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ホーム お役立ちコラム オンライン展示会(Web展示会)とは?メリット・デメリットや開催方法

公開日:2020.07.20

オンライン展示会(Web展示会)とは?
メリット・デメリットや開催方法

  • #展示会・イベント準備をしたい

オンライン展示会のイメージ

2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大による緊急事態宣言の発出に伴い、展示会やプライベートショーの中止を余儀なくされた企業の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はオンライン展示会(Web展示会)とはどのようなものなのか、メリットやデメリットなどをご紹介します。オンライン展示会の実施を検討中の企業の方は、ぜひ参考にしてください。

オンライン展示会(Web展示会)とは何か

オンライン展示会とは、展示場などの会場に人を集めて行うのではなく、Web上で行う展示会のことです。Web上のバーチャル空間(仮想空間)で行うことから、Web展示会やバーチャル展示会とも呼ばれます。

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点などからオンライン展示会のニーズが高まっており、開催する企業も増えています。

オンライン展示会の開催主体は、展示会の主催者が会場での開催からオンライン開催に切り替えるパターンと、出展者(出展企業)自身が独自に自社サイトなどで公開するパターンの2通りあります。

ライブコマースとの違い

オンライン展示会に似たものとして、ライブコマースが挙げられます。

ライブコマースとは動画配信とECサービスとを組み合わせたもので、ライブ配信を視聴しているユーザーが紹介されている商品をそのまま購入できるサービスです。インフルエンサーやタレント、ミュージシャンなどが配信を行うケースが多く、中国ではライブコマースでの商品購入が広く普及しているようです。

商品の宣伝をする点はオンライン展示会と同様ですが、ライブコマースは商品のPRだけでなく直接購買行動へつなげるものであるため、ECサービスとしての側面が強いといえます。

オンライン展示会(Web展示会)でできること

オンライン展示会ではどのようなことが実施できるのでしょうか。ここではその一例をご紹介します。

画像・映像による製品訴求

リアル展示会での製品展示の代替となるのが、製品訴求を目的とした3DCGやVR、製品デモやプレゼンテーション用の映像です。通常の製品写真だけでなく、さまざまな角度から見ていただけるようなCG画像や映像を用意します。

講演会・セミナーの配信

セミナーの登壇者

集客の要となる講演やセミナーも、Web上で配信することができます。ライブ配信はもちろん、期間限定でアーカイブ配信も視聴できるようにすれば利便性が高まります。

営業資料の配布

デジタルカタログやPDFのダウンロードができるようにすれば、製品に興味を持った参加者の方がそのまま資料請求をすることが可能です。

チャットでのオンライン商談

テキストチャットやビデオチャット機能を使えば、リアルタイムでの商談も可能となります。

オンライン展示会(Web展示会)のメリット

オンライン展示会ならではの強みとは、一体どのような点なのでしょうか。

出展費用が抑えられる

コストカット

オンライン展示会には、リアル展示会では必須となる会場の使用料やブースの装飾費用が掛かりません。ブース設営や来場者対応をする人件費、配布するチラシやパンフレットなどの印刷料も不要となります。

オンライン展示会の場合も出展料(小間使用料)は必要となる場合はありますが、トータルの出展費用としては少額に抑えられるケースが多いでしょう。

時間・場所の制約がない

通常の展示会では、特定の日時に会場を借りて行うため、その日に都合がつけられなかった方は参加することができません。一方オンライン展示会では時間や場所の制約がないため、いつでもどこからでもご参加いただくことができ、集客の幅が広がります。遠方の企業の方はもちろん、外国にお住まいの方や出張中の方にもご参加いただくことが可能です。

また、展示場などで行う場合は会場の広さに応じた規模でしか出展ができませんが、Web上であれば人数制限をする必要がありません。集客力のある登壇者の講演・セミナーを実施するのに向いています。

天候・災害の影響をほとんど受けない

リアル展示会では、雨天時はどうしても来場者数が伸び悩みがちですが、オンライン展示会であれば天候の影響を受けることはありません。会場が天災や火事などによって使用できなくなるということもないので、災害の影響も受けにくいといえます。

参加者のデータ取得・分析が可能

参加者のデータ分析図

オンライン展示会の最大のメリットともいえるのが、参加者の詳細なデータを効率的に取得できる点です。来場者の年代や性別などのデータを自動で取得できるだけでなく、他ツールとの連携や管理、分析も容易となります。基調講演やセミナーの動画については、視聴回数はもちろん、途中で視聴をやめた参加者のデータも取得可能です。

アンケートをWeb上で実施すれば集計の手間も省けます。アンケートの途中離脱率なども取得すれば、今後の改善にも役立てられるでしょう。

オンライン展示会(Web展示会)のデメリット

多くのメリットがある一方で、オンラインであるがゆえのデメリットも存在します。

PUSH型の営業をするのは難しい

ノベルティの配布をしながら呼び込みをしたり、ブースの前で立ち止まっている人に声を掛けたりといった積極的なアプローチは、オンライン展示会ではできません。どうしてもPULL型(待ち型)の営業スタイルになってしまう点は、オンライン展示会のデメリットとなります。

サイト構築・システム整備に手間と時間が掛かる

考え込む男性社員

初めてオンライン展示会を行う場合、サイトを一から構築しなくてはなりません。動画などのコンテンツについても、制作ノウハウがない場合は同様に手間と時間が掛かります。

オンライン展示会(Web展示会)を開催するには

実際にオンライン展示会を開催する際には、どのような準備が必要なのでしょうか。ここでは一般的なプロセスの流れをご紹介します。

【プロセス1】コンセプトの設計

まずは通常の展示会と同様にコンセプトを設計します。展示会全体のテーマなどを定めた上で、製品ごとの出展コンテンツの選定や、セミナー登壇者のオファー、タイムテーブルの作成などを進めます。

オンライン展示会のシステムを外注する場合は、早い段階で外注先の選定を行いましょう。

【プロセス2】集客

集客もWebを中心に行います。プレスリリースの配信やSNS、メールマガジンでの告知のほか、集客用LP制作などの手段があります。DM(ダイレクトメール)など、従来の展示会の宣伝として行っていた方法も並行して行うと良いでしょう。

 

【プロセス3】展示内容の準備

動画撮影をする男性

動画やVRなど、各コンテンツの制作を行います。講演やセミナーの配信を行う場合は、リハーサルも必要です。

【プロセス4】当日の運営

講演やセミナーを行う場合は、司会進行や登壇者の方のサポートを行います。商談チャットを行う場合は、参加者の方と話をする営業マンのほかに、通信トラブルに備えて動ける人間も何名か配置しておくと安心です。

【プロセス5】アフターフォロー

展示会終了後は、参加者のデータ分析などを行い、お礼メールの送信などのアクションを起こします。

おわりに

今回は、オンライン展示会(Web展示会)についてご紹介しました。

オンライン展示会はイベント開催制限が設けられている状態でも開催ができ、いつでもどこからでもご参加いただけるだけではなく、参加者のデータ取得や分析が容易にできるといったメリットもあります。

一時的な感染症対策としてだけでなく、ぜひ長期的な視点でオンライン展示会への移行を検討してみてはいかがでしょうか。

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