
販促活動におけるポスターの効果とは?
まず、販促活動におけるポスターの効果についてご紹介します。
- 集客効果が期待できる
- 購買意欲を高められる
- 低コストでプロモーション効率をアップできる
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
集客効果が期待できる
店舗前や人通りの多いエリアにポスターを掲示すれば、自然と通行人の興味を引き、店舗への関心を高める効果が期待できます。イベント情報や期間限定キャンペーンなどの告知により、来店のきっかけを提供できる点がポスターの魅力です。
さらに、来店者に向けて次回のサービスやイベント案内を告知すれば、継続的な来店を促す流れを築けます。こうしたアプローチは、飲食店で売上増加を目指す際に有効な手段の1つです。
購買意欲を高められる
ポスターを活用して新商品や注目アイテムの魅力を伝えるアプローチは、売上向上に効果的な手段の1つです。具体的な機能や特典の明示により、来店者の興味を引きつければ、購入の後押しにつながります。
また、写真やコピーで商品価値を視覚的に訴求すれば、より強い印象を残せます。商品を見直すきっかけの提供によって、関連商品や上位モデルの購入を促進できれば、自然と客単価のアップも可能です。
低コストでプロモーション効率をアップできる
ポスターは、限られた予算のなかでも効果的な販促が可能なツールとして重宝されています。制作コストが比較的安価であるため、季節ごとのセールやキャンペーンに合わせて内容を柔軟に変更できる点が強みです。
トレンドや顧客の関心に応じた情報を定期的に更新すれば、常に新鮮な印象を与えられ、集客力を維持しやすくなります。低コストでありながら、高い広告効果が見込める点で、効率的なマーケティングの手段として人気があります。
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効果的なポスターデザインのポイントは?
ポイント① 伝えたい内容を明確にする
効果的なポスターを作成するには、まず伝えたい内容とターゲットを明確にし、情報を整理して優先順位をつけることが重要です。
ポスターは一瞬で内容を伝える必要があるため、情報量は絞り込み、最も伝えたい要素を大きく・目立つ位置に配置します。
ポイント② 視線誘導を意識したレイアウト
視線の流れ(多くの場合、左上から右下への「Zパターン」)を意識し、読みやすく整理しましょう。
情報同士は近接させ、整列させることで視認性が向上します。また、適度な余白を設けることで、全体がすっきりとして見やすくなります。
ポイント③ タイトルや配色の工夫
タイトルやキャッチコピーは、ポスターの顔として大きな文字や目立つフォント、配置の工夫で視認性と訴求力を高めます。ジャンプ率(大きい要素と小さい要素の比率)を高めることで、インパクトのある印象を与えられます。
配色にも注意が必要で、背景と文字のコントラストを強くすると遠くからでも内容が伝わりやすくなります。色数は3~5色程度に抑え、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーのバランス(70%・25%・5%)を意識すると、まとまりのあるデザインになります。
ポイント④ 情報の整理と強弱
例えば、鮮明な写真やイラストを使う場合は、主役となるビジュアルを大きく配置し、他の要素を邪魔しないようにしましょう。
余白も適度に使用することで、強調される効果やグループ化してまとめてレイアウトをすると見やすいポスターになります。
どこに・どのように掲出するかがポスターデザイン効果を左右する
ポスターの効果を最大限に引き出すには、デザインだけでなく「どこに・どのように使用するか」も大切なポイントです。
まず、設置場所は、人の目に触れやすい位置を選ぶのが基本です。通行量の多い場所や目線の高さに合わせた掲示で、自然と視界に入りやすくなります。
また、ポスターの目的に合わせて掲示するタイミングや期間を工夫すれば、訴求力がさらに高まります。さらに、貼り付けの際は、たるみや歪みが出ないよう丁寧に貼りましょう。視認性を下げないためにも、掲示面を清掃してから固定し、きれいな状態を保つようにしてください。
販促で成果を出したポスター例
次に、販促で成果を出したポスターの活用事例をご紹介します。
- イオンモール扶桑 様
- 株式会社中日ドラゴンズ 様
- 熱々鉄板チェインズ 様
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
イオンモール扶桑様

イオンモール扶桑様のクリスマスイベント向けに制作されたポスター。館内に設置された似顔絵記入用紙とセットで構成されています。
ポスターでは、子どもたちがわくわくするような冬のモチーフをふんだんに採用し、青と白の配色で清潔感と季節感を表現。視覚的にイベントのテーマが直感的に伝わる工夫が際立ちます 。
さらに、参加者が描いた似顔絵は館内に展示される仕組みで、ポスターと連動した一体感あるプロモーションの実現に成功した好事例です。
株式会社中日ドラゴンズ様

中日ドラゴンズ 様では、球団のブランド刷新と観客動員数の向上を目指し、トータルで支援。試合告知やイベント用のポスター、ロゴ、Webビジュアル、動画コンテンツなどを一括して制作し、従来の硬派なイメージから、親しみと新鮮さのあるデザインへと刷新した事例です。
このビジュアル戦略はSNSでも好評を博し、2019年度には観客動員数210万人超えという成果にも貢献。単なる制作にとどまらず、企画提案まで含めた「クリエイティブパートナー」として、球団との継続的な信頼関係を築き上げました。
熱々鉄板チェインズ様

通行者の視線を一気にキャッチするインパクトがあります。料理写真をコラージュで盛り込み、店舗カラーの「赤」を背景に使用したことで、食欲を刺激するインパクトのあるデザインに。
赤を基調とした大胆な色使いは、一目で「熱々・鉄板・広島風お好み焼き」のイメージを伝え、遠目からでも存在感が抜群です。また、複数の料理写真をバランスよく配置し、「店の雰囲気」や「メニュー内容」を効果的に伝えています。
ポスター効果でよくある質問
最後に、ポスター効果でよくある質問をご紹介します。
質問①認知獲得に効果的な印刷物とは?
実店舗への認知を広げるためには「不特定多数の目に触れるもの」が有効です。具体的には、チラシやポスター、のぼりといった広告物が効果的です。
チラシは駅前や商業施設での手配りや新聞折込、ポスティングで配布すると、地元住民や通行者への訴求力が高まり、手に取ってもらいやすく認知向上につながります。また、ポスターやのぼりは、店舗前に掲示すれば一目で「ここにお店がある」と認識させ、来店のきっかけづくりになります。
質問②紙媒体の印刷物のメリットとは?
デジタル広告が普及する一方で、紙媒体の印刷物には独自の強みがあります。最大のメリットは、実物として「手に取れる」ことによる高い記憶定着効果です。
たとえば、チラシやパンフレットは、内容をじっくり読み込んでもらいやすいため、家庭や職場に残りやすく、繰り返し目にする機会を生み出します。また、視覚だけでなく触覚にも訴えるため、ブランドの印象が深く残りやすいのも特徴です。
さらに、地域やターゲットを絞って配布できるため、広告費に対して効率的な認知獲得が期待できます。ローカルでの信頼性向上にもつながる紙媒体は、今なお販促において重要な役割を担っています。
おわりに
本記事では、販促活動におけるポスターの効果やポスターデザインのポイント、ポスターの効果を上げるコツやポスターの活用事例をご紹介しました。
ポスターは、視認性や情報伝達力の高さを兼ね備えた、販促における優秀なツールの1つです。店舗前での集客、商品訴求による購買促進、継続的なプロモーション活動まで、さまざまな場面で力を発揮します。
さらに、設置場所や掲示方法を工夫すれば、効果はよりいっそう高まります。事例にあるように、印象的なデザインと的確な運用が組み合わされば、ポスターは単なる広告を超え、ブランド価値の向上や顧客とのつながりの強化にも貢献する重要な施策です。
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